名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-14 スーパー四間飛車(9)

2024-05-24 | 基本定跡の研究

「6筋早仕掛け」の最後は

先手が角を交換せず66歩と打った場合です。後手は6筋の歩を手持ちにして、良い使いみちがあるかどうか。54銀99玉52金左88銀46歩

ここで枝分かれで、46同銀45銀同銀同飛46銀

小林先生は後手が指し過ぎだと書いていますが、評価値は+354で先手有利。

戻って

46同歩のほうは45歩と合わせて後手が面白いとしていますが、同歩同銀48飛46歩79金

先手が後手の言いなりに指しても、評価値は+405で先手有利です。

後手が変化して

35歩を突いて、「浮き飛車作戦」に切り替えても、88銀44飛65歩

34飛33角成同桂22角

後手が指しにくいと書かれていて、評価値は+405の先手有利です。

本には書いてありませんが、32金79金を交換してから44飛としても

65歩34飛66金

この図の評価値は+278の先手良しです。

最後の手段は

後手が向い飛車に転じるのですが、79金44角の所で枝分かれです。

一番まずそうな65歩77角成同桂24歩同歩27歩

さすがに後手良しになりそうなのですが、27同飛49角23歩成

この図の評価値は-38の互角です。まあ先手は選ばないでしょうが。

戻って

46歩同歩48飛33桂

46銀45歩57銀24歩は後手十分だと書いてありますが、銀を引かないで、46銀45歩55銀同銀同歩

この図の評価値は+163、まだ先手ペースです。

また戻って

最後は36歩24歩同歩26歩37桂

24飛25歩23飛に65歩は

先手がだめだとされているのですが、77角成同金39角58飛27歩成55歩43銀45桂37と

まだ評価値は+154で先手ペースです。59飛28角成24歩同飛53桂成

53同金は42角ですね。まだ先手が指しやすいのです。

戻って

65歩ではなくて46歩を突く方が本筋ですが、46同歩同銀45歩同銀同銀

45同桂25飛は後手が指しやすいですが、48飛46歩45桂

37銀78飛45歩成75歩

この図の評価値は+235でまだ先手ペースです。後手が良くなるまでの道は遠いのでした。残念ながら「6筋早仕掛け」は戦法として成立していません。

 

 

 

 

コメント
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