飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

宇宙関連情報: 太陽

2013-07-31 07:26:17 | 佐鳥新の教授&社長日記
SWAPは太陽を見ている
 

暴力的な太陽

 

週の有人宇宙飛行と操作イメージ

ESAの太陽ウォッチングProba-2衛星は技術の範囲を実証し、科学的な観察のためのプラットフォームとして、2009年11月以来、軌道にあった。

130キロの衛星には、2つの太陽のモニターを搭載しています。一つは、SWAP(アクティブピクセルシステム検出器と画像処理を使用してSunウォッチャー)、百度程度の温度に対応した波長で太陽コロナをキャプチャ小さな望遠鏡です。上の画像は、7月30日から、最新のスワップイメージを示しています。

物質の大規模な噴火惑星間空間へ - SWAPイメージは太陽フレアやコロナ質量放出を含め、太陽現象の起源を研究するために使用されています。両方が深く地球の磁気圏、電離圏と熱圏の環境条件に影響を与える宇宙天気の重要な源である。

宇宙天気は、学術的関心だけではありません。ヨーロッパの経済で、今日は、多数のセクターは、潜在的に、特に北半球では、宇宙ベースの通信、放送、気象サービス、ナビゲーションからの配電および地上通信に至るまで、宇宙天気の影響を受けます。

衛星は7月1日から管理されたESAの宇宙状況認識(SSA)プログラムのためにESAの科学総局によって提供されるサポート補完、ベルギー王立天文台でProba-2科学センター

Proba-2データはによって直接使用されているSSA宇宙天気コーディネーションセンター衛星事業者、電気通信とナビゲーションユーザー、および政府機関や研究機関などのお客さまが増えてために宇宙天気の製品やサービスを生成し、SpacePole、ブリュッセルで。

クレジット:ESA / SWAP PROBA2科学センター

出典:http://www.esa.int/Our_Activities/Operations/Highlights/Violent_Sun


技術情報:局所気候変動観測向け自転式飛行体

2013-07-31 06:52:24 | 佐鳥新の教授&社長日記

熊本高専、局所気候変動観測向け自転式飛行体を試作-GPSで自律制御

日刊工業新聞WEB版 

掲載日 2013年07月31日

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720130731eaab.html

熊本高等専門学校の葉山清輝教授らは上空での気象観測を目的に、GPSによって自律制御する自転式飛行体を試作した。各種センサーとマイコン技術を応用し、垂直上昇・下降に特化した安定的な飛行ができる機体構造を持つほか、GPSによる位置制御で目標地点との距離に応じて角度を調整する。


飛行体の実験

 考案した試作機は、機能を絞り、マイコンによる姿勢制御を行うことで、プロペラと機体の傾きを制御する尾翼の制御だけで安定した飛行が可能になる。航空法の規制で250メートル以上の高度では無届けで飛ばせないため、100―200メートル程度の低高度で実験を行っているが、計算上では下降の時間を含めて500メートルの上昇は可能だという。

 機体の安定性にまだ課題があり、完全な自律飛行ではなく、一部リモコンを用いている。製作コストは10万円程度。実用化には大型化と機体構造を強化する必要があり、数十万円程度の製造コスト見込む。

 


宇宙関連情報: 暗黒物質の証拠を捉えた?

2013-07-21 07:52:32 | 佐鳥新の教授&社長日記

宇宙最大の謎「暗黒物質」 証拠捉えた? CERNなど 4月4日観測結果発表

2013.4.2 08:27 (1/2ページ)宇宙
 国際宇宙ステーションの柱の上に設置されているアルファ磁気分光器(中央)(NASA提供)

 国際宇宙ステーションの柱の上に設置されているアルファ磁気分光器(中央)(NASA提供)

 宇宙に大量に存在するとされながら正体不明の「暗黒物質」を、国際宇宙ステーションからの観測で探っている欧州合同原子核研究所(CERN)などのチームが、日本時間4月4日未明に観測結果を発表する。宇宙最大の謎の一つである暗黒物質について、直接的な証拠を初めて捉えたのではないかと期待が高まっている。(SANKEI EXPRESS

 「失望させることはない」。米メディアによると2月、研究代表者のサミュエル・ティン米マサチューセッツ工科大教授が記者団に成果を予告した。チームが暗黒物質の証拠を観測していれば、謎の正体に大きく迫ることが可能になる。

 1976年にノーベル物理学賞を受賞したティン教授が主導するのは、ステーション最大の科学装置「アルファ磁気分光器(AMS)」による観測だ。

 AMSは、米国や欧州、中国など16の国と地域の研究機関が17年間に約15億ドル(1400億円)かけて開発した。日本は参加していない。2011年5月、スペースシャトル・エンデバーの最後の飛行に搭載され、ステーションの外部に設置。宇宙線と呼ばれる、宇宙を飛び交う高いエネルギーの粒子を調べた。

 現在の宇宙論では、星や銀河などの材料となる原子でできた通常の物質は、宇宙全体の質量の5%弱しかなく、大部分は「暗黒」と名付けられた謎の物質やエネルギーとされる。

 国際宇宙ステーションの柱の上に設置されているアルファ磁気分光器(中央)(NASA提供)

 国際宇宙ステーションの柱の上に設置されているアルファ磁気分光器(中央)(NASA提供)

 暗黒物質は1970年代、回転する銀河が遠心力でばらばらにならないことや、遠方の天体からの光が地球に届く途中に重力で曲げられている現象から、光や電磁波では全く見えない重い物質が宇宙空間にあるとして考え出された。

 その正体は光を放たない星や、あらゆるものをすり抜けるニュートリノとする説もあったが実験や観測で否定され、現在は未発見の素粒子とする説が有力だ。

 その正体は光を放たない星や、あらゆるものをすり抜けるニュートリノとする説もあったが実験や観測で否定され、現在は未発見の素粒子とする説が有力だ。

 AMSが狙うのは、銀河系の中心部に大量にあると考えられている未発見の素粒子同士が、衝突したときに出す可能性がある「陽電子」。電子と反対の電荷を持つ陽電子が、電子と比べて過剰に飛来していれば、暗黒物質が出した信号と考えられ、直接の証拠といえるという。

 ティン教授は「18カ月の観測で大量の電子と陽電子を観測した。われわれの検出器は感度が良く、暗黒物質以外の天体が出した陽電子を見分けることができるだろう」と話している。

 ステーションで別の宇宙線実験をしている早稲田大の鳥居祥二教授は「どんな結果を出してくるのか、研究者たちは注目している」と期待している。

 出典: http://sankei.jp.msn.com/science/news/130402/scn13040208330000-n1.htm


SEPAC:人工オーロラ生成実験

2013-07-06 13:00:00 | 佐鳥新の教授&社長日記

1.実施に至った経緯

 「粒子加速による宇宙科学実験」(SEPAC)は、主に電子ビームやプラズマビームによる人工オーロラ生成実験装置で、NASAのスペースラブ-1号の搭載機器として1976年(昭和51年)に採択された。開発は、日本の宇宙科学研究所が実験・観測機器を担当し、米国側がスペースラブ搭載用管制装置とソフトウエアを担当した。

2.プロジェクトの目的と目標

SEPACの目的は次の4点である。

  • 宇宙空間から電子ビームを放出した時のスペースシャトルの帯電現象及びその帯電を抑える中和対策の研究
  • 電子ビームやプラズマビームと地球の大気との相互作用によるオーロラや大気光励起実験
  • 電子ビームやプラズマビームと宇宙プラズマの相互作用による波動励起実験
  • 電子ビームが磁力線にそって伝搬し、反射されてくる電子エコーによる磁気圏の磁場や電場の遠隔探査実験

3.実施内容

 SEPACにはオーロラ発生実験用として、最大7.5KeV, 1.6Aの電子ビームを発生させる電子ビーム加速器(EBA)と、2kJのコンデンサ放電でアルゴン・プラズマを放射するMPDアークジェットが搭載されていた。

  • 打上げ:1983年(昭和58年)11月29日、スペースシャトルによってケネディ宇宙センターより打上げ(1983年12月28日に運用完了)
  • 軌道:高度250kmの円軌道(傾斜角57°)

4.成果

 第一回目のミッションではMPDによってビーム放射による放電現象の励起、臨界速度効果の検証実験、プラズマ放出による帯電中和などに関して科学的成果を挙げた。ただし、EBAについて電源に異物が混入したことから機能不全となり、1992年(平成4年)に行われた第二回目のミッション(NASAにより実施)で人工オーロラの生成に成功している。

お問合せ先

研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付

出典:http://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/space/kaihatsushi/detail/1299913.htm


宇宙実験・観測フリーフライヤ(SFU)/SFU搭載実験機器部(EFFU)

2013-07-06 09:00:00 | 佐鳥新の教授&社長日記

1.実施に至った経緯

 SFU/EFFUは、回収・再利用可能な宇宙実験・観測システムとして、宇宙開発事業団・宇宙科学研究所、科学技術庁・文部省、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)/通商産業省、財団法人無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)によって開発された。

2.プロジェクトの目的と目標

 宇宙実験機・観測フリーフライヤの目的は以下の2点である。

  • 打上げ・軌道上実験・回収を行うことによって回収・再使用システムの有効性を確認する。
  • 軌道上で科学・工学実験、天文観測を実施する。

3.実施内容

 主要ミッション機器として、IRTS(宇宙赤外線望遠鏡)、2DSA(2次元太陽電池実験)、HVSA(高電圧太陽電池実験)、SPDP(宇宙プラズマ実験)、EPEX(電気推進実験)、MEX(凝固・結晶成長実験)、BIO(宇宙生物学実験)、EFFU(曝露部実験)、GDEF(気相成長基礎実験)、GHF(複合加熱炉実験)、MHF(焦点加熱炉実験)、IHF(単熱炉実験)を搭載している。高度330kmの軌道に投入された直後、太陽電池パドル(SAP)が展開され、軌道高度はミッション遂行の高度である486kmまで引き上げられ、各種実験を行った。回収はSTS-72(スペースシャトル「エンデバー号」)によって行われ、1996年(平成8年)1月20日ケネディ宇宙センターに到着した。

  • 打上げ:1995年(平成7年)3月18日、H-Ⅱロケット3号機により種子島宇宙センターから打上げ(1996年(平成8年)1月13日に運用停止)
  • 軌道:高度300~500kmの位相同期軌道(周期約90分、軌道傾斜角28.5°)
  • 質量:4,000kg

4.成果

 搭載されたミッション機器により、多くの実験成果を得た。

お問合せ先

研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付

出典:http://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/space/kaihatsushi/detail/1299928.htm