最近本州では暑い日が続いているようだが、暑さといえば紫外線が気になる季節でもある。自動車用の窓に貼るタイプのUVカットフィルムが自動車部品販売店で売られているが、本当に効果があるかどうかをハイパースペクトルカメラを使ってUSK君と実験してみた。
紫外線の光源にはブラックライトを用い、
(1)ブラックライト
(2)ナイロンシート(透明なOHPフィルム)
(3)断熱効果とUVカットの効用をうたったフィルム
(4)UVカット98%の効用をうたったフィルム
について370nm-400nmの紫外線の透過率を測ってみた。
HSC1700の紫外域での分光特性
http://blog.goo.ne.jp/satori-lab/e/5c346c60df3de91f92f6037f40fc0665
この結果を見ると、UVを98%カットするというタイプは一番効いているようではあるが、本来2%しか透過しないはずなのに10倍以上も漏れていることがわかった。
1枚2千円もする「断熱+UVカット」タイプでは半分しか効いていなかったので、これはなんとも悲しい結果となってしまった。更にこのフィルムは800nm-1050nmの近赤外線に対する遮蔽効果も殆んど見られなかったので、熱(=赤外線)をそのまま全部透過してしまう可能性も高い。
もちろん、市販の全ての商品について調べた訳ではないので、UVカットフィルムの効果は気休めだとまでは言うつもりはないのだが、メーカーとして自信があるならば上図のような性能評価試験のグラフを添付するべきではないだろうか。
紫外線の光源にはブラックライトを用い、
(1)ブラックライト
(2)ナイロンシート(透明なOHPフィルム)
(3)断熱効果とUVカットの効用をうたったフィルム
(4)UVカット98%の効用をうたったフィルム
について370nm-400nmの紫外線の透過率を測ってみた。
HSC1700の紫外域での分光特性
http://blog.goo.ne.jp/satori-lab/e/5c346c60df3de91f92f6037f40fc0665
この結果を見ると、UVを98%カットするというタイプは一番効いているようではあるが、本来2%しか透過しないはずなのに10倍以上も漏れていることがわかった。
1枚2千円もする「断熱+UVカット」タイプでは半分しか効いていなかったので、これはなんとも悲しい結果となってしまった。更にこのフィルムは800nm-1050nmの近赤外線に対する遮蔽効果も殆んど見られなかったので、熱(=赤外線)をそのまま全部透過してしまう可能性も高い。
もちろん、市販の全ての商品について調べた訳ではないので、UVカットフィルムの効果は気休めだとまでは言うつもりはないのだが、メーカーとして自信があるならば上図のような性能評価試験のグラフを添付するべきではないだろうか。