飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

宇宙関連情報: 地球を地下5kmまでリアルタイム透視  米軍の計画

2010-02-24 07:32:26 | 佐鳥新の教授&社長日記
2010-02-11 地球を地下5kmまでリアルタイム透視:米軍の計画

米国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA)が、「地球の透視(Transparent Earth)」プロジェクト(PDFファイル)を立ち上げる計画だ。「地球の物理特性、化学特性、動力学特性を、地下5キロメートルまで」表示できるリアルタイム3Dマップの製作に、2011会計年度の予算から400万ドルを投じるという。

一見すると、ぱっとしないアイディアに思える。地殻から核まで、地球の深さは5600キロメートル以上もあり、DARPAの計画は文字通り「表面を引っかく」ものにすぎないからだ。しかし、深さわずか5キロメートルといえども、地下で日々進行していることについて、現在の地質学や地球物理学はほとんど分かっていない。

人類の歴史上もっとも深く掘られた穴は、ソビエト連邦がコラ半島で行なったボーリングのものだ。ソ連は地殻を地下約12キロメートルまで掘り進めるのに19年をかけた。[コラ半島では燐灰石の採掘が行なわれたほか、ソ連時代の軍用廃棄原子炉が250基ある]

DARPAは、巨大ドリルで穴を掘るのではなく、センサー技術のイノベーションを活用することで、定期的に更新されていくような地球活動モデルを開発したいと考えている。

まずセンサーで「地表下の活動を示す自然指標」を検知する。そこに、地球物理学上の乱流や構造プレートの移動といった、地球のさまざまな自然現象を判断するための数学的アルゴリズムを利用する。

アルゴリズムの利用は、惑星の地図作成や予測科学の分野ですでに行なわれているが、これにハイテクセンサーが追加されることで、新しいデータが常に提供されるようになる。

米航空宇宙局(NASA)は、GPS信号を使って地上を観測して火山噴火の予知を行なっているが、NASAのプロジェクトはそれよりはるかに進化したものになる。地下までを含めたグローバルな3Dモデルであり、リアルタイムで更新していくものになるのだ。

こうして得られる情報は地震予知、噴火予測などにとって有用なものだが、同ツールは軍事目的にも利用されるのではないかと、ある匿名の地球科学者は推測している。「このプログラムの本当の目的はおそらく、埋設された手強い地下施設(UGF)を探しだし、狙いを定め、破壊することにある」

DARPAによると2015年までに、この新しい3Dモデルを米陸軍、米空軍、特殊作戦の部隊、情報機関が利用可能になるという。(Wiredvision)

http://www.spaceref.co.jp/http://www.spaceref.co.jp/

民主党の事業仕分けの影響でJAXAとの共同開発の新型ソロが効果出せず

2010-02-23 23:27:47 | 佐鳥新の教授&社長日記
五輪リュージュ:JAXA開発の新型ソリ、効果実証されず


JAXAなどと共同で開発した新型ソリ=東京都内で2010年2月3日、井沢真撮影 バンクーバー冬季五輪第5日の16日(日本時間17日)、リュージュは女子1人乗りの3、4回戦を行い、日本の原田窓香(信州大)は26位だった。安田文(北海道連盟)は前日、重量規定の違反で失格。男子の小口貴久(ホテルルーエ)は14日(同15日)の1人乗りで30位。2人乗りに出場しない日本は競技を終えた。

 原田と小口は前回五輪の13位と20位から大幅に成績を落とした。五輪に向けて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと共同で開発した新型ソリは、原田の意向で一部を旧型に変えたものを使ったため、効果は実証されなかった。行政刷新会議の事業仕分けでマイナー競技と名指しされ、今大会はグルジア選手の死亡事故も起きた。好成績で悪いイメージを払しょくしたかったがかなわず、百瀬定雄監督は「非常に厳しい結果。強化策を練り直したい」と総括した。

 女子1人乗りで4大会連続優勝を果たしたドイツは、数万人もの競技人口から優秀な選手を選抜して強化するリュージュ大国で、ソリの開発も国家レベルだという。対する日本は札幌五輪後の1976年の約500人をピークに減少を続け、現在、全日本選手権レベルの大会に出場できる選手は十数人程度しかいない。

 あおむけになって前が見えない状態で滑るリュージュは、スケルトン、ボブスレーのソリ3競技の中で最も習得が難しく、育成に時間がかかる。国際大会を開催できるコースが長野のスパイラルのみという競技環境もあり、次世代の選手発掘は進んでいない。

 明るい材料は、ソリの開発や、選手のコンディション管理にかかわった健康器具メーカーとの提携が今後も続く見通しであること。百瀬監督は「成績が出せなかったのは残念だが、これで終わりではない。トップチームが勝つことと、すそ野を広げることに力を入れていきたい」と話した。【立松敏幸】

http://mainichi.jp/enta/sports/10olympic/news/20100218k0000m050096000c.html

宇宙関連情報: 彗星のしっぽ、なぜか「X」 小惑星同士の衝突か

2010-02-19 07:43:06 | 北海道衛星
ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した小惑星同士が衝突してできたと思える不思議な天体画像を公開した。

 「P/2010 A2」と呼ばれるこの天体は、火星と木星の間の小惑星帯に軌道を持っている。

 1月6日に地上の望遠鏡で見つかったときは、尾のようなものが見えるので彗星(すいせい)だと考えられた。ところが25日と29日にハッブルが改めて観測したところ、彗星の尾と「頭」が分離しており、通常の彗星の尾には見られないX字形の構造も見つかった。

 彗星なら、主成分である氷が解けてできる気体の成分が見つかるはずだが、それも見つからなかった。

 とまどっていた研究チームが最終的に到達した結論は「小惑星衝突の名残」。チームの米カリフォルニア大ロサンゼルス校のデビッド・ジュウィット教授は「未知の小さな小惑星同士が衝突してちりのシャワーが発生。太陽からの光の圧力で尾を形成しているのではないか」と推測している。同教授は「衝突が起きたのは数カ月前だろう」という。

 小惑星帯では、小惑星同士の衝突がときどき起きると考えられているが、「現場」が撮影されたのは珍しい。

 小惑星同士が衝突するとき、相対速度は平均で時速2万キロ以上に達する。


出典:http://www.asahi.com/special/space/TKY201002050009.html

宇宙関連情報: 2010-02-06 「空飛ぶホテル」で世界をクルーズ 英企業が構想発表

2010-02-18 07:00:32 | 北海道衛星
2010-02-06 「空飛ぶホテル」で世界をクルーズ 英企業が構想発表
空に浮かぶホテル感覚の乗り物で、世界各地を自由自在にクルージング――。製品設計、開発コンサルティング企業のセイモアパウエル(本社・ロンドン)がこのほど、未来型の飛行船「エアクルーズ」の設計プランを発表した。

「航空機の狭く不便な空間で、長時間のストレスに耐える。そんな旅の形に疑問を投げ掛け、未来型のぜいたくを提案す
るのが、エアクルーズの構想だ」――同社の交通部門を率いるニック・タルボット氏は、こう言って胸を張った。「A地点からB地点まで素早く移動することよりも、ゆったりとした旅の経験自体を楽しみたいと考える人々に、きっと喜んでいただけることでしょう」

発表されたプランによれば、エアクルーズは高さ約265メートルの縦型飛行船。搭乗できるのは乗員20人、乗客100人までとし、広々とした空間にレストランやバー、ラウンジなどのスペースを設けている。

浮力には主に水素ガスを使い、必要な電力は燃料電池や太陽光発電でまかなう。大気汚染や騒音の心配がないのも、大きな特長だという。

エアクルーズの時速は100―150キロ。ロンドン・ニューヨーク間は37時間の旅となる。乗客はその間、都会の摩天楼や緑深い国立公園を眼下に眺めながら、優雅なホテルライフを楽しむことができる。
「豪華船でのクルージングを、空中に浮かべたようなもの。これからの時代は、そんな旅を味わう時間の余裕こそが一番のぜいたくになる」と、タルボット氏は力を込める。

ただ設計チームによると、現時点では製作に膨大なコストがかかるとみられ、実用化までにはしばらく時間がかかりそうだ。( CNN)


出典: http://www.spaceref.co.jp/

宇宙関連情報: ベテルギウスに爆発の兆候 大きさ急減、表面でこぼこ

2010-02-17 07:41:30 | 北海道衛星
オリオン座の1等星「ベテルギウス」で、超新星爆発へ向かうと見られる兆候が観測されている。米航空宇宙局(NASA)が6日に公開した画像には、星の表面の盛り上がりとみられる二つの大きな白い模様が写っていた。この15年で大きさが15%減ったという報告もあり、専門家は「爆発は数万年後かもしれないが、明日でもおかしくない」と話す。もし爆発すれば、満月ほどの明るさになり、昼でも見えるようになる。

 冬の大三角の一つでもあるベテルギウスは、赤色超巨星と呼ばれる巨大な星。直径は太陽の1千倍で、太陽系にあるとしたら、地球や火星はおろか木星までが覆われる大きさだ。重いため一生は短く、まだ数百万歳(太陽は46億歳)だが、すでに寿命に近い。最後は超新星爆発を起こし、ブラックホールなどになるとされる。

 地球からの距離は約600光年。地球からベテルギウスを見ると、東京から大阪に置いてあるソフトボールくらいの大きさにしか見えず、これまでは大きな望遠鏡でも点程度にしか見えなかった。だが近年は、複数の望遠鏡を組み合わせて解像度を上げることにより、その表面や周囲のガスの流れまで撮影できるようになった。

 昨年、米欧の研究者がほぼ同時に3本の論文を発表し、ベテルギウスが大量のガスを放出していることや大きさの急減が示された。ガスの放出によって星の表面が梅干しのようにでこぼこに膨らんでいるらしい。

 ただ、その後の別の観測では、大きさの変化はあまりないという報告も出ているという。3本の論文のうちの1本の著者で、独マックスプランク電波天文学研究所の大仲圭一研究員は「爆発がいつかは分からないが、死の直前を見ているのは間違いない。今まで想像するしかなかった星表面の様子も、実際に見て確かめられるようになってきた」と話す。(東山正宜)


出典:http://www.asahi.com/science/update/0109/TKY201001090278.html?ref=reca

「宇宙環境利用」という授業を通して感じたこと

2010-02-17 07:00:00 | 佐鳥新の教授&社長日記
北海道工業大学電気電子工学科の授業として「宇宙環境利用」という科目が今年で終了することとなった。過去には宇宙工学の理論を講義(=数式だらけの難解な講義を)したこともあったが、昨年からは専門性を持った教養としての宇宙開発を啓蒙的に教えることにより、電気電子工学の応用・発展分野としての意識を与えるような講義に切り替えた。

平成21年度の講義
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9月28日 ガイダンス、反物質推進
10月16日 世界の小型衛星
10月19日 第1回レポート課題 (JAXAの歴史)
10月26日 UNISECについて
11月9日 The Dream Is Alive
11月16日 第2回レポート課題 (月の水の発見)
11月25日 PLANET-C
11月30日 UNITEC-1
12月7日 MUSEC-C
12月14日 即応型宇宙システム 
12月21日 「かぐや」のビデオ
1月18日 宇宙探査+
1月25日 ハイパースペクトル技術とは (第1回ハイパースペクトル応用学会講演会の抜粋)
2月8日 第3回レポート課題(最終)


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第3回レポート課題: 
次の4項目を留意しながら宇宙産業の必要性についてあなたの考えを述べなさい。
 (1)航空産業の次に到来する新産業という観点、 (2)人口爆発と環境問題の観点
 (3)国際競争の観点、 (4)国防という観点
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※今日、レポートの採点が全て終了した。誰かのレポートをコピーしたような殆ど無く、自分で調べて自分で手書きで書いたレポートが多く、内容的にも、とてもユニークな答案が多かったという印象を受けた。
国防に関しては予想外に宇宙技術との連携を図るべきでるという反応が多かったことには出題者としても驚いた。正論である。俗世に塗れた社会人(※マスコミを含む)よりも、社会から毒されていない学生の方が実は真実をキャッチしているのかもしれない。

※宇宙開発と国防との関連に関し、「地球は近未来には宇宙人からの侵略を受ける可能性が高い。従って、現時点で宇宙開発を国家プロジェクトとして推し進めることが国防につながるのである・・・」と書いた学生が1名いた。一見すると、突拍子もない話のようにも聞こえるが、実は政治的な深い部分を彼は直感的に感じ取っているのだ。だから、私はこのレポートに対して通常評価点(30点満点)に加えて「+10点」を与えた。かつてケネディー大統領がアポロ計画を打ち立てたように、10年後の国家のビジョンを実現するための国家ビジョンには、せめて、これ位の発想は欲しいものだ。

尚、今回のレポートの平均点は配点の60%前後だと思われるが、宇宙産業の高付加価値性と、宇宙開発のポテンシャル的優位性等・・・」には、それなりの隔たりがあったようだ。



宇宙関連情報: 小惑星と地球の衝突防げ ロシア、ロケット打ち上げ検討

2010-02-16 07:39:25 | 北海道衛星
【ワシントン=勝田敏彦】約20年後に地球に接近する小惑星が、万が一にも地球に衝突しないように小惑星の軌道を変えるため、ロシア宇宙庁がロケットの打ち上げを検討していることがわかった。AP通信が伝えた。実現すれば、小惑星衝突から地球を救う映画のような話が行われることになる。

 問題の小惑星は2004年に発見された直径約270メートルのアポフィス。米航空宇宙局(NASA)の09年の計算によると、29年4月に静止衛星の軌道より地球に近い約3万キロを通過。36年には25万分の1という非常に低い確率だが、衝突の可能性がある。

 同宇宙庁のアナトリー・ペルミノフ長官はロシアのラジオ局に「地球に接近し、衝突の可能性があると聞く。特別な宇宙船で衝突回避が可能だ」と述べた。近く、NASAや欧州宇宙機関、中国国家航天局の担当者を招いた会議を計画している。

 衝突を避けるため、宇宙船をぶつけるなどで軌道を変えることが考えられる。米映画「アルマゲドン」では小惑星を核兵器で破壊して衝突を避けようとするが、ペルミノフ長官は「核兵器は使わない」としている。

 米科学アカデミーによると、直径140メートル以上の小惑星が都市や周辺に落下すると、住民や生態系に深刻な影響が出ると考えられている。


出典:http://www.asahi.com/science/update/0104/TKY201001040049.html?ref=reca

植物工場に関する考え方を紹介します

2010-02-15 23:50:28 | 佐鳥新の教授&社長日記
知人の林雅敏氏のブログに興味深い記事が載っていたので紹介します。

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2/14 日本の国際貢献(5)植物工場が食糧危機を救う

 今日は話をもう一度「水」や「食糧」の問題に戻すことにしましょう。
先に、エネルギー問題に触れたのは、水や食糧問題の本質はエネルギー問題であるからです。

言い換えれば、食糧問題とエネルギー問題は表裏一体の関係にあり、エネルギー問題を解決することなしに食糧危機は解決できないからです。

一例をあげましょう。わが国の農業を概観して見て下さい。耕作放棄地の問題や後継者問題で大きな課題を抱えていますが、それでもわが国で「農業」という産業がやっていけるのは、石油があるからです。

石油なしにビニールハウス栽培も米の乾燥も食品加工も運搬も成り立ちません。

そこでこれからの話は、わが国が「エネルギー大国」になったこと、あるいは「エネルギー大国を目指すんだ」ということを前提にどんな農業の形態があるか考えてみようと思います。

その一つが「植物工場」です。これは水耕栽培によって作物を大量生産するシステムです。「閉鎖型」といって完全に外界から遮断された建物の中で栽培する方法と「全天候型」といって昼間だけ太陽光を利用する方法があります。

いずれにしても温度、湿度、液肥を人間が管理し人工光を使って光合成を促進させ作物の成長速度を速めることには違いはありません。

そして、その特徴は
① 収穫量が天候に左右されず工業製品のように周年生産が可能である。
② 上記の理由で生産物の価格を安定させることができる。
③ 完全無農薬である
④ 消費者のニーズにあった「特殊な作物」生産が可能である。
⑤ 最低限の水の使用で最大限の作物を生産する。
④については、例えばビタミンAを多く含んだレタスとか、ビタミンCを多く含んだトマトとか、「サプリメント」的要素を加えることが出来るという意味です。

わが国では現在、トマトやレタスなどが植物工場で生産され販売されていますが、三重大学や東海大学などの実験室レベルでは、レタスの28毛作、米の8期作やお茶の8毛作に成功しています。

さらに、一つのプラントは4~5層くらいですので、単位面積あたり4~5倍の収穫が見込めます。工場を30階建てにすれば150倍となるでしょう。

課題は人工光のコスト削減ですが、「赤い光」の波長と「青い光」の波長だけを吸収して植物の光合成が行われていることが発見されましたので、現在植物工場用のLEDの開発が猛スピードで進んでいます。

これに必要な電力を太陽光とか風力、マイクロ水力発電などの「再生可能エルネギー」を使えば、植物工場は「エコ」な農場ということになるでしょう。

この技術を世界が注目するのは、単に生産量のみではありません。砂漠の国々では「水」が大切ですから、「最低限の水で最大限の収穫を得る」システムに大きな関心を寄せているのです。

また、わが国でも後継者不足や耕作放棄地問題がありますが、中山間地のようにエネルギーが安価で豊富に手に入れば、耕作放棄地に植物工場を建て、若者に農業をしてもらうことも可能です。

宇宙関連情報: 月探査ナショナルミーティング開催について

2010-02-15 13:07:49 | 北海道衛星
■月探査ナショナルミーティング開催について■
~日本らしい月探査:ロボット月探査、有人月探査への夢や希望を皆で語ろう~

・日時:平成22年4月3日(土) 13:00~17:30
・場所:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11階)

若田光一宇宙飛行士、前原宇宙開発担当大臣を交えたディスカッションや、
日・米の取り組みの最新状況の講演などを予定しています。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/tukitansa/100127mtg.pdf
(なお、参加申込みを受け付けるサイトは現在準備中で、2月下旬には開設できる
見込みです。)

「月探査に関する懇談会」(座長:白井克彦 早稲田大学総長)では、
2020年頃の実現を目指す高度なロボットによる無人の月探査と、
その次の段階として、人とロボットの連携による月探査を検討しています。

上記懇談会や月に関する最新の情報などをご紹介するとともに、
日本らしい月探査とは何か、皆様と意見交換を行い、
そこで得られた意見を今後の月探査の進め方についての方針に
活かしていくことを目的とした、月探査ナショナルミーティングを開催いたします。

当日は、日本の将来の月探査のみならず宇宙活動の担い手の中心となるであろう
学生の方々や、月探査や有人宇宙活動に興味のある方々など、
多くの皆様のご参加とご意見をお待ちしております。

問い合わせ先:内閣官房宇宙開発戦略本部事務局
大谷、関根(TEL 03-5114-1915)

宇宙関連情報: 米予算教書 有人月探査計画は打ち切り

2010-02-02 11:52:25 | 北海道衛星
米予算教書 有人月探査計画は打ち切り
2月2日7時56分配信 産経新聞

 【ワシントン=犬塚陽介】予算教書には、有人月探査計画の予算は盛り込まれず、計画は事実上、打ち切られることが決まった。深刻な財政、雇用情勢に宇宙計画がのみ込まれた形で、米航空宇宙局(NASA)は今後、民間企業のロケット開発を支援していく。

 有人月探査計画は2004年、ブッシュ前大統領が「コンステレーション計画」として打ち出し、NASAは1972年以来となる有人月探査を20年までに実現することを目指していた。だが、オバマ大統領は就任前から「計画を5年遅らせれば、教育予算がまかなえる」と否定的だった。有人宇宙船を運ぶ次世代ロケット「アレス」の開発も併せて打ち切る。

 その代わり、宇宙開発関連予算として今後5年間で59億ドル(約5312億円)を計上。NASAはこの予算内で、民間企業によるロケットの開発と打ち上げを支援し、宇宙飛行士を民間ロケットで宇宙へ送り出す計画だ。

 ただ、民間への事業委託に対しては、安全性や科学技術の流出、雇用悪化への懸念から、議会を中心に批判が根強い。AP通信は「アンクル・サム(米国)は、タクシーにでも飛び乗るように宇宙飛行士の搭乗料金を支払うことになる」と皮肉っている。

 一方、野口聡一さんが滞在する国際宇宙ステーション(ISS)については、20年まで5年間、運用を延長するための予算を確保する。


(感想)
オバマ氏は投資と経費の違いが分からないようだ。今こそ本格的な宇宙産業を創造するべきなのだ。