我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

化粧

2006-04-17 16:41:50 | 雑記
 化粧とは化けて装うと書く。長らくスッピンで過ごしてきたが、先日初めて行った美容院で「せめてファンデーションだけでも塗らな」とイエローカードをいただいた。
 最近、腹立たしいことが多かったので、気分転換に少しぐらい化けてみようかと思い立ち、安くて肌に良いという化粧品メーカーの情報を友人から得、さっそく購入。本日化けて出勤したら、昼頃に「今日、化粧濃いのんとちゃう?」というコトバを男性から賜った。
 ありゃ~。カオを見ている人いるんや!と心の中で思いつつ「今までスッピンやったんやけど。私キレイ?」などと笑い飛ばして返事をした。とはいうものの濃かったんやろかとも心配にもなり、帰宅後、凛太郎のガールフレンド、桃ちゃんのお母さんにカオを見てもらいに出かけた。
 「私、化粧してるんですけど濃いですか?」と聞いてみた。すると「ほんまや、言われたらわかるけど、濃うないで」とお返事をいただき、ちょっと安心。

 日本では化粧は女性のたしなみのようにも言われ、スッピンはまだまだ市民権がないように体感している。私自身若い時は下手なりに化粧もし、スッピンの人を見たら「お化粧くらいしはったらええのに」と心の中で思ったものだ。
 でも、長らくスッピンを通しておられる方と出会うと、素肌の美しさに圧倒されることが度々あった。
 化粧で化けても素顔までは化けられないし、化粧品代をかけて、時間をかけて化粧し、またそれを落とすのにも時間がいる。1日24時間のうちその時間はわずかだけれども、お金も素肌も、時間ももったいないという気持ちの方が強い私だ。
 それに、どうにも理解できないのは、美しく見せたいという1番の相手は恋人など愛する人が対象だと思うのだけれど、結婚などしたら、その人にはいずれ素顔を見せなくてはならない状態がやってくる。その時、もし素顔と化粧の落差があっても平気なんだろうか、という問題。ま、私一人が勝手に思い込んでいるだけで、結婚してしまったらこっちのもん、それまで化けていたらいいということかもしれないし。
 今回、化けようとしたら、まず素肌対策を講じなければならないという壁にぶち当たった。乾燥カピカピ、ひび割れしそうな肌に化粧水や美容液を塗ると、砂漠の砂が水を吸いこむように吸収していく。その様子はちょっと面白い。これを機会に人生半世紀を過ごした肌を少しはいたわってやろうと思う今日この頃である。

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