ルカの福音書14:33
『そういうわけで、あなたがたはだれでも、自分の財産全部を捨てないでは、わたしの弟子になることはできません。』
無所有ということばを聞くと、物質的なものや資産が何もないことだと思いがちですが、そうではないです。
ある若いクリスチャンが、お坊さんが書いた無所有の本を読んで、自分の家にあるものをほとんど処分しました。
ベットも机も捨てました。
服もわずかなものだけを残しました。
その後の生活を見るととても不便でした。
しばらく経つと物が少しずづ増えました。
無所有の概念を間違った結果だと思います。
無所有とは、持っているか持っていないかの問題ではなく、所有に対する執着を捨てるか捨てないかのものです。
物質に対する貪欲がない人は、物に対していつも自由です。
無所有は貪欲を断ち切るために禁欲生活をして得るものではないです。
主が与えて下さる喜びと恵みに対して満ち足りる思いがあると無所有になります。
パウロがピリピで語ったことばは無所有の悟りを得た者のことばです。
ピリピ4:11-13
『乏しいからこう言うのではありません。私は、どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました。
私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。
私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。』
【関連聖句】
第1テモテ6:6
『しかし、満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です。』
《 3分バイブルボイス 》
【真理】私を導く主の言葉:第2サムエル記2章