名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

SS1-15 立石流四間飛車(2)

2024-05-28 | 基本定跡の研究

立石流四間飛車に組むための問題点というか、居飛車側の対策を見ていきます。

76歩34歩26歩42飛25歩に35歩とする手順は、24歩ではなくて48銀62玉46歩

先手は47銀型に組んで対応するかもしれません。後手は3→4→3戦法 (石田流) に切り替えることも可能ですが、こだわるならば44歩47銀45歩同歩同飛と攻めます。56銀と反発されて

42飛22角成同銀65角

両取りが受からないし、33角の筋は88銀で受けられる。だから後手の失敗と思ったのですが。AIに聞いてみると、31金83角成36歩同歩15角

58玉が最善ですが、そこで33角とすると

99角成が受かりません。この図の評価値は0近辺の互角です。

なので先手としては47銀とせずに

44歩には68玉45歩同歩同飛58金右72玉78玉32金

この図の評価値は+200ほどで先手ペースの範囲ですが、後手も立石流四間飛車に近い形にできるでしょう。もし無難に組みたいならば、普通の四間飛車か、角道オープン四間飛車から、相手の陣形を見て (56歩を突かれたら) 変化することもできます。

ということで最初の関門はクリアです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする