サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

EPLとブンデス

2011-12-23 17:02:35 | Weblog

ブンデスには多くの日本人選手が移籍して、ポジションの確保に苦労している選手、そこそこ活躍している選手といろいろである。各国の代表クラスが多いわけだから、これは仕方がない。かなりの数がブンデスのクラブに移籍しているのは、代理人の力が大きいこともあるだろうが、言葉が要因だと思う。

イングランドに行けば当然のごとく外国人選手であっても英語を話す必要がある。そしてドイツに比べればイングランドの中位以下のクラブはイギリス人選手が多い。これは労働ビザの問題もある。英語を母国語としている連中は、英語が下手な外国人を差別する傾向が強い。英語をまともに話せなければ来るなという感覚である。

ところがドイツの場合は、外国人選手でドイツ語が堪能な選手は少ない。監督、選手の間でのコミュニケーションはドイツ語だろうが、たとえドイツ語がうまくなくても、そこそこ通じればまあ大目に見てくれると思う。これは筆者の想像だ。筆者の職場にドイツ系の人がいて、やっぱり英語が下手なので、ある意味外国人どうしの連帯感が生じてくる。

サッカーは選手間のコミュニケーションが大切だから、日本人選手がイングランドで活躍できないのはやはり言葉の壁が大きいのだと思う。外国人選手が少ないスペインでも日本人が活躍できないことも同じような理由だと思う。

長友がインテルで活躍できているのは、本人のタレントが前提になることは当然だが、インテルは多国籍だからだ。

この理屈からいけばアーセナルで苦労している宮市はやはりオランダかベルギーに移籍したほうが無難だろう。


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