Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『神々の国の首都』の「心中」場面

2024-03-26 | Weblog

『神々の国の首都』は、演劇版だけで六年継続して上演し、国内外で二百五十ステージ超の上演をした作品である。

なので、出演者も、演出も、異なるバージョンが、存在する。

一番顕著に違うのが、「心中」場面である。

こんにゃく座オペラ版の川中裕子さん、金村慎太郎さんののお二人は、美しく、見事でした。

1993年の初演では、じつは、けっこうセリフが多かったのです。

翌1994年の、ヨーロッパツアー版から、舞踏の手法を取り入れました。

歌舞伎的な要素も入れて、いろいろ工夫しました。

今回は、きわめてシンプルで、心中の一途さは、一番出ていたかもしれません。

ほんとうに、今回のバージョンも、オペラの本場であるヨーロッパで、見せたかったです。

 

 
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