飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

今日のニュース150619

2015-06-19 02:08:54 | 佐鳥新の教授&社長日記

■ESAの彗星探査、実験機「フィラエ」と約7か月ぶりに交信

昨年11月に67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(すいせい)(Comet 67P/Churyumov-Gerasimenko)に着陸し、その後、電池切れで休眠状態に入った実験機「フィラエ(Philae)」との交信が約7か月ぶりに再開した。欧州宇宙機関(ESA)の管制センターが14日、明らかにした。

ミッション・マネジャーのパトリック・マーティン(Patrick Martin)氏は、スペイン・マドリード(Madrid)にある地上管制センターからAFPの取材に応じ、グリニッジ標準時(GMT)13日午後8時28分(日本時間14日午前5時28分)に、「2分間の交信に成功した」「ロゼッタ(Rosetta)との交信を継続して行うためのエネルギーと温度は良好で、サブシステムにも問題がないことを確認できた」と語った。

 

■ニューホライズンズ最接近まで1か月、冥王星の最新画像

7月14日の冥王星接近まで1か月となり、探査機「ニューホライズンズ」から送られてくる画像の解像度がますます高くなってきている。5月29日から6月2日の間に約5000万kmの距離から撮影された最新画像には、はっきりとした明暗がとらえられており、冥王星が複雑な世界であることがわかる。・・・・

http://www.astroarts.co.jp/news/2015/06/16pluto/index-j.shtml

 

■ホットジュピターに成層圏を検出

アンドロメダ座の方向約380光年彼方に位置する系外惑星WASP-33bをハッブル宇宙望遠鏡で観測したところ、この惑星の大気に成層圏が検出された。

WASP-33bが主星の後ろを通過した際の分光観測から、惑星に摂氏約3000度の成層圏があることや、それより低層の大気の温度が約1500度であることが明らかになった。この惑星では、大気中の一酸化チタンが星からの放射を吸収して大気の温度逆転を引き起こしているようだ。

http://www.astroarts.co.jp/news/2015/06/16wasp33b/index-j.shtml

 


今日のニュース150613

2015-06-13 14:08:46 | 佐鳥新の教授&社長日記

■宇宙人、あと10年で見つかる? 米での探査30年

米西海岸のシリコンバレーで、宇宙人からの声に耳を傾けてきた「地球外知的生命体探査(SETI)研究所」が活動開始から30年を迎えた。最近では、宇宙人からのコンタクトを待つばかりでなく、地球から積極的に発信していくべきだとの意見も出ており、論議を呼んでいる。

http://www.asahi.com/articles/ASH4M5K0FH4MUHBI00X.html

 

■火星の衛星に探査機、物質持ち帰る計画 JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、火星の衛星に探査機を着陸させて表面物質を持ち帰る計画を、政府の宇宙政策委員会小委員会に報告した。2020年代前半の打ち上げを想定。小惑星探査機「はやぶさ」や19年度に打ち上げ予定の小型の月面着陸探査機の経験をいかせば技術的に可能だとJAXA宇宙科学研究所が判断した。

http://www.asahi.com/articles/ASH695S9JH69ULBJ010.html

 

■アルマ+重力レンズ=視力13000 117億光年先の銀河もはっきりと

アルマ望遠鏡の観測結果とそれをもとに作られた重力レンズ効果モデルから、117億光年彼方にあるモンスター銀河の内部構造や、その手前にある銀河の超大質量ブラックホールの存在などが明らかになった。

うみへび座の方向117億光年彼方の「SDP.81」は爆発的に恒星を生み出している銀河で、その手前に位置する距離34億光年の銀河が生み出す重力レンズ効果により、リング状に引き伸ばされた姿を見せている。2015年2月には、アルマ望遠鏡による高解像度での観測画像が公開された(参照:アストロアーツニュース:「117億光年彼方の銀河が見せるアインシュタインリング」)。

http://www.astroarts.co.jp/news/2015/06/11sdp81/index-j.shtml

 


今日のニュース150608

2015-06-08 22:25:47 | 佐鳥新の教授&社長日記

■「はやぶさ2」のターゲットをすばる望遠鏡が撮影

日本の小惑星探査機「はやぶさ2」の目標天体である小惑星(162173) 1999 JU3を、米・ハワイのすばる望遠鏡が撮影した。撮影時の1999 JU3は地球からおよそ2億4000万km離れていて、明るさは約22.3等級だったが、集光力に優れたすばる望遠鏡はわずか30秒の露出時間でその姿を写し出すことに成功した。

http://www.astroarts.co.jp/news/2015/06/08mp1999ju3/index-j.shtml

 

■<宇宙産業>輸出促進へ新組織 政府、今夏設立

政府は8日、宇宙産業の海外輸出を促進するため、文部科学省などの関係省庁や宇宙産業のメーカーでつくる「宇宙システム海外展開タスクフォース」(仮称)を今夏に設立することを決めた。アジアなど新興国を対象に、日本の人工衛星システムなどを売り込むのが狙い。同日の宇宙政策委員会で示した宇宙基本計画の改定案で明らかにした。

新組織では今後重点的に市場開拓に取り組む国や地域を決め、人工衛星の共同開発や、衛星による防災・環境データ取得などといった相手国のニーズを探る。実際の売り込みは、閣僚や社長らトップが直接乗り出す場合もあるという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150608-00000082-mai-sctch

 

■小惑星探査機「はやぶさ2」、第2回イオンエンジン連続運転を正常に終了

6月2日から開始した連続運転は102時間と計画通りの稼働時間となり、12月3日に予定されている地球スイングバイに向けたイオンエンジン連続運転は第1回目の409時間と合わせて511時間となった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150608-00000019-mycomj-sci

 


今日のニュース150608

2015-06-08 07:07:07 | 佐鳥新の教授&社長日記

■農研機構北海道農業研究センター、寒冷畑作のコスト削減へ無人機による種まき・収穫

農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター(札幌市豊平区、門脇光一所長、0155・62・2721)は、寒冷の畑作地域で省力化技術を活用することにより、2015年度に生産コストの15%削減を目指す。ポテトチップ用ジャガイモ、テンサイなど加工業務用野菜で収穫機を導入して作業効率向上を図るとともに、小麦や大豆などの種まき作業に衛星や無人ヘリコプターによるリモートセンシングなど、ICTを活用。精度向上で収穫量アップを目指す。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150605ceaw.html

 

■農研機構、コンクリ水路の漏水補修できる簡易テープ開発-日東電工が10月発売

農業・食品産業技術総合研究機構は、コンクリート構造の小規模水路で発生した漏水箇所を低価格で簡易に補修できるテープを開発した。専門の施工業者に委託することなく、農業従事者らが自ら水路の目地やひび割れなどを補修できる。材料費は目地施工長さ1メートル当たり約1000円で、従来工法の半額程度に抑えた。共同開発した日東電工が10月に発売する。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0920150605eaad.html

 


今日のニュース150607

2015-06-07 10:55:13 | 佐鳥新の教授&社長日記

■はやぶさ2、2回目のエンジン連続運転開始へ JAXA

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」が計画通り2日に2回目のイオンエンジン連続運転を始めると発表した。

連続運転は6日までの予定で、目的の小惑星「1999JU3」に向けて方向を変える「地球スイングバイ」に向け、軌道を調整する目的。3月の1回目の連続運転(409時間)で軌道を制御する精度が高かったことから、当初計画の約200時間を約100時間に短縮した。

http://www.asahi.com/articles/ASH62647QH62ULBJ00T.html

 

■大量のガスを一気に呑みこむ小さなブラックホール

ひじょうに強いX線で光る4つの天体をすばる望遠鏡が観測し、ブラックホールがガスを一気に呑みこむ「超臨界流」の反動により大量のガスを放出しているという証拠が得られた。

http://www.astroarts.co.jp/news/2015/06/05ulx/index-j.shtml

 

■ロゼッタ、彗星のコマで起こる分子分解プロセスを解明

探査機「ロゼッタ」によるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の探査から、彗星表面から噴き出す水分子と二酸化炭素分子の急速な分解を引き起こしているのは、これまで考えられてきた「太陽光」ではなく「電子」であることがわかった。

http://www.astroarts.co.jp/news/2015/06/05coma/index-j.shtml

 

■地球磁気圏にプラズマが作るチューブ状構造を初検出

西オーストラリアのマーチソン広視野電波干渉計(MWA:Murchison Widefield Array)を用いた観測で、高度約600kmの電離層上部からさらにその上のプラズマ圏に向かって伸びるチューブ状のプラズマ構造が検出された。こうした構造の存在については60年以上前から予測されていたが、実際にとらえられたのはこれが初めてだ。地球磁気圏中のこのような構造が起こす信号ひずみは衛星ナビゲーションシステムなどに影響を及すため、重要な観測成果となる。

http://www.astroarts.co.jp/news/2015/06/04plasma_tubes/index-j.shtml

 

■カナダ、国際宇宙ステーション計画への2024年までの参加を決定 米露に次いで3番目

ISSは現在、2020年まで運用されることが参加国の間で決定しているが、米国とロシアは最低でも2024年まで延長する案を発表しており、そこにカナダが名を連ねることになった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150606-00010001-sorae_jp-sctch

 


今日のニュース150602

2015-06-02 06:29:53 | 佐鳥新の教授&社長日記

■初期の太陽系にそっくり、太陽系外「カイパーベルト」を発見

太陽系の「カイパーベルト」に似た塵のリングがケンタウルス座の太陽型星の周りに見つかった。リングの大きさをはじめ太陽系との類似点が複数あり、幼い頃の太陽系の姿に似ているかもしれないという。陽系の海王星軌道の外側にはエッジワース・カイパーベルト(以下、カイパーベルト)と呼ばれる円盤状領域があり、そこには主に氷でできた天体が多数存在する。氷天体は惑星形成の名残とも考えられており、カイパーベルトは若い頃の太陽系の素顔に迫る手がかりを与えてくれる。

http://www.astroarts.co.jp/news/2015/06/01hd115600/index-j.shtml

 

■小型ソーラーセイル実証機「IKAROS」、5回目の冬眠モードへ

小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」は、冬眠モード明けの電波を2015年4月に受信してから、5月までデータを取得して状態確認を行ってきた。5月21日に探索を行ったところ、電波を受信できなかったことから、JAXAでは、予測どおり5回目の冬眠モードへ移行したと判断した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150601-00000040-rps-ind

 

■JAXAと気象庁、空港低層風情報システムを来年度実用化-後方乱気流の影響予測

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、気象庁と共同研究を進めてきた「空港低層風情報(ALWIN)」システムについて、2016年度に同庁が実用化すると発表した。ALWINは航空機の離着陸を妨げる後方乱気流の影響に関して予測するとともに、着陸進入経路上の風情報を航空会社の運航支援者やパイロットに伝えるシステム。気象庁が成田空港などに設置した観測装置のデータをもとに、後方乱気流などの情報を事前に得ることによって、安全で高効率な航空機の運航に役立つと期待される。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150602eaag.html

 


今日のニュース150531

2015-06-01 07:07:07 | 佐鳥新の教授&社長日記

■DeNA、無人のロボットタクシーの実現を目指す新会社設立-ZMPも出資

ディー・エヌ・エーは自動車産業に本格参入し、中核事業となる無人タクシーの実現を目指した新会社「ロボットタクシー」を29日に設立する。自動運転技術とインターネットを使って無人タクシーを最適に配車し、どんな人も自由に移動できる。当初は自動運転の実証実験を行い、次に特別区などでの限定的なサービス、正式サービス開始へと順次進める。実用化には規制緩和が必要だが、「夢として2020年に東京で無人タクシーを多数走らせたい」(中島宏ディー・エヌ・エー執行役員)と語る。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420150529beaj.html

 

■鈴木商館、蒸発したヘリウムを再液体化する装置開発

鈴木商館(東京都板橋区、鈴木慶彦社長、03・5970・5555)は、一度蒸発したヘリウムを再び液体化する装置を開発した。高い熱交換率を実現し、1日当たり15―20リットルの再凝縮能力を持つ。液体ヘリウムの価格上昇と供給減の影響に対応し、節約・再利用する目的で開発した。価格は1200万円(消費税抜き)。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620150529hhaw.html

 

■コマツ、建機の履歴を把握できる社内システム開発-生産から廃棄まで100万台超管理

コマツは建設機械の生産から廃棄までの“建機の一生”の情報を履歴書のように把握する社内情報検索システム「t―Next」を開発、5月から運用を始めた。同社が生産・販売した100万台以上の建機とフォークリフト1台ごとの生産、稼働、修理など現在まで蓄積した情報を確認、追跡管理できる。建機の部品に不具合が見つかった際、その部品を搭載した建機の一覧情報がすぐにわかるため、修理などの対応を迅速化できる。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120150529aaas.html