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脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

聞かれる専門家

2021年11月12日 | 三代目は見た
なぜ大工が使う部材を私が手配するのか?
(私は大工ではありません。念のため)
これ、簡単に言えば「ラクだから」です。
設計や営業にすれば、現場の写真を送り「こんな仕上にする」と連絡するだけ。
部材の拾い出し、図面作成、コストまで私が出すので、ラクなんです。

では、大工に出すとどうなるのか?
ドンブリ勘定で出してきて「細かいところは現場判断」となります。
また「ここはどうするの?」と、設計の指示に対し回答するという姿勢になります。
それで契約が取れるか?という事です。

ハッキリ言えば、お客様の要望をしっかり聞き、それに合わせた提案を行い、職人にしっかり指示できる設計、営業であれば、私は不要なのです。
また、お客様の要望に合わせた提案ができる大工がいれば、私から買う必要は無いのです。

設計や営業の力量不足という事では無く、それだけお客様からの要望が多様化しているという話です。
もちろん、それに合わせて学ぶのが重要ですが、それぞれの専門家には適いません。

ここで「よく分からないから、アイツ(私の事)に聞いてみよう」となっているのです。
私は専門家なのか?
いや、大工の専門でも、インテリアの専門でも、家具の専門でもありません。
S建築の言葉を借りれば「ろくな修行もしていない、技術も無いヤツ」です。

ですが、頼られるのは私であり、S建築ではありません。
これは、私が「聞かれる専門家」だからです。
聞きやすく、聞いた結果が満足なものだからです。
お客様から要望があり、見積、契約となるまで「だれに聞けばラクなのか?」
これが私という事です。

私は、モノや技術を売っているのでは無いのです。
「私に聞けばラク」を売っているという事ですね。
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