名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-12 先手三間飛車に居飛車穴熊(12)

2024-08-09 | 基本定跡の研究

後手の44銀型に対して

58金左52金右75歩94歩59角84飛

74歩から動いても先手がうまくいきませんでした。なので76飛42金右77桂

先手は石田流に組むことになります。12香46歩11玉65桂

後手の穴熊が完成しないうちに動いてみましょう。西川先生の解説には、55歩47銀引83飛

74歩同歩同飛73歩54飛

これは飛が後手の歩の内側に潜って良い感じです。52金上には72歩、53金直で

飛は殺されるのですが、53同桂成同金同飛成同銀71歩成56歩61と

解説用に作られた手順に感じますが、評価値は+518、先手優勢とされています。

後手の改善策は先手が桂を跳ねたところで、

55歩は疑問手でした。ここは角筋を通す35銀が正しく、73桂成同桂74歩には64桂が見えますね。45銀には55角

なかなか73桂成から先手良しにはなりません。56歩46角47金には32金上

として、評価値は0近辺の互角です。角よりも金のほうが良いという、穴熊らしい戦い方です。

ということで、44銀の形は互角が結論です。

 

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