魔人の鉞

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菅将軍様の目を覚ますのはだれ!!

2020-10-09 18:57:30 | 菅政権

配信 によると、静岡県の川勝知事は、政府が任命拒否の理由を明確に説明していないことについて、「説明ができないなら反省して撤回すべき」との考えを示しました。

川勝知事(7日):「公務員に対する任命権が自分にあるからとか、総括的にできればそれでいいとかおっしゃっているが、そんなの何も語っていないのに等しい。もし今度6人が落とされるのであれば、学問がなっていないということであれば、もっともな理由。それ以外の理由は、よほど法律に違反していない限り、そうしたもの(政治的発言)は言うに任せるということであり、信教の自由、学問の自由、言論の自由というのは基本中の基本で。そこに権力が介入して、権力の言う人たちだけになったら、御用学者ばかりじゃないですか。そんな人は学者じゃないです。まさに日本の学問立国に泥を塗るようなことではなかったかと、非常に心配しております。汚点です。なるべく汚点は早く拭った方がいいと思っている」

とのことです。菅総理の経歴について、学問をしたわけではないなどと批評ことについて、ネット上では賛否の意見がありますが、言っていることは至極まっとうです。説明のできないことを無理やり押し通すことは、汚点です。学問は国際的なものであり、学問立国の意味でも理解できないことです。

今日10月9日時点では、自民党では学術会議の意義を問うとか、河野行革担当大臣は学術会議を行革の対象にする、などというよう話になってきているようです。それも大いに結構、何も問題ありません。検討するなら検討すればよい。

しかしそうしたことをする前に、政府の威光に従わない何人かの学者を排除する、というのは間違いです。問題は民主的な手続きをまったく欠いていることです。組織のあり方、委員の選任の仕方などに問題があれば、正式に検討をおこなえばよい。そのうえで制度を改定するのが民主国家のあり方です。菅将軍様はそういう民主的な手続きを屁とも思っていないらしい。内々に基準を改め、それに従って任免を左右する。なにか室町時代の、将軍の思いつきで物事を決めてしまう将軍専制を思わせる手法です。現代で言えば、かの金将軍です。

菅将軍様はこのまま突っ張るつもりのようです。自民党の諸君には、こんな室町将軍みたいなやり方で国の政治を運営したらまずい、という認識はないのでしょうか。役人は言うなりになるしかない存在ですが、政治家はそれでいいのですか? 飛ぶ鳥を落とす勢いの二階幹事長や、その他の「政治家」は、どう考えているのでしょうか。ダメ男ばかりでないといいのですが。

 

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