ロイス ジャズ タンノイ

タンノイによるホイジンガ的ジャズの考察でございます。

スウィングル・シンガース45盤

2006年10月21日 | 亀甲占い
ネズミ・ドンドルは、夕暮れに激しく火花を吹き出して回転し、子供たちは悲鳴を上げて逃げ回る。
佐竹藩の方角から、めずらしく友人を伴って現れたJP氏。
「おーっ、ジャズよりもオレはこっちのほうが....と書棚の前に立つと蔵書の背を眺め動かないのは、四角い枠から少しはみだしたジャジーな風貌の人物。ソナス・ファベール社のスピーカーを愛用とのことで、クラシックも聴かれるのであろうか。
ところでこの日、あのY嬢が「こんにちは」と高原でフグを養殖するという事業家と登場し、たまたま居合わせた5人の客がすべて『A型血』とわかるといっきに彼女のジャズ・ボーカルも高揚した。
Y嬢は、これまで4人の男性を連れてきたが、そのくらいにしておきなさい、と言うより先に携帯電話のメモリーバンクが500をだいぶ越えたと、楚々とした笑顔を浮かべ報告があった。
3年前に5つ年下の輩に騙されたのが、いまでもくやしい、と相当ネツを上げた様子が本人には深刻であるぶん、皆で大笑いとなった。
『ジャコ・パストリアス』を気に入るJP氏であるが『スイングル・シンガーズ』が等身大で鳴り出すと「あー!俺の好きな...」と身をよじったのが意外である。人間、良いものは良いのか...。

☆1962年パリで「ダブル・シックス・オブ・パリスLes Double Six」というジャズコーラスのメンバーだったアメリカ生まれのミュージシャン、ウォード・スウィングルが、ジャズのスキャットを用いてバッハの曲を演奏するというアイディアを実現するために結成した8人編成のヴォーカル・グループが、「Les Swingle Singers」
スウィングル・シンガーズは、懲りもせずいろいろ蒐めてみたが、45回転盤を一度聴くと他はまったく聴く気になれないことが解った。圧倒的ボーカル音像を引締めるシンバルの冴え渡ったスイングが聴きどころ。


コメント
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