うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

ワン キャスト ワン フィッシュ

2015-12-19 11:50:54 | 釣り
よくやるテトラの上に場所を移して一投目当たりがありました。二投目、やはり乗らない。しかし魚がいるのはわかりました。その後すぐその正体はシーバスとわかりました。
それからはお祭り騒ぎ、投げればヒット!ワン キャスト ワン フィッシュ サイズは40cm台から60cmまでの元気な個体
普通私の釣りはほとんど当たりさえもないのでキャストしてリーリングがほぼ仕事の大部分です。
しかし今回は、やり取り、ランディング、フックをはずす、リリース、つまり魚相手の仕事がほとんどとなりました。
書くとそれまでですが、一匹はそれぞれ、えら洗いしながら走られたりテトラに入られたり、魚との綱引きで腕はパンパン!
本来、釣るために釣りをしているのでこの上もなく幸福なはずですが、何匹も釣ったからといって幸福が何倍にもなるわけではないようです。
逆に、案外少しさめた自分がいる気がします。
話では一晩で20本釣った。とかシーバスのナブラで50本までは覚えていたけれどそれ以上は忘れた!などという話を聞いたことがありましたが、所詮、釣り人の話で半分は信用していませんでした。
しかし、あるんですね。
結果、1時間30分で12本の釣果でした。時間さえあれば20本~30本はいけたと思います。
4年前から始めたシーバスの釣りですが、昨年までで10本の釣果を記録しています。ですから、たった90分で4年間の記録を越えたことになります。
私の中でとんでもないことが起こったことになります。自分の中で事実が整理できない中、ネットでこんな言葉を見つけました。
「釣れない釣り人は哲学者。連れた釣り人はただのお調子者.......」
爆釣して初めてこんな言葉が響いてきます。やはりいくらか浮かれてた気がします。
ただ釣れないときのほうが、月が美しく見えたり、鳥のさえずりが聞こえる気がします。また夜が更け、ふと夜景が目に届きます。
そして、最近やっと釣れなくてもいいんだ。とその時間の価値を認めるようになりました。
無論、哲学者には程遠いのですが......
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