私はめったに外食をしない。
最大の理由はなかなかおいしいと思うものに当たらないからである。「歩きかた」に載っていた有名なレストランでも、結婚披露宴でのごちそうでも旨いと思えなかった。どれも油分・塩分が強すぎるのだ。
小腹が空いたときはパン屋のパンが一番だ。このパンでさえ、ここに移住してからしばらくは日本より濃い塩味が不味いと感じたものだ。
基本的に外食を避けていても、成り行き上、外で食べなくてはならないこともある。
先日はミュンヘンからやってきた台湾人のお供をすることになった。
4月にオーストリア在住台湾人音楽家のコンサートをこの街で開催するので、その会場の下見と打ち合わせにやってきたのだ。
日本で言う公民館に近い建築物の古いアップライトピアノを使うことになった。
その建物にあるカフェで昼食を摂ることになったのだ。


昼過ぎだというのに、ほとんど客のいないこのカフェ。恐怖を感じた。
コーヒーだけにしておこうか、と思案していたのに、でっぷりした従業員女性の朗らかな対応振りと、同行した台湾人たちが次々と注文するので、諦めて私も何か食べることにした。
「
カレーソーセージをお願いします」
ウチでは食卓に上ることはないこの品、一度だけ別のカフェで食べたことがあるのだが「どうしてこんなものがドイツで有名な料理なのだろう」と思ったものだ。日本在住時に聴いていたNHKラジオドイツ語講座でもカレーソーセージが何度か出てきたのでその頃はさぞかしおいしいものだろうと思っていたものだ。
不味いという体験をしたのに、また注文したのは「本当に不味いかどうか確認」のためでもある。
何事も数度経験してみなければ断定できない、と人生前向きにやっているのさ~、うほほ~

やってきたカレーソーセージ。
かなり大きなソーセージに山盛りのフライドポテト。食べきれるだろうか。
向こうに見えるのは同行台湾人Aのソーセージ。彼女は付け合せにサラダを注文したのだ。
さて、私のカレーソーセージ、おいしかった。
やはり、諦めずに何度か挑戦してみるものだなあ。ドイツの外食産業のすべてがだめなわけではないのだなあ、とほっとしたような気分だった。
おいしかったが、やはりドイツでの外食は大変だ。これを昼に食べたら、夕食はまずちゃんと食べることができない私。
ほとんど脂肪分のこの名物料理、常食するのは危険だ。年に1,2度くらい食べるのなら許されるだろう。
同行台湾人Bはこれを注文した。

ソーセージにキャベツの煮物の付け合せだ。これは義母が似た様なものをよく作る。夫も私も嫌いなのだ。酸っぱく煮込んだこのキャベツ、匂いを嗅ぐだけでもゲロゲロだ。と、書いても、夫と私は表情を変えず黙々と義母の前で食べて見せるのだけど。
台湾のような食に恵まれた国で育っても、ドイツで長く過ごすとこういうものを平気で食べられるのかなと感心した。

食べるものはどうしてもアジア諸地域に劣るが、いいところもある。日本のカフェやレストランで犬を連れて入店はまずありえないだろうが、ここは大丈夫なのだ。写真のこの彼女(♀)は介助犬のような特殊な犬ではない。
そういうわけでこの日の経験によると、
ドイツ名物、さすが本場のカレーソーセージはおいしい、ペットと一緒に入れるカフェ、素敵

とでも表現したほうがいいのだろうか。たまにはね、うほほ
ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ 珍しくドイツを褒める記述。こういうのは好まれないのよね。「他人の不幸は蜜の味」的な刺激を求められているっ、ああ、刺激いっぱいのドイツを書きたい