ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

キーストン・コーナーのビル・エヴァンス

2013年02月25日 | レコードのお話
ビル・エヴァンスのLPレコードをえんえん聴いていくと、キーストン・コーナーで80年9月7日のライブ『マイ・ロマンス』の演奏で終わっている。
このLPは、めったに聴くことはないが、エヴァンスは演奏の途中でふいに指が動かなくなったかのようにタンノイの音が途絶える。
はてな、と注目すると、相方のジョンソンとラバーバラが動揺して、ベースとドラムス音符を延々とあみだし弾き連ね時間を稼ぐので、ワルツフォーデビィのLPで演奏したマイ・ロマンスより1分長く8分25秒奏したが、途中から回復したエヴァンスは再びピアノを鳴らし観客の拍手が勃興する。
そのとき、ジョンソンとラバーバラの安堵してつい音符の強弱がおやまあと思うほど一時激しい。
エヴァンスの演奏は、ともかくLPを一巡したここで、まったく設計の違う装置に座席を移すと別の世界が無限に広がっているのかもしれない。
テレビを点けると、国際スキーで本命の選手が米国に破れ2位になるが、非常に喜んでまことに屈託が無い。
だが翌日の団体戦で、ロシアの隕石のような飛翔を空に描いて、こんどは決着をつけたのを見た。





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