配信 によると、地域限定して営業時間の短縮などを命令できる新型コロナ「まん延防止等重点措置」について、政府の有識者会議「基本的対処方針分科会」の尾身茂会長は2日の衆院厚生労働委員会で、「『まん防』という言葉の使い方が適切ではない。『重点措置』の方が良い」と述べた。
とのことです。最初に公開シーンで 「まん防」 と言ったのは尾身会長自身だったはず。
ネットでは安易な略し方は良くないという意見が見受けられますが、なぜ言葉狩りに賛成するのか。何をどう省略するかは国民の権利であり、報道の自由です。どういう言い方が適切か、尾身氏が決めることではありません。『重点措置』では何のことか分からないし、「まん延防止等重点措置」では長すぎると感じます。「まん防」 ではゆるいと感じる、緊張感がないというのですが、問題は略し方より中身、施策の内容です。すごいマンボウなら良いのです。
山梨方式のような、徹底した訪問検査でなければ意味が無いでしょう。東京都の「まん延防止リーダー」制度は、またしてもリモートによる自主検定で、6項目程度正解すると取得できるというシロモノ。まじめな人もいるでしょうが、ユルユルに変わりはありません。
国会質疑で、立憲民主党・蓮舫代表代行の「埼玉・東京は感染者数が微増しているんですね。本当に大丈夫ですか、今、解除してしまって」という質問に、「そこは大丈夫だと思ってます。総合的対策をしっかりやって、何としてもリバウンドは防ぎたい」 と答弁しました。思っていただけですから、実際は見事にリバウンド。東京より先に先行解除した大阪は倍々ゲームの惨状です。東京もまん延防止期間が終わろうか、というのに感染は着々と拡大中です。
分かっているのに手を打てない、まったく本気でない人たちばかり。とてもダメですね。