配信 によると、小池百合子都知事は9日夜、政府が新型コロナウイルス対策として都を「まん延防止等重点措置(重点措置)」の適用対象としたことを受け、記者会見した。小池知事は「都民事業者の協力を賜りたい」として変異ウイルスを拡大させないための3つの対策を提示。
1:徹底した人流の抑制
2:徹底したあらゆる場面のリスクの抑え込み
3:徹底した医療提供体制などの整備
これらは以前から言われていることと同じです。この中でも 「最も重要」 と強調したのが 「徹底した人流の抑制」 です。
小池知事は、「他の道府県との往来の抑制。都県境を越える外出は自粛をお願いします」として、さらに、
* 感染が拡大している大都市圏との往来停止
* ゴールデンウィーク中の旅行も延期。
* 都内においても外出は買い物など、必要最小限なものに。
* 新入生の歓迎会もなしで。
* 路上での飲み会も無しでお願いします。
と都民に向けて人流抑制策を訴えた。
とのことです。これではほとんどロックダウンに近い要請ですね。これほどの自粛を要請しておいて、オリンピックはどうしてもやりたい、ということでしょうか。今回のマンボウで劇的に感染が抑制できれば、オリンピック開催の可能性が見えてきます。失敗すればオリンピックも消えてしまう、という切羽詰まった気持ちが要請の中にあらわれているように感じます。
しかし、オリンピックを開催したい、そこで人気を盛り上げたい、という欲が透けて見えることが問題です。1年も経っているのに、施策に効果的な工夫が見られないことが不信感を増幅します。素直に協力しようという気持ちにならない。ちょっと目新しい 「感染対策リーダー」 という資格もリモートの自主研修で取得できるというユルい制度で、現行のマーク制度とかわりません。お手軽な施策では効果は限られるでしょう。
今や全国的に第4波に入ったと思われます。大阪・兵庫など関西圏では史上最高を更新中で、東京も来週には1000人を越える可能性があります。変異株の比率がどんどん高くなっていて、感染力が高くなっているらしい。東京では大阪とは違う、由来不明の変異株が広がりつつあるようです。もっと徹底的に検査し、実態を迅速に把握し、効果的な対策を工夫するのでなければ感染拡大は防げません。
はっきりいって東京都はタルンでいる! いまだに検査が不十分で、それで新規感染者数が少ないのではないかと疑われています。変異株検査率は問題外の低率。なぜこういう状態を放置しているのでしょうか。いろいろと都民や隣接県民に自粛を要望しても、こんな状態では信頼できません。わが身が可愛いからもう東京にはほとんど行っていませんが、小池君、偉そうなことを言うな。あんたの言うことはもう聞きたくない!!