多くの人の探している、良い音という空気の振動に纏わる話で、最近かかってきた電話の向こうのお客は申された。
「わたしの音の先生は、『マッキントッシュ275』はすでに自分が持っている。あなたは『240』とか、ほかのものがおもしろい、と言うのですが?」
はい、なるほど。240をこれから入れるなら、せっかくですから275のほうが、あとあと良いのでは。
「ヴィンテージ品を購入して、すぐ修理でも困るので、『新レプリカの275』にした場合、あとで後悔するほど音は違いますか?そして、あまりボリュームを上げて聴く方ではないので、275より歪率の有効な帯域で聴く240程度の出力の方が向いているのでしょうか。」
両方聴いて、好きな方にすれば良いでしょう。そして、せっかく購入されるならお宅にふさわしい、新型の弩級アンプもよろしいのでは?
「そこで、自分は、何が良い音なのかまだわかっていない。一足飛びに、最高のアンプを入れて価値が解らないでいるより、経験の段階を踏んで、トランジスタ・アンプなども使ってみたいと思うのですが、初めてとはいえ、誰がみても、あまりにもミスマッチのアンプは避けたいと思います」
オーディオ・ルームにて、没頭して聴かれるのでしょうか?
「リビングに置いて、書類仕事をしながらも聴きたいし、妻は、クラシックを聴きます。」
リアルな音が好きなのか、ふくよかな疲れない音がよいのか、個々人いろいろですが...。
「それは、パソコンのデスプレイで、液晶デジタルとブラウン管の差のようなものですね?」
たぶんこのかたは、遠からず、感心するようなコンポーネントを自宅にセットされているであろう。そして、どれどれ聴かせてもらおうと訪問した人は、再び二、三の質問を受けて楽しまされながら、ポンと入れたスイッチで、すでに豊穣な果実はたわわに鳴り響いているのを聴かされ、顔色なからしめられては、油断である。
電話の最中、遠くでタンノイが、『TAYLOR”S WAILERS』を低く伴奏していた。
タンノイは、すばらしいですよと、言い忘れてしまったが。
「わたしの音の先生は、『マッキントッシュ275』はすでに自分が持っている。あなたは『240』とか、ほかのものがおもしろい、と言うのですが?」
はい、なるほど。240をこれから入れるなら、せっかくですから275のほうが、あとあと良いのでは。
「ヴィンテージ品を購入して、すぐ修理でも困るので、『新レプリカの275』にした場合、あとで後悔するほど音は違いますか?そして、あまりボリュームを上げて聴く方ではないので、275より歪率の有効な帯域で聴く240程度の出力の方が向いているのでしょうか。」
両方聴いて、好きな方にすれば良いでしょう。そして、せっかく購入されるならお宅にふさわしい、新型の弩級アンプもよろしいのでは?
「そこで、自分は、何が良い音なのかまだわかっていない。一足飛びに、最高のアンプを入れて価値が解らないでいるより、経験の段階を踏んで、トランジスタ・アンプなども使ってみたいと思うのですが、初めてとはいえ、誰がみても、あまりにもミスマッチのアンプは避けたいと思います」
オーディオ・ルームにて、没頭して聴かれるのでしょうか?
「リビングに置いて、書類仕事をしながらも聴きたいし、妻は、クラシックを聴きます。」
リアルな音が好きなのか、ふくよかな疲れない音がよいのか、個々人いろいろですが...。
「それは、パソコンのデスプレイで、液晶デジタルとブラウン管の差のようなものですね?」
たぶんこのかたは、遠からず、感心するようなコンポーネントを自宅にセットされているであろう。そして、どれどれ聴かせてもらおうと訪問した人は、再び二、三の質問を受けて楽しまされながら、ポンと入れたスイッチで、すでに豊穣な果実はたわわに鳴り響いているのを聴かされ、顔色なからしめられては、油断である。
電話の最中、遠くでタンノイが、『TAYLOR”S WAILERS』を低く伴奏していた。
タンノイは、すばらしいですよと、言い忘れてしまったが。