検察官個人の定年延長を政権が決定できるという、検察庁法改正案への反対が広がっています。きょう2020年5月13日毎日新聞朝刊によると、問題の発端となった黒川東京高検検事長の定年延長について、その前提となる検察庁法の解釈変更に関する議事録が存在しないことが、毎日新聞の開示請求に法務省が回答したとのことです。
森雅子法相が国会で「口頭で決済した」と答弁しているわけですから、そんなことではないかと思っていましたが、議事録がまったくないということになると、公文書管理法違反だけではなく、検討した事実自体がなかったのかもしれません。黒川氏を定年延長させて、その後検事総長にするという安倍パンプキンの指示があり、それを単に口頭で話し合った。実質的な議論などしていないから、文書がない、ということでしょう。いかにも安倍パンプキン政権らしい話です。これは推測ですが、文書がなければ反論もできないはず。
検察官の定年を時の政権の意向で延長できる、という制度を作ってしまえば、お気に入りの人物の定年を延長することが大っぴらにできることになります。ヒラメ野郎ばかりが出世する、そんな検察庁では、国民の信頼は得られません。国策捜査と国策非捜査のオンパレードになるでしょう。
安倍政権では、逮捕状を取った強姦容儀者を逮捕しなかった、その容疑者は安倍パンプキンのオトモダチだった、という件がすでに起きています。森加計事件でも、公文書を偽造までしていたのに検察は捜査に入りませんでした。桜を見る会も触ろうともしません。検察庁法改正前にすでにでたらめなことが堂々と行われています。検察庁法の改正は許してはなりません。
与党の諸君は、自分たちのしていることが三権分立という国の基本を破壊するということに自覚がないのですか? もしそれが分からないなら政治家の資格がありません。分かっていてやっているなら、人間の資格がありません。目を覚ませ。安倍パンプキンに従うよりも大切なことがありますよ。一人の人間として、国民のために誇りをもって生きることです。まだ採決には間があります。よく考えることです。
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