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Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

映画 『あの日、群馬の森で -追悼碑はなぜ取り壊されたのか-』

2025-03-22 | Weblog
映画 『あの日、群馬の森で -追悼碑はなぜ取り壊されたのか-』

報道特集ディレクター・三宅美歌氏と日下部正樹氏が共同監督した作品。
日下部正樹氏「今後も大きなニュースの陰に埋もれてきた大切な問題を伝え続けるためにも多くの人に観ていただきたいと思います。友達、家族も誘ってお出でください。会場でお持ちしております。」
日下部氏は「公正中立はありえない」とも言う。その通り。
昨日の上映のトークゲストの安田浩一氏曰く「人間と地域と社会を重視し、守りたい」。ある在日の女性の言葉として、「自分が殺されないために」「殺す側にならないために」が、紹介された。「殺されない。殺さない。殺させない」という言い方もされるらしいと聞きました。

解説
この国の20年の変化を追悼碑は静かに見ていたー。「群馬の森」にたたずむ追悼碑が取り壊された。それは戦時中、日本で過酷な労働を強いられた朝鮮人労働者を悼む碑だった。20年前、碑の設置を許可した群馬県はいまや碑の存在が「著しく公益に反する」という。その背景に浮かび上がったのは、負の歴史を”なかったことにしたい人々“の執拗な抗議運動だった。全国に広がる歴史修正の動き。碑はなぜ建てられ、そして取り壊されたのか。ひとつの追悼碑を通して日本社会の変化を見る。

都内では3回だけの上映。「TBSドキュメンタリー映画祭」の一環。あと一回。
3月27日(木) 12:30
上映館:ヒューマントラストシネマ渋谷
渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル7・8階
https://ttcg.jp/human_shibuya/ 


追悼碑が壊されてゆく過程は、胸が潰れる思いがする。

映画では、毎年九月一日、関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼碑前でのヘイト集会のことも、描かれる。
『九月、東京の路上で』原作者の加藤直樹さん、作家の中沢けいさんと共に、ヘイト団体に対して「利用制限」適用を求め、「東京都は「慰霊の公園」での死者への冒涜を阻止してください」という声明の呼びかけ人にもなっているので、他人事ではないのである。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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フェイスブックのメッセージを見てください (korean actor)
2025-03-22 19:18:16
ようじ坂手先生。 フェイスブックのメッセージを見てください。 <屋根裏部屋>の作品を公演にしたいです。 私は韓国の俳優です。
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