ウクライナのゼレンスキー大統領は、相変わらず「同情するなら武器をくれ」「この戦いはあなた方のための戦いでもある」と主張しています。
あくまでロシアを追い出すまで戦う、アメリカや西欧が武器をくれれはそれが可能だ、と考えているようです。
私が思うに、ロシアは戦術核兵器を使っていない。それは使えないからなのかもしれません。使ったとしても一時的な戦局転換になるかもしれないが、その後の展望が見通せない。放射能で汚染された地域を制圧するのは自軍にとってもリスクが大きいし、しばらく放棄するしかなくなるだろう。防衛側が放射能を覚悟して抵抗すれば、制圧はきわめて困難になる。
ゼレンスキー氏が兵器を兵器を、というのは私は不愉快です。どこまでも戦争を継続するということになります。しかし世界は原油や食料の高騰に苦しんでいます。武器は提供しなくても負担はしているのです。ゼレンスキー氏はそんなことはどうでもいいので、兵器が欲しいというだけです。
しかし徹底抗戦して全滅しろと云うのは間違っている。抗戦しきれなければ降伏もすべきです。製鉄所のように結局降伏するなら、ゼレンスキー氏は降伏を許可すべきです。沖縄戦のようにあくまでも降伏を許さないというのはダメです。それこそ非人道的な戦争指導になってしまうのではないでしょうか。
核兵器が使えない兵器になったのか? もしそうであればこの戦いにも意義があるかもしれません。そうでなくて、結局ロシアが核兵器を使うことになるならば、恐ろしいことです。ゼレンスキー氏は勇ましいが、やや軽薄だと思います。こんなことを言うと袋叩きに会いそうですが、自分の意見は主張しましょう。絶対善はこの世ではあり得ない、と私は思います。
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