知人が月を見ろというので振り返って三歩のドアを開けたところで見えるなら見ようと思ったら、開けた目の前だった。
写真で見ると、空にあいた穴のようだ、と思った、が、
そのフレーズは、覚えがあって、
戯曲『神々の国の首都』の中で、ラフカディオ・ハーンが、妻になるセツに「お日様……。」と言われて「空にあいた穴……。」と返す、ラストに近いシーンのセリフで、だから、月のことではないのだが。
戯曲『神々の国の首都』は彩流社刊 ↓
https://www.sairyusha.co.jp/book/b10015237.html
じつは『神々の国の首都』のオペラ化が私がまだ現在の所はかかわらないところで進んでいて、作曲家から今日、連絡が来たところだった。
そして今日は、亡くなられた蟷螂襲さんのことが何度か意識の中をよぎった。
アイホール自主企画のドラマ・リーディング「パーマネント・ウェイ」(デヴィッド・ヘア作)でご一緒した。ちょうど十五年前のことだ。出演キャラクタへの多い劇で、蟷螂さんは四役やってくださった。とても手応えがあった。
鉄道事故を描いたあのリーディングは、燐光群でやったものを、やはり鉄道事故があった伊丹でやるということで、劇場からの企画だった。関西演劇界のいろいろな人が出てくれて、やたらと豪華キャストだった。東京から参加したのは私と渡辺美佐子さん。
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https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/3839873791158592043df4697d10cb8e
パソコン不調で作業に時間を無駄にかけてしまっている。
取り戻さねば。