■土星のA環は他の環より高密度で若い可能性
NASAジェット推進研究所の森島龍司さんたちの研究チームは、土星が春分を迎えた2009年8月ごろに探査機「カッシーニ」が取得したデータを調べ、コンピュータでモデル計算した温度データと比較した。すると、環の大部分では温度の下がる様子がモデルと一致していたが、明るい環のうちで一番外側にあるA環の温度だけはモデル計算よりも高いことが示された。
さらに詳しく調べたところ、A環を構成する粒子の大半が1mくらいの大きさで、成分のほとんどが氷であると考えれば、観測されたような温度に最もよく合うことがわかった。
http://www.astroarts.co.jp/news/2015/09/04saturn/index-j.shtml
■高さ20kmの「宇宙エレベーター」は実現するか
地上20kmもの高さを持つ「宇宙エレベーター」の建設に、カナダの宇宙関連ベンチャーが取り組んでいる。おもな使い道はロケットの発射台。7月には空気圧でタワーの構造を補強する手法などについて、米国特許商標庁(USPTO)から特許を取得した。ただ、建設には10年の歳月と50億ドル(約6000億円)の費用がかかるとされる。単なる絵空事に終わるか、あるいは宇宙エレベーターという壮大な夢の実現に向けた第一歩となるのか。
直径が230mのチューブ状で、中心の空洞に物資などを搬送する電動エレベーターを組み込む。空気で膨らませ強度を向上させた構造ユニット材を組み合わせて建設され、揺れなどに対する安定装置と空気を圧縮するコンプレッサー用にフライホイールを利用する。
同社は、単段式の再利用ロケットを地球周回軌道に打ち上げ、タワーの最頂部に帰還させる構想も持ち、この方式であれば燃料費をこれまでより30%以上削減できるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150906-00010001-newswitch-ind
■海面上昇で米NASA発射場に浸水の懸念 移転必要か
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は5日までに、極地の氷融解などによる海面上昇で米沿岸部にあるNASAの複数のロケット発射場の存続が脅威を受けていると警告した。今後数年間内、ケネディ宇宙センターなどが改造もしくは内陸部への移転を強いられる可能性にも言及した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150905-35070010-cnn-int
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