サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

浦和vs名古屋

2008-03-16 10:36:30 | Weblog
昨日の浦和vs名古屋は監督の采配がゲームを左右するという典型であった。今季の浦和と名古屋の選手層を比べれば浦和の方に分があるのは一目瞭然。名古屋で代表クラスと言えるのは、ヨンセン、楢崎、代表に復帰したばかりの玉田くらいか。

浦和は高原、鈴木、阿部、坪井(?)、永井、田中とたくさんいる。山田だって元代表。選手層は名古屋に比べればかなり厚い。

浦和は昨季と比べて新加入、故障中の選手などでかなり変わったが、本質は全く変わっていない。選手個々のプレーに頼るだけで組織プレーがない。だから特に攻撃では選手どうしのサポートがないため、FWはすぐに孤立してしまう。後列からの飛び出し、追い越しも皆無。高原はボールをこねくり回すだけ。

名古屋はずいぶんと変わった。ヨンセンとマギヌンさえいれば、あとはどんな選手が出て来ても同じような攻撃ができるように見えた。クロスと最後のフィニッシュはまだまだだが、後列からの連続的な追い越しがあり、攻撃に幅がある。ボールを持たない選手が絶えず動いている。

後半は名古屋もさすがにバテて全体に間延びしたが、それでも攻撃のシンプルさは変わらない。クロスの精度が悪くても選手さえ動いていれば(やみくもに動けばいいというもんでもないが)、負けないということがよく分かる。

浦和はこれで連敗。高原一人が悪いとは思えないが、昨季ポンテに頼りすぎてそのポンテがいなくなっただけでこの体たらく。トップ下は山田よりも梅崎のほうが機能するでしょう。それでもすぐに連勝するようにも思えない。

ガンバ大阪もフロンターレも不調だから今年は4強といわれているのに、鹿島を除いた3強は早くも3弱となってしまった。それとも大分が急に強くなったのか?

コメントを投稿