ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

荘園遺跡の2

2007年06月22日 | 歴史の革袋
「神代より 斯くにあるらし 古昔も」
と歌われた万葉の風景を、本寺荘園遺跡に訪ねてみることの続きの話。
磐井川の傍らの道を、どこまでも標高を上げて行くので、しだいに空気も景色も澄んでハンドルを忘れる。
このとき難しいのは車のスピードのことである。
この道に許されるスピードは50キロであるが、なんとなく『ルマン24H』のコースをしのばせるところがモノ騒ぎで、ホネデラ24時間レースがいつか開催され世界遺産を横目にスポーツカーが驀進する時が来るのかもしれない。
路の途中で、いくつか立ち寄るべきところのひとつにアイスクリームの店と蕎麦の店がある。
美味しいモノで無口になった人々をそっと見ると、満足げに瞑想し、タンノイを聴いているときと、どこか似ている。
遺跡を俯瞰するには駒形根神社に登るよう教わったが、そこで、不思議なアザミの花を見た。
自生したものか特別に植えられたものか、探索してみたが鳥居の周囲に2株だけ、その色の見事なアザミは大きく育っていた。これまでで最高のアザミの色である。
鳥居の石段の右手に小さな鐘楼がある。
この梵鐘は大きくはないが、形が観世音寺の7世紀の鐘と似ているような気がする。
おそれおおいが、小さく突いてみた。
予想外に良い音であった。
そういえばROYCEにおみえになった人から聞いた話で、ミジンコ博士も最近ここを訪れて「お、いいねー」と申されたと。

スケッチは正確ではない。
コメント
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