関東大震災100年の、9月1日が来てしまった。
犠牲者の人たちを思う。
現在の暗澹たる状態への、忸怩たる思いに、やり場のない怒りと虚しさに囚われる。
前週、『九月、東京の路上で』関東大震災百年リーディングを敢行したが、これから私たちにいったい何ができるのかと、新たな自問自答ばかりである。
映画『福田村事件』も公開された。
一過性ではない認識の拡がりを、と思う。
この日、東京都立横網町公園・朝鮮人犠牲者追悼碑前では、午前には日朝協会の追悼式典、午後には朝鮮総連の追悼会が、それぞれ開かれた。
そして私たちが、使用許可を出した東京都に抗議の声明を出した、夕方の、朝鮮人虐殺の事実を否定し追悼碑の撤去を求めている団体の「追悼碑前の集会」に対しては、虐殺犠牲者を冒瀆するものとして抗議・反対する人たちが、追悼碑前に座り込み、その集会を阻止してくれた。問題の団体は、追悼碑に近づくことができなかった、ということである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます