サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

山田と本田

2009-05-22 14:44:43 | Weblog
代表に浦和の山田が初召集されて、VVVの本田が再召集された。相撲でいえば新入幕と再入幕のようなもんだ。山田は誰もが期待をするが、本田に期待するという意見はほとんど聞こえないし、いくら本田が五輪の悔しさを語っても誰もそれにコメントしない。

山田が出場するのかどうかは分からないが、本田は田中達也の代わりとして同じポジションを与えられるかも知れない。いくら2部とはいえ、タフなオランダで16ゴールもしたのだから、何かやってくれるだろうと期待されるかも知れない。

しかし本田に期待するのは大きな間違いである。本田に期待できるのはビッグマウスだけで、彼が代表にフィットする可能性は低い。どうしてかと理由を聞かれてもうまく説明できないが、本田のようなタイプの選手は、一言でいえば、中盤での王様のポジションにいてこそ生きてくるわけで、代表の場合そこには中村俊輔がいる。

ここまでの代表は玉田、大久保、田中の3チビトリオがちょこまかと動き、そこに中村が相手の裏なりにパスを出すというパターンが多いわけで、そのちょこまかの動きを本田ができるとは思えない。本田が中村のポジションを与えられればそれなりにプレーするかも知れない。

だいたい本田という選手は左サイドをこなしたり、トップ下もできたりと器用なように見えるが、どのポジションも中途半端で本当は器用貧乏なのだ。北京五輪がいい例である。

これから先を見据えるのであれば、山田をいきなり先発で使うほうが、よほど先行投資になるし、本田なんか使うよりはよほど面白い。というわけで、岡ちゃんには本田を使わないように進言したい。

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