初手78飛戦法で
84歩76歩85歩77角
34歩48玉
77角成同桂
ここで86歩は先手有利になりました。今日は45角を見てみましょう。2手目32飛戦法を思い起こせば、77桂としてあるか、88銀としてあるかの違いですが、その差は大きいのです。(32飛戦法では36角しかなかったのですが、) 先手はここでも65桂と跳ねて
62銀55角12香
先手としては11角成32銀よりも、75歩27角成74歩のほうが優ります。
鬼殺しのような攻め筋ですね。後手には54馬があって、73歩成55馬
綱渡りの受けが成立します。82と同馬11飛
でも12香の欠陥があって、飛を打ち込まれるとは。この図の評価値は+114、先手ペースとも言えないような評価値です。77歩68飛33桂12飛成・・・まだ互角ですが、後手としては好んで選びにくいでしょう。
どこかで14歩16歩の交換が入っていた場合は
45角に対して55角よりも65桂が優るようです。後手は62銀ではつぶされそうなので62金。
(62銀だと75歩27角成74歩同歩55角で先手有利です。) 55角に13香とできるのが
端を突き合っていた場合の後手の利点です。75歩27角成73桂成同桂74歩
先手は先に桂を捨てて歩を突き出してみます。77歩73歩成78歩成同銀
81飛62と同銀22歩
この図の評価値は+158の先手ペース。今は駒損ですが取り返せます。ということで端歩を突き合っていても、後手の45角には十分対応できます。