Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

誕生祝いをいただく ありがたさ

2024-03-12 | Weblog

現在の仕事上の相方から、誕生祝いをいただく。

かつて『イワンのばか』取材のため、一緒に行ったロシア旅行(文学者グループ・ツアー)で、まあ夜は連日飲みまくったのだろうと思うが、確かにロシア到着時に飲むお酒を確保できなかったため。私が持参していた芋焼酎を最初に酒飲みツアーメンバー皆で飲んだので、「坂手と言えば芋焼酎」ということで、印象深かったのでありましょうし、それはそれで間違っていないのです。

そして、信じられないおいしさの焼酎でありました。

もちろん私は、焼酎は、芋に限らず、飲みます。

 

誕生日じたいは、主にその日が私の誕生日だと知らない方々との会議が主だったので、気が楽でした。

その会議で、「現在は、大物作家も、大物編集者も、いなくなってしまった」とおっしゃる大先輩の編集者の方の言葉に、複雑な思いがしました。

その通りだけれど、この状況を作った責任は、私たちみんなにありますし、逃げも隠れもできないわけですから、ここから新たな可能性を求めてゆくしか、ないのです。

会議を終えて、ドイツ研究者の旧友・平田栄一朗さんと、ずいぶん久しぶりにお話できて、充実した夜でありました。 

コロナ期に、人との出会いの場の減少や、出会いの機能の活性化の方法論が衰えていたこと、等々に、あらためて、茫然とするのでした。

もちろん例外もあるし、そこから逸脱して姿を現す新人もいないわけではないので、未来を信じる以上は、あきらめの中には、いません。

 

 

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音楽の素晴らしさ

2024-03-12 | Weblog

オペラのお仕事で、いつも思うことだが、ほんとうに、音楽は、素晴らしい。

ライブの音楽であることじたいの感動もあるのだが、音楽というものが、人の潜在意識・無意識の領域を呼び起こす魔法のようなものが、圧倒的なのだ。

萩京子さんの曲の魅力は言うまでもないが、自分の能力では稽古の段階では追いつけない領域もあり、さまざまなディスカッションの中で、学んでゆくしかない。私自身がその素晴らしさを日々少しずつ理解してゆき、その奥深さ、豊かさを、本番であらためて思い知るのである。

歌役者たちの伸びやかで繊細な世界、器楽の実際の演奏の充実、それを皆が共有できていることの貴重さを、思う。

 

こんにゃく座 新作オペラ『神々の国の首都』吉祥寺シアターで 17日までの上演です。

完売の日もありますが、どの日も当日券は出るようです。

興味のある方には、ぜひ見ていただきたいです。

 

写真は、上演当日、劇場で販売しているパンフレットより。

内容も充実していますので、ぜひお求めください。




公演情報

オペラシアターこんにゃく座公演

オペラ『神々の国の首都』新作初演
台本・演出 坂手洋二
作曲 萩京子
2024年3月8日(金)~17日(日)
吉祥寺シアター
チケット絶賛発売中!
3/9(土)14:00の回、3/16(土)19:00の回、一般席残り少なくなってきましたー!!
お早めのご予約、お待ちしております!!!
【スタッフ】
台本・演出 坂手洋二
作曲    萩京子
美術    堀尾幸男
衣裳    宮本宣子
照明    竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
振付    山田うん
舞台監督  久寿田義晴
演出助手  城田美樹
音楽監督  萩京子
宣伝美術  小田善久(デザイン)・信濃八太郎(イラスト)
【出演】
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)…髙野うるお
小泉セツ…豊島理恵
西田教頭…佐藤敏之
エリザベス・ビスラント…岡原真弓
アキラ(車夫)、ほか…北野雄一郎
稲垣金十郎(セツの養父)…武田茂
稲垣トミ(セツの養母)…彦坂仁美
小泉チエ(セツの実の母)…青木美佐子
柏木(山陰新聞記者)…富山直人
知事、ほか…大石哲史
よし子(知事の娘)…入江茉奈
為二(セツの元夫)…沢井栄次
フサ(為二の今の妻)…西田玲子
マティー(影の女)、ほか…鈴木あかね
誠二(心中する恋人)…金村慎太郎
カネ(心中する恋人)…川中裕子
横木(学生)…泉篤史
横木の母…相原智枝
オノブ(横木の姉)…齊藤路都
藤崎(学生)…中村響
フルート 岩佐和弘(3/8・9・11・13昼夜・14・16夜・17)、東佳音(3/10・12・15・16昼)
ヴァイオリン 山田百子(全ステージ)
チェロ 中田有(3/10・11・12・14・15・17)、朴賢娥(3/8・9・13昼夜・16昼夜)
ピアノ 榊原紀保子(3/8・9・11・13昼・14・16夜)、五味貴秋(3/10・12・13夜・15・16昼・17)
【会場】
吉祥寺シアター
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22
TEL. 0422-22-0911
JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」北口 徒歩5分
【公演日程】
2024年3月8日(金)~17日(日)
8日(金)19:00★
9日(土)14:00▲
10日(日)14:00◆
11日(月)19:00★
12日(火)14:00
13日(水)14:00/19:00★
14日(木)14:00
15日(金)19:00★
16日(土)14:00◆/19:00★
17日(日)14:00▲
*開場は開演の30分前
★=夜トク! 19:00の回はおトク料金(3/8・11・13夜・15・16夜)
▲=託児サービスあり(定員あり・要予約)
3/9(土)、3/17(日)
お申し込み・お問い合わせ:イベント託児・マザーズ TEL 0120-788-222
◆=視覚障害の方向け事前解説あり(定員あり・要予約)
3/10(日)、3/16(土)14:00の回
お申し込み・お問い合わせ:オペラシアターこんにゃく座 TEL 044-930-1720
【チケット料金】
*全席指定/当日は1席500円増
・一般 6,500円/★夜トク! 5,000円
・一般ペア 12,000円
・バルコニー席 5,500円/★夜トク! 4,000円 *こんにゃく座のみの取り扱い
・U25 3,500円/★夜トク! 3,000円 *鑑賞時25歳以下/平日のみ/当日要身分証明書
・学生 2,000円 *全ステージ/当日要学生証
*車イスの方、補助犬同伴の方はお電話にてこんにゃく座までお申し込みください。
*介助者1名無料。
【チケット申込先】
●オペラシアターこんにゃく座
①インターネット
24時間受付可能。クレジットカード決済、コンビニエンスストア決済、コンビニエンスストアで発券。
*コンビニエンスストア:セブンイレブン、又はファミリーマート
[決済方法]
クレジットカード決済 決済手数料無料 コンビニエンスストア決済 決済手数料(1申込当たり220円)
[チケットお受け取り方法]
コンビニエンスストアで発券 発券手数料(1枚あたり110円) ※上記とは別にシステム利用料が1枚あたり110円。
②お電話
こんにゃく座TEL 044-930-1720(原則平日の10:00~18:00)
[ご入金・チケットお受け取り方法]
郵便振替にてご入金頂きます。チケット代金のほかに振替手数料がお客様のご負担となります。 お申し込み後、下記口座へ先にご入金をしていただき、ご入金が確認できしだい、こんにゃく座よりチケットを郵送でお送りいたします。
〈郵便振替番号〉 00120-6-137582 加入者名 オペラシアターこんにゃく座
●(公財)武蔵野文化生涯学習事業団
【電話】0422-54-2011(9:00~22:00)
●プレイガイド
チケットぴあ、 イープラス、ローソン、カンフェティ
【助成】
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))│独立行政法人日本芸術文化振興会
公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団
【提携】
公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団
【後援】
小泉八雲記念館(島根県松江市)、アイルランド大使館
【主催・制作】
オペラシアターこんにゃく座
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誕生祝いのメッセージをいただきまして ありがとうございます

2024-03-12 | Weblog

多くの方から誕生祝いのメッセージをいただきまして、誠にありがとうございます。

Facebook等では、お一人お一人にお返しするゆとりがなく、申し訳ないのですが、まとめて御礼させていただきます。

ほんとうに、ありがとうございます。

 

現在、吉祥寺シアターで、こんにゃく座の新作オペラ『神々の国の首都』上演中です。

【チケット申込先】 オペラシアターこんにゃく座 https://konnyakuza.tstar.jp/

 

誕生日に本番中だったことって、あったような、なかったような。

『カウラの班長会議』初演がそうだったような気がする。

『ララミー・プロジェクト』の再演のときは、仕込み中だったみたい。

 

 

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山里節子さんの 『戦雲』

2024-03-12 | Weblog

いよいよ16日公開の 三上智恵監督最新作 『戦雲』。

私にとっては、やはり、石垣島の山里節子さんが、中心の映画、である。

彼女と初めて会ったのは、もう8年前になるのだろうか。

南西諸島の急速な軍事要塞化の現状を描いたドキュメンタリーだが、結局、石垣島の山里節子さんが中心になるのは、当然である。

あまり予備情報をお伝えしたくない。

丁寧に経緯を辿った、この映画で、事実を知ってほしい。

 

私に言えることは、石垣島の山を歩いていて、不意に即興の歌を歌い始める山里節子さんの、魅力だ。 

彼女は島でナンバーワンの唄者だが、その世界の制度に与したくないため、独自の道を歩んできた。

今私はオペラの演出を開幕したばかりだが、歌というものは、素晴らしいものだ。

人間の潜在意識にはたらきかけるという面が、とても、大きい。

節子さんの歌を感じるとともに石垣の山を歩くということが、人生の喜びであると同時に、歴史に、自然に、そしてそれらに厳しく批評されている私自身を、感じることにもなる。

その全てが喜びであり、明日のたたかいの動機に、なる。

そう信じてゆくしかない。

 

演劇人として伴走する、などということができるわけもない。

私は、ただただ、節子さんが大切な人だと思っている、ということだけだ。

この一月にも、また、石垣島で、お会いできたことに、感激している。

 

映画『戦雲』で、皆さんも、節子さんに、出会ってください。

 

上映情報

https://ikusafumu.jp

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