飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

宇宙関連情報: NASAの探査機2機が月の軌道に到達

2009-06-30 06:00:00 | 北海道衛星
NASAの探査機2機が月の軌道に到達

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の無人探査機2機が23日、月の軌道に到達し、月面の情報収集活動を始めた。

「ルナ・リコネサンス・オービター(LRO)」は米東部時間23日午前6時27分(日本時間同日午後7時27分)、月の軌道に乗り、「エルクロス(LCROSS)」はその2時間後、月を通過して地球周回軌道へ向かった。月通過の際に撮影された映像は地球に送られ、NASAのウェブサイトで公開されている。

2機は18日に同じロケットで打ち上げられた。エルクロスは10月9日に月面に衝突し、南極付近の水氷の存在を調べる。

LROは1年以上かけて月の情報を収集、月面の高精細3D地図作成や月面基地の計画、有人探査機の着陸地探しなどに利用する。


出典: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090624-00000009-cnn-int

宇宙関連情報: 若田さん、ソユーズで宇宙飛行へ=移設作業で約30分間-「初の経験、楽しみ」

2009-06-29 06:00:00 | 北海道衛星
若田さん、ソユーズで宇宙飛行へ=移設作業で約30分間-「初の経験、楽しみ」


国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一さん(45)が来月初めにもロシア宇宙船「ソユーズ」に乗り込み、宇宙空間を飛行することが24日、分かった。係留するISSのドッキングポートから別のポートに移設する30分程度の「飛行」だが、宇宙航空研究開発機構の飛行士としては初のソユーズ搭乗となる。
 宇宙機構によると、ISSにはソユーズや無人補給船「プログレス」などロシア宇宙船の係留ポートが3つあり、現在ソユーズ2機とプログレス1機がドッキングされている。
 このうち、「ピアース」と呼ばれる区画に係留中のプログレスは6月末に切り離されて投棄されるが、若田さんは7月3日午後(日本時間)、ISS指揮官のゲナディ・パダルカさん(51)らと3人で、ソユーズのうち「ズベズダ」と呼ばれる区画に係留されている1機に搭乗。ISSからいったん分離した後、空いたピアースのポートまで飛行し、再びドッキングする。
 本来は若田さんの搭乗予定はなかったが、米スペースシャトル「エンデバー」の打ち上げ延期により、滞在期間が延びた若田さんが担当することに。若田さんも自身のブログで「初めての経験になるので、とても楽しみ」としている。 


出典: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090624-00000062-jij-soci

宇宙関連情報: 太陽系最古の花こう岩発見=45億3000万年前に形成-広島大

2009-06-28 06:00:00 | 北海道衛星
太陽系最古の花こう岩発見=45億3000万年前に形成-広島大

広島大の寺田健太郎准教授らが、1949年にモンゴルに落下した隕石(いんせき)に含まれていた花こう岩が太陽系の誕生間もない45億3000万年前に形成されたものと確認した。
 太陽系形成初期に存在した微惑星上で花こう岩を形成するメカニズムが存在した直接的証拠になるという。論文は17日発行の米科学誌「アストロフィジカルジャーナルレター」電子版で公開される。
 寺田准教授によると、花こう岩の形成には水の関与が必要とされ地球独自の岩石と見られていた。このため、隕石や小惑星探査などの研究の際に花こう岩があるかないか調べるという発想自体がなかった。
 今回の研究では、水の存在の根拠となる「黒雲母」は発見されていない。同准教授によると、水が大量に存在した可能性は低いため、水なしで花こう岩が形成された可能性もあるという。(2009/06/18-12:45)


出典: http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009061800389&rel=y&g=soc

宇宙関連情報: 渦巻き銀河の鮮明な画像公開=欧州の新宇宙望遠鏡が試験観測

2009-06-27 06:00:00 | 北海道衛星
渦巻き銀河の鮮明な画像公開=欧州の新宇宙望遠鏡が試験観測

渦巻きの中で輝く星々が鮮明に-。欧州宇宙機関(ESA)は23日までに、直径3.5メートルの反射鏡を備えた過去最大の赤外線宇宙望遠鏡「ハーシェル」が試験観測した渦巻き銀河M51の画像を公開した。ハーシェルは南米仏領ギアナから5月14日にアリアン5ロケットで打ち上げられた。星や銀河の形成過程の解明に大きく貢献すると期待される。
 M51は地球からりょうけん(猟犬)座の方向に約3500万光年離れた所にあり、渦巻き構造が初めて発見された銀河として知られる。
 ハーシェル宇宙望遠鏡は、天王星や赤外線を発見した英天文学者ウィリアム・ハーシェルにちなんで命名された。開発製造と打ち上げ、運用を含む事業総額は11億ユーロ(約1450億円)に上る。 

出典: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090623-00000058-jij-soci

宇宙関連情報: 望遠カメラ画像、実用水準=東大の超小型衛星

2009-06-26 07:12:40 | 北海道衛星
望遠カメラ画像、実用水準=東大の超小型衛星

 東京大大学院工学系研究科の中須賀真一教授の研究室は22日、種子島から1月23日にH2Aロケットで打ち上げた超小型衛星「ひとみ」の搭載望遠カメラが、地上の30メートル四方の物体を識別できる画像撮影に成功し、目標を達成したと発表した。気象・地球観測などの実用に使える水準であり、大型衛星に比べると性能は低いが、安く画像撮影できるメリットを生かし、新たな利用法を開拓したいという。
 ひとみの打ち上げ時の大きさは、縦横各19センチ、突起部を含む高さ37センチで、重さが8.5キロ。H2Aで高度約650キロの地球周回軌道に投入され、2月25日に伸展式の望遠レンズを展開し、姿勢も安定させた。4月17日に撮影したメキシコ太平洋岸の画像には、幅20メートル程度の道路や川が写っていた。(2009/06/22-18:22)


http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009062200719

宇宙関連情報: 新たな半導体単結晶製造技術

2009-06-24 07:00:00 | 北海道衛星
新たな半導体単結晶製造技術の開発について

http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090617_monocrystal_j.html

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、独立行政法人新エネルギー・産業技術
総合開発機構(NEDO)を中心とした共同研究契約により、日本電信電話株式会
社及びフルウチ化学株式会社との共同実施の下、JAXAの宇宙実験による知識を
活用して、温度と濃度勾配を一致させる新たな結晶成長を考案し、さらに融液
の厚みを薄くすることで対流を抑制しつつ結晶化させる技術を開発し、これを
利用して世界で初めて巨大(30mm角)なインジウムガリウムヒ素(InGaAs)の
単結晶材料を製造することに成功しました。(図左)
 この結晶材料を用いて製造した半導体レーザー(図中央)を使用し、光ファ
イバー通信で用いられる波長1.3μm帯で、20kmの遠隔地へ毎秒10の10乗回の点
滅信号のエラーなし光ファイバ通信実験に成功しました。
 このインジウムガリウムヒ素の半導体レーザーは、従来型のインジウムリン
(InP)のものに比べて、温度が上昇しても出力の低下が少ない(図右)ため
に冷却の必要がなく、省エネルギーであるという利点があり、将来的には光
通信都市間ネットワークターミナルの消費電力を大幅に低減できる半導体レー
ザーとして期待されます。
 なお、2010年秋から2011年にかけて日本実験棟「きぼう」内での微小重力環
境での結晶成長実験を計画しています。宇宙ではより組成の均一な理想的な単
結晶を製造することができるため、地上実験での単結晶と比較することによっ
て、地上でより性能のよい理想的な単結晶製造技術の開発に役立てることを目
指します。

図 新結晶成長法の原理(左)、新開発レーザーの構造(中央)、出力温度依
  存性比較の概念図(右)
http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090617_monocrystal_j.html#img


出典: JAXA Press Release

宇宙関連情報: 「かぐや」のハイビジョンカメラ(HDTV)によるラストショット画像撮影

2009-06-23 07:00:00 | 北海道衛星
月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)による
ラストショット画像の撮影について

http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090619_kaguya_hdtv_j.html

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)および日本放送協会(NHK)は、平成19年9月
14日に打上げ、平成21年6月11日に月面に制御落下させた月周回衛星「かぐや」
の制御落下直前の静止画像のハイビジョンカメラ(HDTV)による撮影に成功し
ました。
 今回撮影した静止画像は「かぐや」が制御落下地点(GILLクレーター付近)
に向け、高度を下げながら約1分間隔で連続ハイビジョンカメラ(望遠)で撮
影したものです。「かぐや」が徐々に高度を下げるのにあわせて、月面が迫っ
てくる様子が画像からよくわかります。
 この後、「かぐや」は日陰である制御落下地点に向かったため、落下まで月
面が暗くなって月面は撮影できませんでした。このため、今回の画像が「かぐ
や」のハイビジョンカメラで撮影した月面のラストショットとなります。
 「かぐや」がこれまで撮影したハイビジョン映像については、JAXAデジタル
アーカイブス、「かぐや」画像ギャラリー及びYouTubeのJAXAチャンネルでご
覧いただけます。


出典: JAXA Press Release

宇宙関連情報: 「かぐや」による制御落下軌道立体視動画

2009-06-22 07:00:00 | 北海道衛星
月周回衛星「かぐや(SELENE)」の地形カメラ等による
制御落下軌道の立体視動画等の作成の成功について

http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090619_kaguya_tcmi_j.html

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成19年9月14日に打上げ、平成21年6月
11日に月面に制御落下させた月周回衛星「かぐや」の制御落下直前の地形カメ
ラ(TC)等による立体視画像および動画等の作成に成功いたしました。
 今回作成に成功した動画は「かぐや」の制御落下から約12分前に、地形カメ
ラの2つのカメラで観測したデータを用いて作成したものです。従前の立体視
画像に比べて、「かぐや」の高度が下がったことで、より分解能の高い立体視
画像となっています。超低高度観測により、月面の様子をより詳細に判別する
ことができました。
 この後、「かぐや」は日陰である制御落下地点に向かったため、落下まで月
面が暗くなって、立体視画像の作成に必要な対のデータ取得はできませんでし
た。このため、今回の立体視画像とその後、地形カメラの片方のカメラで観測
できたデータが「かぐや」の地形カメラで撮影した月面のラストショットとな
ります。また、制御落下1周回前の軌道では、マルチバンドイメージャ(MI)
のラストショットも撮影いたしました。
 地形カメラの立体視動画は、下記のJAXAホームページ デジタルアーカイブ
ス、「かぐや」画像ギャラリーおよびYouTubeのJAXAチャンネルでご覧いただ
けます。なお、「かぐや」の観測データについては、11月1日から研究のため
インターネットで一般公開を開始する予定です。また、「かぐや」に関する成
果等の報告を行うパブリックイベントを平成21年7月18-19日に秋葉原で実施予
定です。


出典: JAXA Press Release

宇宙関連情報: 「第36回JAXAタウンミーティング」in 大阪

2009-06-21 07:00:00 | 北海道衛星
「第36回JAXAタウンミーティング」in 大阪の開催について
http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090619_townmeeting_j.html

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、大阪科学技術センターと共催で、第36回
JAXAタウンミーティングを下記のとおり開催いたします。
 今回は、JAXAの本間理事から、「地球を見る、世界をつなぐ-人工衛星のは
たらき-」についての話題を、また、「はやぶさ」プロジェクトマネージャの
川口教授から、「はやぶさ-地球への帰還をめざして.目下奮闘中」と題して
話題を提供し、皆様と宇宙航空研究開発の意義等について一緒に考え、議論を
深めていきます。



名 称:語ろう!宇宙と地球の未来
    「第36回JAXAタウンミーティング」in 大阪
主 催:財団法人 大阪科学技術センター
    宇宙航空研究開発機構(JAXA)
後 援:大阪府(予定)、大阪市(予定)
日 時:平成21年7月25日(土)14:00~16:30
登壇者:本間 正修 (JAXA理事)
    川口 淳一郎(「はやぶさ」プロジェクトマネージャ)
会 場:大阪科学技術センタービル8階 大ホール
   〒550-0004大阪市西区靭本町1丁目8番4号
   電話 06-6443-5324
対 象:高校生以上(定員200名)/事前申込制
参加費:無料

<プログラム>(予定):
14:00 開演・開催挨拶

14:10 JAXA事業概要説明
  タウンミーティングの概要説明

14:20 関西サテライトオフィスの紹介

14:30 第一部 話題提供者 本間理事
・「地球を見る、世界をつなぐ-人工衛星のはたらき-」
    衛星から見た地球の現状と変化
    最近の通信衛星のはたらきとその利用

討論

15:30 第二部 話題提供者 川口教授
・「はやぶさ-地球への帰還をめざして.目下奮闘中」
「はやぶさ」のこれまでの経緯
地球帰還目指す「はやぶさ」の現状

     討論

16:30 閉会


<登壇者>

本間 正修(ほんま まさのり) 宇宙航空研究開発機構 理事
1949年北海道生まれ。1972年東京大学工学部卒業。1977年東京大学大学院工学
系研究科修了後、宇宙開発事業団(現JAXA)に入社。入社後、1984年まで気象
衛星「ひまわり1号、2号、3号」プロジェクトに携わる。その間、1982年から
1983年まで米国ロサンゼルス駐在員として勤務。その後、技術研究本部、計画
管理部、国際部、企画室での勤務を経て、1997年から2004年まで技術試験衛星
VIII型(きく8号)のプロジェクトマネージャを務める。その後、宇宙利用推
進本部勤務を経て、2008年4月より執行役となり、2009年4月より現職。工学
博士。

川口 淳一郎(かわぐち じゅんいちろう) 宇宙航空研究開発機構
月・惑星探査プログラムグループ プログラムディレクタ
「はやぶさ」プロジェクトマネージャ 宇宙科学研究本部 教授
1955年弘前生まれ。1978年京都大学工学部卒業。1983年東京大学大学院工学系
研究科修了。1983年文部省宇宙科学研究所(現JAXA)システム研究系助手。以
来、助教授を経て、同研究系教授。現在、はやぶさプロジェクトチームプロジェ
クトマネージャの他に月惑星探査プログラムグループプログラムディレクタを
兼務する。工学博士。


<参加申込方法>
申込方法:ご住所・お名前・連絡先電話番号・JAXAタウンミーティング参加希
     望の旨を添えて、FAX・電子メールまたは電話にてお申し込みくだ
     さい。
申込先 :財団法人 大阪科学技術センター 普及事業部
     TEL:06-6443-5318
     FAX:06-6443-5310
     E-mail:popu@ostec.or.jp
申込期間:定員に達するまで


<お問い合せ先>
○参加・応募についてのお問い合わせ
  財団法人 大阪科学技術センター 普及事業部
  TEL:06-6443-5318(担当:成願(じょうがん)・藤谷)
FAX:06-6443-5310
E-mail:popu@ostec.or.jp

○JAXAタウンミーティングについてのお問い合わせ
  宇宙航空研究開発機構広報部
  TEL:03-6266-6408(担当:古江)
  ※7月6日以降は、下記電話番号へお問い合わせください。
   TEL:050-3362-2954
   FAX:03-6266-6910

※JAXAタウンミーティングホームページ
http://www.jaxa.jp/townmeeting/

関連リンク:
大阪科学技術センター http://www.ostec.or.jp/

<会場へのアクセス> 大阪科学技術センタービル TEL:06-6443-5324
http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090619_townmeeting_j.html#map

● 地下鉄四つ橋線「本町」駅下車 28番出口より北へ徒歩3分
● 地下鉄御堂筋線「本町」駅下車 2番出口より西へ徒歩7分


出典:JAXA Pres Release

宇宙関連情報: 欧州生命維持装置実験施設稼働中:長期宇宙飛行に向けて

2009-06-19 07:00:00 | 北海道衛星
2009-06-11 欧州生命維持装置実験施設稼働中:長期宇宙飛行に向けて

スペインのバルセロナでは、完全リサイクル式生命維持システムの実験施設が稼働中である。この研究成果は、いずれ火星やその先に有人宇宙飛行する際に必要となる、廃物再利用によっる食糧、水、酸素の再生産システムに応用される。

システム名は、MELiSSA(メリッサ)と呼ばれ、その意味するところは、Micro-Ecological Life Support System Alternative、つまり超小型生態系生命維持システムとなる。メリッサは人工的なエコスシステムで、人間の糞尿、二酸化炭素、ミネラルから食糧、水、酸素を再生させる。

第2世代メリッサ実験施設はバルセロナアウトノマ大学(UAB)の工学部内に設置されている。研究資金の一部はESAの有人宇宙飛行局及び技術品質管理局から提供されている。

この研究施設では、人間一人に相当する生物としてネズミ40匹を飼育している。実証実験は2年以上行われ、これは人間の宇宙飛行期間を想定している。ネズミは獣医の監視下で飼育されている。

第1世代のメリッサは1995年11月に完成し、その後、実装装置の改良を行いながら、第2世代の開発につながっている。第2世代は2006-2007年に完成している。全体的には5個の「部屋」で区切られており、それぞれの部屋は独立して稼働する。2014年には実物による実験が予定されている。

出典: http://www.spaceref.co.jp/