Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

玉城デニーさんが、沖縄防衛協会顧問辞任の噂

2018-09-01 | Weblog

沖縄県知事選に出馬を表明した玉城デニーさんが、沖縄防衛協会顧問を辞任するという情報が入ってきた。

本当だろうか。

事実だとしたら、本当に嬉しいことだ。

宮古島・石垣島への新たな自衛隊配備については、「政府による住民の皆さんへの説明」などのおためごかしは拒否すべきで、撤回・中止しかないと思っている。

もともと自衛隊容認派だったデニーさんだが、ここ数年、先島も含めた基地の撤廃に向けて、軌道修正されているようにもうかがわれる。

基地のない島として七十年以上平和だった島々を、蒙昧に満ちた政府の独断による自衛隊配備で、危機に晒してはならないのだ。

 

最新情報。

「(デニーさん)御本人から、8月31日付けで(沖縄防衛協会顧問を)辞任されたとお聞きしました。『衆議院議員当選以来慣例的に顧問を務めていましたが今般私なりに判断しました』とのことです。」

 

写真は、辺野古の海。

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「川辺市子のために」

2018-09-01 | Weblog

「あんまり、ひとの芝居を褒めない」と言われている私だが、じっさいはそうでもない。

で、『川辺市子のために』が、マル、であった。

細野辰興監督作・演出の一人芝居『レプリカントは芝居ができない?』で、この人がいるからこの芝居を作ったのだなと思わせた、田山由起が出ている。

で、予備知識のないまま観にいった。行ってよかった。

一人芝居でない田山由起は、かっちり、きっぱり、やっていた。相手がいた方がやりやすいところも大きいだろう。この個性はこれからもっと注目されるはずである。

『川辺市子のために』は、「無戸籍」という運命に翻弄される川辺市子(大浦千佳)を中心にした、しかし、ちょっと、不思議なこだわりに支配された、群像劇である。

確実に、ある内容を描くために、その実質に即した関係性と方法論を選んでいる。

それは見てわかる。

当たり前のことのようだが、今の作り手の多くは、そこで、自身に対する問いかけを、怠るのだ。

今の四十代前半の世代の作・演出家が、どうしても、多作のためか、自己模倣に近い堂々巡りに陥りがちな傾向や、ステレオタイプを疑わない甘さがあるのに対して、何か、決意して、演劇でしかできないことにこだわっている感じがする。

まだ上演中なので、先入観を持ってみてほしくないので、他の感想は言いたくない。

で、作・演出の戸田彬弘は、どういうところで演劇を学び、これまでやってきたのかを本人から聞いて、腑に落ちた。でも、まあ、誰かの影響ということだけではなくて、本人が、自分で選んでやっていることだ。

これについても、まだ上演中なので、先入観を持ってみてほしくないので、言いたくない。

 

四十代以下の世代の演劇を観てみたいという方に、お奨めできる。

  

https://twitter.com/cheesetheater

https://natalie.mu/stage/news/282147

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