Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『天使も嘘をつく』津市・芸濃町公演開幕

2016-12-04 | Weblog
燐光群『天使も嘘をつく』、津・芸濃町公演開幕。
450席のホール、やや雨にたたられたが、初日ほぼ満席のスタート。

なにしろ名前が「芸濃町」。
「この人は立っているだけで「芸」です」と紹介される名物男・名物女もいて、ここでは日常までもが「芸」なのか!?
「芸濃町を芸濃い町にする会」の人たちが揃いのオレンジ色のヤッケで場内外で応援態勢を取ってくれる。
それもこれもこの地の出身地である伊藤裕作さんの人徳の為すところである。

間違いなく多くの人たちに喜んでいただけたようだ。
お客さんの芝居を見る目も確かである。
終演後に劇場を出てくるおじさんおばさんたちが、私がいることなど気づいていない人たちなのだが、「沖縄の苦悩がわかって涙が出てきた」と自然と言い合っている。
「自分たちの住んでいるところについて考えるのは当たり前だなあ」という声も。
ありがたい。
沖縄と三重が繋がった瞬間。

文化センターの館長さん、支援してくださる皆さまと、乾杯、交流会。
幸せな夜である。

劇団員たちは今夜から明日昼間にかけては久しぶりにゆっくり休めるので、当たり前に近辺に鹿や猿のいるという自然に溢れた宿舎で飲んだりしているだろうと思うが、私は読むもの書くものが溜まっていて、駅前のビジネスホテルで机に向かう。
それもまた幸せである。

津市芸濃総合文化センターホール公演二日め、
あす12月5日(月)は、午後7時開演です。

きょう観逃された方、当日席も用意していますが、公演の前日まで、前売券をお求めいただけます。
前売・お問合せは、「芸濃町を芸濃い町にする会」080-9426-0225
当日券は開演の1時間前より販売します。
ご来場を心よりお待ちしております。

写真は、クリスマス用にライトアップされた津市芸濃総合文化センターホール正面。

http://rinkogun.com/tenshi_Tsu.html

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

燐光群新作

『天使も嘘をつく』

津・芸濃町 公演


世界を変えられる映像を撮れるなら、魂だって売る。
『天皇と接吻』に続いて「映画」と「民主主義」を問う、竹下景子×燐光群の最新作!

戦争や破滅の先にしか、「新しい時代」は見つけられないのか。
「未来」に向かう途中経過ではない、「いま」を生きる。

『チェックポイント黒点島』、そして『3分間の女の一生』から6年、クリモトヒロコ=竹下景子の、新たなる冒険。

竹下景子 馬渕英里何 円城寺あや 中山マリ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 杉山英之 武山尚史 東谷英人 荻野貴継 
百花亜希 田中結佳 宗像祥子 秋定史枝 大浦恵実 塩尻成花

作・演出○坂手洋二
照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響○島猛(ステージオフィス)
舞台監督○橋本慶之
美術○じょん万次郎
演出助手○大河内直子
衣裳○小林巨和
文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ
宣伝写真○姫田蘭
宣伝意匠○高崎勝也
協力○アイ・バーグマン ホリプロ 浅井企画 DULL-COLORED POP (有)スタッフ・テン
制作○古元道広 近藤順子 
Company Staff○桐畑理佳 山村秀勝 脇園ひろ美 鈴木菜子 番匠郁 松岡洋子 根兵さやか
   福田陽子 鈴木陽介 西川大輔 宮島千栄 橋本浩明 内海常葉 秋葉ヨリエ


12月4日(日) 午後3時開演 / 5日(月) 午後7時開演
会場 津市芸濃総合文化センターホール

【全席自由 (日にち指定)】 
芸濃町優待チケット
前売 S席 3,000円 (限定・エリア指定 舞台に近い場所を確保し、公演当日にホールでお知らせします)
前売 A席 2,000円
当日 2,500円 
           
<燐光群>
1982年創立。主宰である坂手洋二の作・演出作品を中心に、社会性・実験性の高さと、豊かな表現力を兼ね備えた、斬新で意欲的な新作公演を重ねている。国内での年3~5本の公演・ツアーの他、『神々の国の首都』『屋根裏』等で海外15カ国27都市の公演を行っている。海外の俳優・演出家を招いてのコラボレーション作品も多数。1999年『天皇と接吻』第7回読売演劇大賞優秀作品賞、2002年『最後の一人までが全体である』第10回読売演劇大賞優秀作品賞、2004年『だるまさんがころんだ』第12回読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞。

【前売扱所】
◆芸濃地区社会福祉協議会 059-265-4890
◆津市商工会芸濃支所 059-265-2304
◆芸濃町を芸濃い町にする会 080-9426-0225

受付開始○開演の1時間前 客席開場○開演の30分前

いずれのお席についても、受付開始時より整理券を発行します。
客席開場前にロビーで整理券の番号順にお並びいただき、開演の30分前よりその順にご入場いただきます。
開場時間を過きると整理番号は配布いたしません。また、番号は無効となります。

開演直前・直後は(一時的に)ご入場を制限させて頂く場合がございます。
未就学児のご入場はご遠慮下さい。


【お問合せ】
◆芸濃町を芸濃い町にする会 080-9426-0225


【その後の関西公演】
[伊丹]12月8日(木)〜 11日(日)AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「優秀新人戯曲集2017」できました。

2016-12-04 | Weblog
第22回 劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作が掲載された「優秀新人戯曲集2017」。
刊行されました。
全国の書店に並んでいます。なければご注文ください。
この公開審査方式、事前に候補作が読めるこの事前出版、審査員の応募者投票による決定、この仕組みを一緒に発明して以来、ずっと担当して下さった小松幹生さんがお亡くなりになった今年。本作りについては、わが旧友・Tさんを中心とする新チームが担当して下さいました。

ツアー中なので、会場の津市芸濃総合文化センターホールに送っていただきました。
(燐光群『天使も嘘をつく』公演は、12月4日(日) 午後3時開演 / 5日(月) 午後7時開演)

いろいろなことを思いながら、旅先で目を通しています。
小松さん、これからも協会はこの事業をしっかり引き継いでいきます。

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

第22回 劇作家協会新人戯曲賞 公開審査について

http://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/4a446f68446e17c902e6019f01debd5d

http://www.jpwa.org/main/drama-award/prize

第22回劇作家協会新人戯曲賞 は、演劇界の未来を担う才能に道を拓くことを期し、1995年より当協会が主催している劇作家協会新人戯曲賞。第22回となる2016年の応募総数は243本。うち27本が一次選考を通過し、二次選考で5本の最終候補作に絞られました。最終の審査会は2016年12月11日(日)に開催し、受賞作はその場で決定します。

最終候補作は、以下の通りです。 (応募戯曲到着順)

『もものみ。』   守田慎之介 (福岡県)
『プラヌラ』    高石紗和子 (東京都)
『触れただけ』   南出謙吾 (東京都)
『カミと蒟蒻』   長谷川源太 (京都府)
『the Last Supper』 太田衣緒 (東京都)


第22回劇作家協会新人戯曲賞 公開審査会

  [日時] 12月11日(日) 18:30
  [会場] 座・高円寺2
 
  最終選考委員
   川村毅、鴻上尚史、坂手洋二、鈴江俊郎、佃典彦、土田英生、マキノノゾミ

  審査会司会
   瀬戸山美咲


[主催] 一般社団法人 日本劇作家協会
[後援] 公益財団法人 一ツ橋綜合財団、杉並区


一次選考委員
 岡安伸治、小川未玲、刈馬カオス、黒川陽子、杉浦久幸
 瀬戸山美咲、象 千誠、高谷信之、嶽本あゆ美、棚瀬美幸
 ナカヤマカズコ、原田ゆう、柳井祥緒、芳﨑洋子

二次選考委員
 鹿目由紀、鈴江俊郎、鈴木 聡、瀬戸山美咲、
 佃 典彦、土田英生、永井 愛、長塚圭史


一次選考通過作一覧は、以下の通りでした。 (27作品・応募戯曲到着順)

トーキョー・D 吉村健二
音埜淳の凄まじくボンヤリした人生 細川洋平
反復する、イクツカノ時間と、交わる、
イクツモノ時間の中で、僕等にできる、イクツカノこと。 石田聖也
鯨 染谷歩
もものみ。 守田慎之介
るかわの砂漠 鈴木穣
プラヌラ 高石紗和子
ベイビー・マイン 高橋亜季
蛹のプシュケ カタ山裕子
赤ん坊を盗む。 大山鎬則
触れただけ 南出謙吾
Summer House After Wedding 清水弥生
カミと蒟蒻 長谷川源太
マインドファクトリー −丸める者たち 池内風
the Last Supper 太田衣緒
俺の酒が呑めない 古川貴義
東雲のストライキ 下川志乃ぶ
放課後のユートピア 上村奈帆
トゥルムホッホ 渡山博崇
春をゆるして 柳生二千翔
ただ夜、夜と記されて 中村賢司
あのコのあのコト 坂本鈴
雪女 −密室の行軍 望月清一郎
最虚構都市 伊藤知咲
最後に歩く道 大西弘記
かけみちるカデンツァ 小野寺邦彦
MY SWEET BOOTLEG (2016) ハセガワアユム
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする