A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記359 「aica JAPAN NEWS LETTER 第10号」

2009-12-24 23:00:05 | 書物
タイトル:aica JAPAN NEWS LETTER 第10号 美術評論家連盟会報
編集長:市川政憲
編集委員:天野一夫、谷新、樋口昌樹
協力:小林季記子(事務局)
発行:美術評論家連盟(AICA JAPAN)
発行日:2009年11月8日
定価:500円
内容:
特集「いま、あえて絵画を問う」
座談会:「いま、あえて絵画を問う」戸谷成雄(彫刻家)+市川政憲+松浦寿夫 天野一夫(司会)
「絵画を問う―座談会の後で」谷新
「絵画はいまどこに」水沢勉
「絵画棒論―絵画的知性の擁護のために」峯村敏明
「ケントリッジ展(京近美)を見て」本江邦夫

「実践は手法に」平井亮一
「「アート」の「文明批判」を確かめたい」吉村良夫
追悼:
「視線の先に―田中日佐夫氏の逝去を悼む」竹山博彦
「ユニークで貴重な変わり種―内田園生氏急逝(85歳)」富山秀男
会員短信欄(50音順)
青木正弘、井出洋一郎、尾野正晴、篠原資明、鷹見明彦、松井みどり、森口まどか
(本書目次より)

購入日:2009年12月6日
購入場所:東京国立近代美術館
購入理由:
とある画廊で美術評論家連盟会報に峯村敏明氏が寄稿していることを知り、読んだみたく取扱いがある東京国立近代美術館で購入。
特集が「いま、あえて絵画を問う」なのに、本江邦夫氏だけやや特集に見合わない文章なのが不思議だ。
相変わらず驚くのが、本書の体裁である。美術評論家連盟の会報がコピーしたような紙に表紙もデザインもへったくれもない愛想のなさである。それが潔いのか、資金がないのかわからないが、豪華執筆陣にして、自費出版誌かZINEのような雰囲気は、これが今の「美術批評」の現状かと思いを新たにする。こういう冊子に自分の文章を載せなければならない批評家って何なんだろう・・。