A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記346 「八代目三笑亭可楽」

2009-12-05 17:35:16 | 書物
タイトル:隔週刊CDつきマガジン 落語 昭和の名人 決定版21 八代目三笑亭可楽
監修:保田武宏
寄席文字:橘左近
CDリマスタリング:草柳俊一
アート・ディレクション:渡辺行雄
デザイン:片岡良子、姥谷英子
編集:三浦一夫(小学館)、内田清子
制作企画:速水健司
資材:星一枝
制作:田中敏隆、南幸代
宣伝:山田卓司
販売:竹中敏雄
広告:林祐一
発行:株式会社小学館
発行日:2009年10月13日
価格:1,190円
内容:
玄人好みの無骨
八代目三笑亭可楽【さんしょうてい・からく】1897~1964

CD(68 分)
らくだ・・・酔うと豹変
うどん屋・・・北風の吹く晩に
二番煎じ・・・酒は御法度
反魂香・・・女房に会いたい

○人に媚びず、不遇にめげず 晩年に花開いた江戸前の極致
○CD鑑賞ガイド ぶっきらぼう滋味
落語をもっと面白くする連載3本立て
田中優子○高尾太夫に託す夢
五街道雲助○「雑俳」で頭の体操
山本進○上方落語、奇跡の復活

購入日:2009年11月10日
購入店:丸善 日本橋店
購入理由:
「玄人好み」と言われるのは、ぶつぶつつぶやくように語るため、地味な印象を与えてしまうせいだろうか。だが、派手さはないが、静かに情景を浮かび上がらせる技は巧みである。気づけばいつのまにか可楽が描き出す噺に引き込まれている。『うどん屋』の「鍋焼き~うどん」の売り声、『二番煎じ』の「火の用心」の掛け声など、声ひとつで冬の寒さを感じさせ、しんしんとした情景を現出させてしまう。聞いた後は、鍋焼きうどんや酒、鍋を食したくなる。