Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『BEAT THE DEVIL』、邦題『悪魔をやっつけろ 〜 COVIDモノローグ〜』 情報公開

2021-07-10 | Weblog

「悪魔をやっつけろ~COVIDモノローグ~ 」 緊急上演決定 !


作 ○ デヴィッド・ヘア
訳 ○ 常田景子
演出・出演 ○ 坂手洋二

 

新型コロナウイルスは、放射性物質を詰めた爆弾みたいなものだった。体の中に投げ込まれ、徹底的に破壊する。

イギリス政府が遅すぎるロックダウンを決断したその日、私は感染した。

 

イギリスを代表する劇作家・デヴィッド・ヘアが、コロナに感染!

『スカイライト』『エイミーズ・ビュー』『パーマネント・ウェイ』の作者渾身の、激しい怒りと緊迫のモノローグ。

 

ヘアによる〈報告劇三部作〉日本初演を手掛けてきた坂手洋二+燐光群が、この注目の最新作を、講演会方式のドラマ・リーディングとして、緊急上演!

 

デヴィッド・ヘアは、昨年5月、COVID(コロナウイルス感染症)に罹患し、闘病生活を送った。彼は「自らの恐怖と夢、誠実な医学と不誠実な政治が入り乱れた混乱の記憶」をもとに、激しい怒りと緊迫のモノローグ・ドラマを執筆。ロンドン・ブリッジ・シアターで、ニコラス・ハイトナー演出、レイフ・ファインズ出演により初演され、話題を呼んだ。

 

コロナ禍の脅威に襲われた劇作家が、歴史と文明を見直し、自らの国・社会の現実を鋭く告発する話題作。まさに「緊急上演」というべき講演会スタイルのリーティングにより上演を展開、全国の劇場におとどけします。どうぞご期待ください。

 

デヴィッド・ヘア

1946年6月5日生まれ。イギリスの劇作家・映画監督・脚本家。作品に、ストレート・プレイ『スカイライト』『エイミーズ・ビュー』『ブルー・ルーム』、映画脚本『ダメージ』『めぐりあう時間たち』『愛を読むひと』『否定と肯定』等。英ナショナル・シアターで上演された『パーマネント・ウェイ』『スタッフ・ハプンズ』『ザ・パワー・オブ・イエス』の、〈報告劇(バーベイタム・シアター)シリーズ〉三部作でも知られる。燐光群・坂手洋二は、本国以外での上演が困難とされていたその三部作全作品の日本初演を果たし、注目を集めた。

 

日本初演は、福島の新スペース・ATELIERブリコラージュのプレオープン事業として行われます。

7月17日(土)15:00 7月18日(日)11:00/14:00

http://www.toriking.net/bricolage/2021/07/08/緊急上演%E3%80%80坂手洋二ドラマティックリーディング/?fbclid=IwAR2NbJ_AXNc-FXdnLmoXeZna5yZY0YGFCOzbqzhCMcOxWLe7W38WkZ1za3A

 

東京公演は[座・高円寺2]7月31日・8月1日、[星陵会館]8月9日 

日本公演初日は、[福島ATELIERブリコラージュ・プレオープン企画]として、7月17・18日

続いて、[長野]7月22日 [上田]7月24日 [松本]7月27日 [札幌]7月28日 [函館]7月29日 [那覇]8月7日 [青森]8月11日、等、全国を巡ります

 

東京公演
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【座・高円寺2】 
7月31日(土)19:00 ゲスト:望月衣塑子
8月1日(日)14:00 ゲスト:保坂展人

杉並区高円寺北2-1-2   03-3223-7500
JR中央線「高円寺」駅 北口徒歩5分
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【星陵会館】 
8月9日(月祝)12:00 ゲスト:松元ヒロ
8月9日(月祝)15:00 ゲスト:前川喜平

千代田区永田町2-16-2 03-3581-5650
東京メトロ各駅から徒歩
有楽町線・半蔵門線・南北線 永田町駅6番出口より 3分/千代田線 国会議事堂前駅 5番出口より 5分/南北線 溜池山王駅5番出口より 5分/銀座線・丸の内線 赤坂見附駅11番出口より 7分
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

受付開始○開演の45分前
開場○開演の30分前

【日時指定・自由席】
前売2,000円 当日2,500円 
U-25 1,000円  ※U-25は前売・当日共通料金、当日受付にて要証明書提示。
────────────────────────────────
受付開始時より整理券を発行し、開場時にその番号順にご入場頂きます。
前売券をお持ちの方、ご予約の方が先のご入場となります。
────────────────────────────────

【前売開始】7月12日(月)12:00

・燐光群オンラインチケット (U-25を除く・セブンイレブン発券) 
http://rinkogun.com/Ticket.html 
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。※会員登録(無料)が必要です。

・当日精算Web予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/btdtky7
つながりにくい時は間をあけるか、電話でお申込みください。 

・電話予約(当日精算) 03-3426-6294

★車椅子席が必要な場合には事前にお知らせください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

上演予定

[福島]7月17・18日  [長野]7月22日 [上田]7月24日 [松本]7月27日 [札幌]7月28日

[函館]7月29日 [東京]7月31日・8月1日 [那覇]8月7日 [東京]8月9日 [青森]8月11日

ほか追加中

    

<新型コロナウイルス等感染症に関するご案内>
会場内では、観劇中を含めマスクをご着用ください。手指消毒、入口での検温、咳エチケット等、劇場での感染症対策にご協力をお願い致します。高熱者や症状のある方、感染者が身近にいる場合はご観劇をお控えください。舞台上の話者と客席との間を約2mあけます。 客席配置・座席数は状況に応じて適切に対応致します。
★公演の予定は変更の可能性がございます。燐光群のウェブサイトで最新情報をご確認ください。

【アドレスの変更、配信について】
アドレスの変更、配信に関するご希望等がございましたら、こちらのフォームからお知らせください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/34a01e8c466037
郵送とメールの両方で受けとっていらっしゃる場合、お差し支えなければ「郵送DMからメール配信へ変更」に切り替えていただけますと幸いです。

燐光群/(有)グッドフェローズ
TEL:03-3426-6294
〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202

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誰もが思い当たる 劇の現場に覚醒を促す、別役実戯曲

2021-07-10 | Weblog

『眠っちゃいけない子守歌』。

この劇の面白さは、なにより二人の俳優の掛け合いにあることは確かで、それを観ているだけで幸せになれるという水準のものなのだが、同時に、観ている間に観る者の内面に喚起されるものが、シンプルで、普遍的でありながら、独特なのである。

簡単に言えば、誰もが思い当たる。だからこそ、きちんとやるしかない。そういう種類のことだ。

別役実戯曲には、そのような腕力があって、言葉に対してダイレクトにならない限り、どう演じようだとか、どう見えるだとか、つまらないことを考えて思考を停止していたら、自分で迷宮に入り込み、その力にねじ伏せられる。

「眠っちゃいけない」という言葉の通りに、この劇は、演じる者に、観る者に、覚醒を促す。そして、舞台というリングで、その孤独に耐える手掛かりを与えてくれ、そして、自分を支えてくれるのが、相手役でしかないのだという摂理を、具現化する。そこに気づく者にしか到達できない何かがある。それが別役実戯曲だ。

それぞれの作品で、私たちはそこに迫ろうとしている。

 

あと二日間の上演です。

「別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました」。

この格闘技を、強靱な言葉によって立ち上がる繊細と大胆を、ぜひぜひお見逃しなく。

泣いても笑っても、日曜までなのです。

 

7月10日(土) 14:00 Bプログラム ・ 18:00 Aプログラム

7月11日(日) 13:00 四本通し上演。

 

写真、さとうこうじ、大西孝洋。撮影・姫田蘭。

 

……⋯⋯……⋯⋯……⋯⋯……⋯⋯……⋯⋯……⋯⋯……⋯⋯……⋯⋯……⋯⋯

 

〈別役実メモリアル〉「別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました」

6月25日(金)〜7月11日(日)
下北沢ザ・スズナリ

『舞え舞えかたつむり』『眠っちゃいけない子守歌』『いかけしごむ』『この道はいつか来た道』、一挙、四本立て。

〈全4作品通し上演〉の日はあと二日しかありません。売り切れ必至ですので、〈全4作品通し上演〉をご希望のお客様は、早めにご予約ください。

他の日も、二時間程度の長いインターバルを挟んで、全四作品を御覧になれる日がほとんどです。観劇の合間には下北沢の街を散策していただき、一日で四作品を見ていただくことが出来ます。

四日間だけ、半数の二本だけを上演する日があります。スケジュールの問題で観劇のご都合が着かないときには、是非この日と別な回を組み合わせてみてください。

〈別役実メモリアル〉「別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました」は、四作品全てで一つの作品であると考えています。便宜上、二本ずつ分けて「Aプログラム」「Bプログラム」という表記もしていますが、くれぐれも、四作品全部を御覧いただきたく思います。

ご観劇料も、この規模の上演ではあまりない低価格でご用意しております。

 

http://rinkogun.com/Betsuyaku_Tanpen.html

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