飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

おはようございます。最近のHSC班

2007-10-29 07:45:56 | ハイパースペクトルカメラ
写真が趣味のT内です。今日の写真は、知床にいた猫です。
実は、猫が大好きです。


 
 最近のHSC班は、いよいよ卒業論文制作に向けデータのまとめ等に入りました。毎年毎年、恒例行事のように卒論制作は提出ギリギリまで作っています。でも、ギリギリまでやっているとご飯をみんなで食べたり、ハプニングがあったり伝説が作られる面白い時期ですが・・・・。
 でも、今年こそは余裕を持てるようにしたいものです。なので、4年生には、事あるごとに「早く手をつけないと後悔するよ」と笑顔でプレッシャーをかけています。そして、後付けに「何もしないなら、俺はアドバイスしないよ」と言っています。

 そういう自分は、少しづつですが修論をまとめています。今日は、何故か徹夜をしてしまいました。なんとなく修論がいい感じに進んでいたので、寝ようと思っても気になって結局作っていました。
 今週は、資料を探しにH大学の図書館に行こうかと考えています。
 
 
 
 
 

レーザ通信のはなし~その10!

2007-10-25 15:09:00 | レーザー通信
最近のオススメはニッポンプレミアムです。あの赤いヤツです。
麦芽アミノ酸が2倍です。けっして、3倍ではありません。
どうも、あおやなぎです。


さて、レーザ通信に関しては久々の投稿になります。
別にサボってたわけではありません。一応、毎日ガンバっていました。
というのも全然進捗がなくて報告ができる状態でなかったです。

今は試作している光送信機と光受信機を使ってビットエラー率の計測を行っています。
前回(いつか忘れましたが、)と比較してトランスインピーダンスアンプのゲインを上げたので、受信感度は上がりましたが、どうにもビットエラー率が10の-4乗より下がりません。

回路のノイズが原因であると考えているのですが、どこがノイズ源でどこに影響が出ているのかもわからない状態です。
回路をいじっていると結構、原因の検証よりもどうしたらビットエラー率が下がるか?を考えがちです。
まずは原因(どこでノイズが出ているか?どこからノイズが出やすいか?どういうノイズか?)を考えるべきですね。
対処のしようがないですから。そもそもノイズが原因かも分かっていないですし。

ロケットの打ち上げ続く

2007-10-24 21:11:56 | 佐鳥新の教授&社長日記
23日、24日で3機の衛星&宇宙機が打ち上げられた。



23日スペースシャトルがケネディー宇宙センターか打ち上げられた。


24日午前8時39分(モスクワ時間)にモルニア-Mロケットがロシア北部にあるプレセツク宇宙基地から軍事衛星を打ち上げた。


24日午後6時5分に中国の月探査衛星が打ち上げられた。

出典:Space Daily他

新しい研究が始まった

2007-10-22 23:53:49 | 佐鳥新の教授&社長日記
1年ほど前からHさんと計画していた研究がついに動き出した。
最初はコロナ放電を発生させる高電圧電源の開発から始まった。回路設計は単純なスイッチング電源では駄目で、ブロードな高周波成分を含むようなものでなければならないので、残念ながら市販の電源は使えない。この青白い光の背後に興味深い未知の現象が隠れているのだ。センサーは今開発中である。



試作した高圧電源回路



コロナ放電の写真


ウォーキング

2007-10-20 01:15:47 | 佐鳥新の教授&社長日記
7月から1日1万5千歩以上を目標にウォーキングを日課としている。私の場合、大学の仕事とベンチャー企業の経営という2つの仕事をしているので、休日というものがあるようでないというのが実情だ。東京にいた頃、つまり東大の大学院時代には体力に任せて休日ゼロで1日13~15時間ぐらい研究に没頭しても何のこともなかったものだが、情けないことに、最近では3ヶ月も続くと身体にガツンと衝撃が走ることが多くなった。悲しいことに、2、3日休めば気力は回復するのだが体力が続かなくなってしまったのだ。これではいけないと思い、帰宅してから家の周辺(周囲が山なので結構広い)をぐるりと一回りすることを日課とすることにした。一回りで5千歩ぐらいにはなる。少し遠出をして国道沿いのロイヤルホスト(ファミリーレストラン)まで行くと8千歩から1万歩にはなる。ある休日の日には自宅から札幌の大通り公園まで歩いたこともあるが、そのときは1万5千歩ぐらいだったろうか。この2ヶ月間で体重が2キロ減り、持久力がついたように思う。

大学の構内は結構広いので、普通に講義しているだけでも1日に8千歩ぐらいは歩いているものだ。今日は大学の研究室内での打ち合わせの時間が多かったので、5千歩しかできていなかったのだが、帰宅して妻に歩数を聞くと「今日は家中心だったので2千歩」ということだった。いつものように夕食後にウォーキングをした。家に帰ってみると万歩計のカウントが1万3千歩だったので、今日のウォーキングでは約8千歩は稼げたようだ。
風が強かったせいもあるかもしれないが、歩道に沢山のクルミの実が落ちていたので、まるで子供が公園でドングリの実を拾うように集めてしまった。


今日のウォーキングの収穫

水星探査衛星“MESSENGER”の深宇宙マヌーバが実施された

2007-10-19 18:59:44 | 佐鳥新の教授&社長日記
NASAの水星探査衛星“MESSENGER”が地球から2.5億キロ離れた深宇宙で、最初の水星フライバイ軌道に投入するための軌道変換作業が行われた。今回の作業により、2008年1月14日に最初の水星フライバイが実現することになる。2011年3月18日に探査機(プローブ)が水星軌道に投入される予定だという。


MESSENGER衛星のイメージ
出典: Space Daily
 

水星は太陽と地球の距離の3分の1にあたる軌道を0.24年(3ヶ月)の周期で公転している。太陽から入射する熱量は地球の約10倍。探査機にはこの灼熱の環境から電子回路を保護するための熱設計が非常に重要となるだろう。イラストにある楯のような物体は太陽光を遮蔽するためのミラーだと思われる。


※フライバイ:ターゲット天体の近傍をすれちがうような軌道運動のこと。



宇宙科学技術連合講演会が札幌で開催される

2007-10-18 22:50:55 | 佐鳥新の教授&社長日記
今月末の10月29日から31日の3日間、札幌コンベンションセンターで、国内最大の宇宙開発関連の学会が開催される。

多くの方に参加していただきたい。

URL: http://gaea-me.eng.hokudai.ac.jp/JSASS/51ukaren/ 


それから、来年のISTSという国際会議の案内が秋田大学の秋山先生からあったので紹介する。
------------------------------
秋山@秋田大です。
(2007/10/18 0:46:23 write)

直前の御願いになってしまって大変申し訳ありませんが、来年の6月上旬に、浜
松市でISTSが開催されます。
http://www.ists.or.jp/
ISTSの教育セッションに関しては、缶サットのデモンストレーションや各大学か
らの展示なども交えて、日本で積極的に行われている宇宙工学関連の教育的な取
組に関して情報発信の場を設けたいと考えており、現在準備を進めております。
加えて、教育セッションは一般のお客さんも参加可能なセッションにすべく、調
整を行っております。缶サットのデモや展示に関しましてはまた後日、別途御願
いをしたいと考えておりますが、口頭発表に関しては、アブストラクトの閉め切
りが10/19と近々に迫ってしまっております。
直前で大変申し訳ない御願いなのですが、是非、UNISECに参加されている各大学
・研究室からの参加を御願いしたいと考えております。
ご検討いただけますよう、よろしく御願いいたします。
------------------------------
※UNISECとは大学生が主体となってモノづくりとしての宇宙開発を推進するNPO。
 UNISECのURLはこちら: http://www.unisec.jp/



スペースシャトルの打ち上げ日が決まった

2007-10-17 17:49:33 | 佐鳥新の教授&社長日記
今日NASAがスペースシャトル「ディスカバリー号」の打ち上げを発表した。
今回のミッションはSTS-120/国際宇宙ステーション組立てだという。

------------------------------------------------------------
日時:平成19年10月23日  11時38分(米国東部夏時間)
平成19年10月24日   0時38分(日本時間)
 ※1日延期となる度に、打上げ時刻は約20分早まります。

打上げ場所:米国フロリダ州ケネディ宇宙センター

飛行予定期間:約15日間

搭乗員
コマンダー  パメラ・アン・メルロイ
パイロット   ジョージ・ザムカ
MS1      スコット・パラジンスキー
MS2      ステファニー・ウィルソン
MS3      ダグラス・ウィーロック
MS4      パオロ・ネスポリ(ESA宇宙飛行士)

ISS長期滞在クルー(MS5)
(打上げ)  ダニエル・タニ
(帰還)   クレイトン・アンダーソン

※MS(Mission Specialist):搭乗運用技術者
※ESA(European Space Agency):欧州宇宙機関
------------------------------------------------------------



中国が月探査衛星を打ち上げる

2007-10-17 17:41:01 | 佐鳥新の教授&社長日記
10月末に中国が月探査衛星を打ち上げる。現在は打ち上げ準備の最終段階にあるという。
当面は月面基地建設に向けた月面ロボットを継続的に打ち上げ、2020年以降からは本格的な有人月面基地建設を行うようだ。



出典: Moon Daily


世界は「月を制する者は宇宙を制する」という合言葉のもとに国際競争を始めている。日本は月面基地の意味する国家戦略上の重要性に気づかねばならない。