サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ビエルサ監督

2009-05-27 09:31:11 | Weblog
ビエルサ監督率いるチリと日本は対戦する。キリンカップといえばパラグアイが定番だったのだが、チリがきてくれるとはうれしい。キリンカップは毎年この時期だが、あと1週間ずらせないのだろうか。しかし今年はWC予選が6月6日にあるから無理か。

さてご存知のようにビエルサは2002年WCのアルゼンチン代表監督だった。優勝候補だったアルゼンチンがまさかの1次リーグ敗退。ビエルサにとって日本は因縁の場所であるはずだ。どうしてアルゼンチンが1次で敗退なんてことになったのだろうか。

ビエルサは非常に緻密なサッカーをする。ビエルサのサッカーは4-2-3-1に近かった。2002年ではこの1トップはバテイだった。クレスポと併用しなかった。クレスポ、ベロン、バテイといたのにどうして優勝できなかったのだろうか。

1次リーグの初戦は札幌ドームでのイングランド戦。たしかシメオネがPA内でファールを取られてベッカムのPKでイングランドが得点して、そのまま逃げ切り。2戦目はナイジェリアにバテイのヘッドでゴールして勝った。これで勝ち点3。

第3戦は宮城スタジアムでのスウエーデン戦。このときスウエーデンはドン引きして徹底的に守った。そしてFKからの虎の子のゴールを守りきった。あれ、1-1の引き分けだったかな。とにかくアルゼンチンは勝ち点3が取れなくて1次リーグ敗退。

そう、あの時の監督がビエルサだった。このときのアルゼンチンは大会参加国の中で最も美しい攻撃的なサッカーをしていたと言われた。強くても試合には負けるという典型である。強いのにどうして負けるのかという素朴な疑問もわいてくるが、まあ負けることもあるのだ。

現在のチリ代表が美しい攻撃的なサッカーをしているかどうかは知らないが、チリ代表を辞めた場合はぜひビエルサには日本代表の監督になって欲しい。そういえばチリは1998年フランス大会以降はWCに出ていない。

ビエルサのような緻密な戦術を駆使する監督は日本代表にうってつけだと思うのだが。

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