マラソン讃歌

ランニング日記を中心に様々な趣味活動を紹介します。

新方式伴走ロープの評価

2017年09月25日 | 練習日記
先日の23日にバンバンクラブで体験会につづき新方式の伴走ロープについての勉強会(感想発表会)がありました。
私は不参加でしたが、その概要が今日公開されました。

①「韓国式のロープを使いたいと思うか?」と32人に質問したところ。
1割の人が使いたい
4割の人が使いたくない
残りの人は意見保留 
という結果でした。

②個別発表でいろいろな意見が述べられたようですが、それに対する私の感想(→)は次のとおりです。
(G組=ガイド、晴眼者、B組=ランナー、視覚障害者)

(G組男)
ロープのストレスがあまりにないので伴走していて不安になる。→G組にとって何が不安なのでしょうか。
(B組男)
身長やストライドが合わなくても走れる。→手の振りも合わなくても良い。
二の腕以外にも手首にはめてもよい。→手首にはめることは考えが及びませんでした。
また一方が二の腕、もう一方が手首ということもできる。→ひょっとしたらこれがベストかも。
(B組男)
腕ふりは楽になるが、ロープからくる衝撃を体の芯で受けないといけない。→衝撃の大きさは手と同じだが感じ方が違うのかも。
例えばカーブなどで互いの立ち位置などが崩れロープが張った状態になった場合、その衝撃がもろに体にくるのでつらいと思う。
腕で持つロープならばそれを受け流すことはある程度は可能。→お互いは反対方向に行こうとした場合にはあり得る。
(B組男)
新方式のロープでは向き、方向が分からず走りにくい。→走る方向の伝え方は工夫が必要か。
手で持つロープならば無意識にそれらが伝わってくる。→これは伴走者のリードの仕方によって大きく異なる。
(B組女)
片方がつまずいた場合、一緒になって転んでしまいそうで怖い。→B組が転ぶ場合には、G組はある程度支えられると思う。一緒に転ぶ確率は極めて低い。
(G組女)
B組は歩くときでも白杖やハーネスを手に持っている。
両手を空けて歩く(走る)という体験ができる点でよいと思う。→モノを探す時も両手を使うのでは?
(B組男)
普段は手で持つロープからの感覚で方向をみているので、新方式では蛇行してしまった。→実際に蛇行したのではなく、そう感じたのでは?
もっと固い材質ならばそのあたりは解決するかもしれない。→自由度を犠牲にするならば可能。手で持っている伴走者も手を動かさないで走る人もいる。
(B組男)
本当かどうかわからないが、新方式ロープ発祥の韓国でも全盲者は新方式ではなく、日本と同じ手で持つロープを使っているという話を聞いたことがある。
→一部の快速ランナーの話ではないかと思われるが、100%が二の腕方式を使っているわけではないと思う。
(G組女)
自分はゴムの新方式のロープを試したが、急な動きに対応できないので怖いと感じた。→緊急時の対応は伴走者の両手が空いているのでより迅速に行ええると思う(停止やつまずきなど)。
(B組男)
声によるガイド(指示)ではB組は即座に対応はできない。→ロープだけでの対応にも限界がある。
(G組男)
新方式では細かい走路の微調整ができない。→狭い道、デコボコ道、水たまり等は伴走者が相手の手を握って安心感を与えることが必要。
また新方式ではB組との間合いがとれず苦労した。→間合いの取り方は一つの課題。
G組もロープから情報をもらっていることに気づいた。→私はB組の情報がロープからは読み取れない。
(B組男)
新方式のロープでも腕をくっつけて走れば快適に走れると思う。→これでは自由度がなくなってしまう。
その場合の一体感は手で持つロープと同じだと思う。→一体感がなくても走れることが新方式の特徴。
(G組男)
足が合わない相手との伴走に使えないかと期待したが、難しいように感じた。→個人差はある。私は大丈夫。
自分が試したものでは腕を合わせないとうまく走れず、結果足も合わないとうまく走れないため。→どんなランナーにも合わせられる伴走者は尊敬する。
(B組男)
新方式はより声でのガイドが必要になるため、G組には負担だと思う。→個人差があろう。
(B組男)
両方同時に使ってみたらどうか?混んでいるところでは手で持つロープで、それ以外は新方式という感じで。→良いアイデアだと思う。
(B組男)
新方式のロープに合った走り方、伴走があるのだと思う。
つまり手で持つロープと同じように走ろうとするからうまく走れないのではないか?→そのとおり。お互いが自分の楽な走り方をすればよい。
(G組女)
男性のG組は一般的に声でのガイドをあまり行わないと聞いている。
なので男性のG組には新方式で声でのガイドが増えると大変では?→伴走者の役割は、自分が目に見えていることの中から必要な情報を走りながら声で伝えることにある。
(B組男)
B組はコースなどの情報を
①手(ロープの動き) ②耳(声によるガイド) ③目(弱視の場合)
のうちどこから主に得ているのかということだと思う。
普段手からの情報に慣れている人は、耳からの情報を受け取っても処理しきれないと思う。→手を握っているわけではないので、ロープを通してどれだけ伝わるのか疑問。
(B組男)
声よりも手から伝わる情報のほうが正確。→どういう情報が正確に伝わるのか。少なくとも周囲の状況はロープからでは伝わらないと思う。
G組の「あと何メートル」といのはたいていあてにならない(笑)。→近いか遠いのかの目安にはなるはず。
(G組男)
新方式のロープで長いカーブを伴走したときにカーブの入りと出の声によるガイドに加えまだカーブの途中だということを声で伝えたところうまく走れた。
手で持つロープでは途中の声掛けは不要だった。→曲がり方にも依る。ペースを落としたり上げたりすることでも伝えることができる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エリアコンテストシーズン終焉 | トップ | 5000m+1500m »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

練習日記」カテゴリの最新記事