心の病気には薬がありますし、まわりのみんなも気遣ってくれることでしょう。しかし最後に助けてくれるのは、ほかならぬ自分です。奈落の底まで落ちてしまったとき、自分以外、自分に手を差し伸べられる存在はないのです。
落ち込んだら、お酒を飲んだり遊びに行ったりして、紛らわしてはいけません。
悲しいとき、涙をこらえてにこにこ笑っていてはいけません。
大人だからってクールな顔で、なんでも我慢をしてはいけません。
嘆きましょう。悲しみましょう。声をあげて、わんわん泣きましょう。
体がおかしなとき、嘔吐をこらえてもしかたがないのと同じように、たまってしまった苦しみは、思い切って吐き出すのです。そして涙が枯れる頃、いちばん恐ろしもの―自分が抱えている闇そのもの―と向き合えば、いつか必ず乗り越えられます。乗り越えたあとは、不思議と強くなっているものです。
(松浦弥太郎『今日もていねいに。 暮らしのなかの工夫と発見ノート』PHPエディターズ・グループ、2008年、p.148-149)
自分を大切に。いつも笑ってなくてもいいんです。私は気遣うことしかできないけれど、あなたはあなたに手を差し伸べてください。どうかよい年越しを!
落ち込んだら、お酒を飲んだり遊びに行ったりして、紛らわしてはいけません。
悲しいとき、涙をこらえてにこにこ笑っていてはいけません。
大人だからってクールな顔で、なんでも我慢をしてはいけません。
嘆きましょう。悲しみましょう。声をあげて、わんわん泣きましょう。
体がおかしなとき、嘔吐をこらえてもしかたがないのと同じように、たまってしまった苦しみは、思い切って吐き出すのです。そして涙が枯れる頃、いちばん恐ろしもの―自分が抱えている闇そのもの―と向き合えば、いつか必ず乗り越えられます。乗り越えたあとは、不思議と強くなっているものです。
(松浦弥太郎『今日もていねいに。 暮らしのなかの工夫と発見ノート』PHPエディターズ・グループ、2008年、p.148-149)
自分を大切に。いつも笑ってなくてもいいんです。私は気遣うことしかできないけれど、あなたはあなたに手を差し伸べてください。どうかよい年越しを!