怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

洗剤の贈り物

2014年12月03日 | ドイツバイエルン家庭料理
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玄関先に置いてあった白い袋。尋ねていはいないが、もらいものだろう。

うっほー、洗濯洗剤だ。
 
一袋20キロ入りが二袋も?!
店頭で売られている洗濯洗剤はカラフルなパッケージにどんな効果があるかの宣伝文句が並んでいる。
この味気ない白い袋はもしかして、業務用?クリーニング業者に親族か知り合いでもいるのか?
それにしても、ウチは洗濯頻度が少ないのだからこんなに洗剤は必要ないのではないか?一家四人の一生分だったりして、あはははは~。私が先に逝ってしまわないように気をつけなくっちゃ、などと思ってしまう洗剤の量。
私が一人生き残っても洗剤は買わなくていいな、って思えるようになりたい





ウチのキャベツ料理

2013年01月30日 | ドイツバイエルン家庭料理
ソーセージにキャベツの添え物がある料理はドイツで有名らしいが、
とにかく私はほとんど家の中にいるので、なかなか外の世界がどうなっているのかよくわからない。
先日、たまたま外食する機会があって、他人が頼んだ料理がウチで作るものと酷似していたので少々驚いたほどだ。
以下はウチの料理。
 
左。義母に作り方を聞いたがザウアークラウトを使うのかどうだかはっきりしない。いろいろな製品が出ていていろいろなやり方があるとか。ゴマのように見えるのはクミン。義母のこのキャベツの煮物は砂糖を大量に入れるのか、甘い。そして酸っぱい。煮込んでいるときに漂う香りは只者ではない。「ううっ!んげっ!」と表現したらいいか。夫も私も嫌いな料理の一つだが、黙って食べる。
ザウアークラウト談義になると義母は止まらない。子供の頃はどこの家庭でも庭にキャベツを栽培していて、自家製のザウアークラウトを作っていたのだそうな。
子供たちは足をよく洗って、刻まれたキャベツの上を踏みという仕事を手伝ったものだそう。冬場のビタミン源はザウアークラウトぐらいしかなかったらしい。大事な食材だったに違いない。
左、焼きソーセージ。市販品。一般的にドイツのソーセージは日本のそれよりひどく塩辛い。これについては日本のブログ読者の報告で確認している。ドイツで修行してきたという食肉加工職人が「日本ではドイツほど塩分を高くしない」と証言していたらしい。私の舌はおかしいとは思えない。
これは私の皿。
義両親は茹でたじゃがいもを添えて食べるのだが、私は米飯だ。塩辛くて油分たっぷりのソーセージはあっさりとした米飯とよく合う。最近、雑穀を摂ることに凝っている私。白米のほかにキビとはと麦いり。すりゴマをたっぷりかけるとおいしい。
「ソーセージとご飯はよく合います」という私に義父はいつもこう答える。
「米は牛乳で煮る物が一番だ」と。
この一言はいつでも義両親と私のあいだにふか~い食文化の差を感じさせるものだ。
義母流のカレーソースにはパラパラの米が添えられるのだが、そのご飯が余ると義両親たちはジャムをかけてデザートにする。
これも、いまだにふか~い食文化の差で一向に縮まらない。


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義母りんごケーキを作る

2012年09月18日 | ドイツバイエルン家庭料理

絶対に学ばないぞ、と秘かに誓っていた義母りんごケーキだった。
ところが、8月のりんごの収穫期と義両親の旅行が重なり、夫の大好物であるこのケーキを私が作らないわけには行かなくなった。
これは8月20日の記事に使った写真。私が一人で仕上げたりんごケーキ。
義母に習ったその作り方を日本語で自分用にメモしておいた。
これがそのメモ。

「箸等で混ぜる」などと、義母が絶対使わない道具が出てくるのは私流のやり方だから。
かなり乱暴なレシピだが、在独日本人仲間のsue-chanさんが欲しいと言うので送った。

どうせ読んで捨てられる運命、と思っていたのだが、彼女はこのレシピを使って早速何度も作っている様子だ。
その写真まで送ってくれたので、私のブログ記事に取り上げることとした。
下は1度目。「生地が薄く、硬く焼きあがる」という相談があった。なるほど、下の方がかなり焼けすぎているようだな。
私のはそんな風にならないぞ。うほほほ、義母直伝指導の差かい、とかほくそ笑んだ私。

以下は確か、3度目の作品だったか、ウチのより見た目が麗しく、おいしそうではないかっ!



義母にこの写真を見せると「りんごは皮をむかないと焼き上がりに時間がかかる」「ペーパーは敷かないほうが焼き上がりが早い」との意見。
早速彼女の意見をsue-chanさんに伝えると、彼女の言い分は・・・
「夫がりんごの皮の部分の栄養を摂りたいと言うので」
「天板を洗うのが面倒なので、紙を敷いた方がいいの」
というわけで、料理というものはそれぞれのものの考え方でどんどんやり方が変わっていくものだなあ、と感心した私。
ああ、こうやって私たち在独日本人主婦はドイツに慣らされていく運命なのだろうか、という恐怖も感じた一瞬。


















トマトは豊作

2012年09月05日 | ドイツバイエルン家庭料理
今年は例年よりウチの庭のトマトが豊作の様子だ。もいで、その場で食べると青臭い香りに嬉しくなる。
日本在住時に近所の中国人に教えてもらった(ここでも何人かの中国人にご馳走になっている)トマトと卵の炒め物、これは大量にトマトを消費できるが、毎日これを食べるのも辛い。
新鮮なうちに食べきれないと判断したらしい義母はトマトソースの瓶詰め作りをしていた。

切ったトマトをしばらく茹でる。この古い調理器は結構趣きあってよろしい。西洋のままごとおもちゃにもこのデザインのものが多く使われていることだろう。

ハンドブレンダーでさらになめらかにする。調味料などは一切入れていない様子だった。

色が少々薄くなったのが気になる・・・。市販のトマトソースはやたら赤いじゃあないかい?
ペットボトルのお茶がきれいな緑色を保っているが、茶碗に淹れたお茶がしばらくすると色が変化するのと同じで、もしかして、市販の商品は色をを付けているんじゃあないかってちょっと不安になった一瞬。

濡らした雑巾の上にビンを置いて、仕上がったソースを入れていく。
この雑巾の色も気になる・・・義母はこの色に変化した雑巾を保存食作りに使って何とも無いことを知っているから大丈夫なのだろうけど、私は気になって仕方がない。
お義母さん~、新しいタオル、プレゼントしようかっ?

はい、できあがり。他の瓶詰めと一緒に地下の食料部屋にこれから何年も保存されることとなるだろう。

ハツカダイコンのオープンサンドイッチ

2012年09月01日 | ドイツバイエルン家庭料理
我家では夏場限定の夕方の軽い食事。
まず、庭に収穫に行く。
スーパーにもたくさん売られているが、義両親がそれらを買ったのを見たことは一度もないっ!
したがって、植えたものが無くなれば、その年のハツカダイコンを食べるのはお終い、という原始的な生活。

薄切りにして塩少々振り、10分ほどそのままにしておく。黒パンにはたっぷりめにバターを塗る。
コレステロール値が高い義父には代用バター。
一般的に欧州人のバターの消費量は半端でない。こんなのを見つけたぞ
日本にもコレステロール値が高い人のためのバターがあるが、欧州人の摂取量と比較しちゃうとそんな製品、必要ないのではないか、とも感じる。
欧州人との同居生活で私はバターをかなり摂取しているから、気をつけなくては・・・・これこれ・・・


これを食べるのは食堂ではなく、サンルーム。一家揃ってあまり飲まないのだが、こういうときには少々ビールをいただく。
私は150ミリリットル程度なら酔わずに飲みきることができるようになったぞ、ああ、ドイツ生活で鍛えられたか・・・
パンに大根を載せて食べる。

プレッツェルに載せてみた私。食べにくかった。半分に切って挟むのが適当だったかもしれない。

珍しく「まあまあよろしい」と断言できるお勧めドイツ料理、かな。




アップルパイの昼食

2012年08月02日 | ドイツバイエルン家庭料理
先週末の昼食はアップルパイ。
何度もこのブログで紹介しているけど、また何度でも書いてやるっ。
衝撃のお菓子昼食さ。
昔、ケーキバイキングには腹をすかせて行ったものだけど、食べて満腹になってもなぜか満たされない食後のあの感覚を思い出す。

薄く延ばした生地を布巾の上に広げ、刻んだりんご、シナモン、砂糖を載せる。
ひょいひょいって布巾で生地を跳ね上げるようにして巻き上げていく。

45分から1時間かけて焼く。
生地作り、焼く時間のことを考えるとものすごく手間隙かかるメニューだ。


最低ふた切れは食べないといけないのだが、この日の午後にバーベキューに呼ばれていたので私は一切れで釈放された。
夫は大好物のアップルパイ。天板に載っている半分くらいを一気に平らげる。


アップルパイの前にはスープが出る、ちゃんと塩味のスープ。
アップルパイが菓子でなく、食事であることの証明さ・・・ウチでは

夏場のシュペッツレの食べ方

2012年07月03日 | ドイツバイエルン家庭料理
過去の記事で何度も紹介した思うが、もう一度。なぜなら今ではけっこうお気に入りのメニューだから。
カリカリベーコンサラダ添えシュペッツレ、とでも訳したらいいかな。
先ずはシュペッツレについてはこちらウィキで紹介。シュペッツレ-Wikipedia

細かく刻んだベーコンとサラミを大さじ3杯くらいの油で炒める。焦げ目ができるくらいにカリカリに。


サラダ菜を小さくちぎり、酢、塩、砂糖で調味したサラダドレッシング、その上からカリカリベーコン・サラミ+油を注ぐ。


シュペッツレを作り(作り方記事はこちら2008年5月24日)その上からもカリカリベーコン油を注いで混ぜる。


はい、出来上がり。素朴な夏むきの料理。右下の写真、向きが悪いな。


向きを直してもう一度撮影。

一人大さじ1杯程度の油脂摂取だが、酢を使っているせいもありあっさりした食感だ。
ショリショリしたサラダ菜がよく合う。
そうそう、サラダ菜は自家製だ。畑にいっせいにできてしまうので、数日間このシュペッツレ昼食が続いてしまうのだ。
苦に感じないわたしはきっとこの料理が好きなんだろうな。
ああ、次第にここの料理に慣れていくのか、ひえぇぇぇぇ

カルディや成城石井にシュペッツレが売られていたら、日本の家庭でも簡単にこの料理が再現できるぞ。
「ドイツの農村料理」って楽しんでもらえたら嬉しい。





スープだけお付き合いした。

2012年03月16日 | ドイツバイエルン家庭料理
これもバイエルン地方独特の料理かどうかわからないが、また、以前の記事にしているかもしれないが、
念のために、何度でも登場させることにする。
レンズマメのスープとソーセージ、付け合せのパン。

レンズ豆のスープは私は好きなので、少しだけいただいた。スープ自体も、油分たっぷりなので、少しの量でおなかがいっぱいになってしまうのだ。
義両親はこのスープにこの黒っぽいソーセージをスープの中で切って食べるのだ。
私はこのソーセージの匂いがだめである。このスープを調理するときにいっしょに入れて暖めるのだが、
そのときに漂う香りの肉臭さ。これは子供のころから慣れている人ではないと「いい香り」に感じないのだろう。
また、食べるのも苦労する。油分・塩分たっぷりなのか、私はいつもこの一本の5分の一くらいいただいたところでお手上げになる。
この日、4本出ていたソーセージは1本しか消費されなかった。義両親たちが半分ずつ食べた様子。
義母は「一人一本」の予定で用意したのだろうなぁ。自分でも1本食べられないのに、どうして4本も?!
パンにはバターがたっぷり。これも私は無理である。



これはクリームチーズに卵や小麦粉を加えて練り、油と砂糖と牛乳を敷いた鍋に入れて膨らませる料理。
ウチではこれに自家製梨のシロップ漬けを添えて食べる。デザートでなく、スープのあとのメイン料理である。

脂肪率40パーセントのチーズを使ってる上にさらに油脂を絡ませて作る料理だが、意外と食感はあっさりしている。
夫はソーセージが大嫌いだが、こうしたお菓子のような料理は大好きである。

蓋を開けてしばらくするとしぼんでしまうのが悲しい。
ま、私は食べないのだけど!!

消化器官がここ2ヶ月、おかしくなり続けなのできっぱりと遠慮した。
私が食べたのは、朝に作っておいた大根の煮物、切り干し大根の炒め煮、ご飯と梅干。
ああ、おなかに優しい、おいしい昼食だったぁ





鴨料理、ドロドロキャベツとジャムを添えて。

2011年11月01日 | ドイツバイエルン家庭料理
バイエルン地方に特徴的な料理ではないらしいけど、カテゴリー分けの都合上ここにいれちゃえっ、ってことで
「ドイツバイエルン家庭料理」ということに・・・・
ああ、いい加減なブログだなぁ~


真ん中に鴨をオーブンで焼いたもの、上の団子はジャガイモが材料、右の鍋の中には赤キャベツの酢漬けのドロドロ煮込み、左下の鍋は鴨の焼き汁を使ったソース。


この鴨肉には、ジャムを添えて食べる。
ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ
とか、小さく思うのだが、慣れというものは恐ろしいもので私は食べることができる。肉+ジャム
義父もしみじみ「昔はジャム添えの肉なんて考えられなかったさ」とかつぶやいているので、ウチの家族は義母の味覚にしっかり鍛えられているのさ。

ところが、義母の強敵は息子!
夫は鴨肉が大嫌いである。ひとしきり義母に向かって文句を言った後、ジャガイモ団子にドロドロ赤キャベツソースをたっぷり添えて、それだけを食べていた。
このドロドロ赤キャベツソースだって、旨いものじゃあないっ。酢と砂糖で味付けされている、不気味な料理。
日本でもザウアークラウトのようなキャベツの酢漬け発酵食品は知られているだろうが、義母の手にかかると、それを加熱していろいろな調味料と香辛料で不気味味に仕上げていく。
不気味、と繰り返してしまったが、これも慣れると食べることができる・・・・
いや、出てくれば食べる、のだけど。

なかなか私の風邪がよくならないのは、馴染めない料理を一生懸命食べているせいかな~とか悩むこのごろ。








ポテトサラダは主食にもなる

2011年10月21日 | ドイツバイエルン家庭料理

ウチのポテトサラダは洗面器に入っている。ほうろう製と思われるこの洗面器はさすがに洗面器としては使われていない様子だけど。

大昔、物資が極端に少ない頃は、脚を洗った桶状の容器に料理を入れたりしていたそうだ。
ドイツだって、貧乏な頃があったのだなあ~とか、妙に感心した。で、この洗面器皿はその名残、と解釈して我慢。
右は白菜とトマトのサラダ。白菜をサラダでいただくのを知ったのはドイツでの生活だ。
そうそう、サラダが二つ並ぶ食卓だが、正確にはポテトサラダはサラダではなく、主食だ。
どろどろ~、べちょべちょ~、すっぱい~。これが、日本人の米飯代わりだぞ、うわぁぁぁぁ~


メイン料理は豚肉のステーキ。まあまあ。
ポテトサラダを主食にすることに耐えられない私はもちろんご飯を添えた。


この日の夜の夫の食事はこれ。

りんごケーキ。
これにもついていけないわたし。
いや、いつか、できるのだろうか、洗面器ポテトサラダ主食、夕食はケーキ。
ドイツ化・・・・しなくてよろしい、私。



赤カブスープ

2011年10月02日 | ドイツバイエルン家庭料理
これはバイエルン料理ではないらしい。
あまりおいしいものではない、という意味でバイエルン料理、ということで勝手に紹介。

赤カブの酢漬けを細かく切って、牛肉と煮込んだもの。


ジャガイモをこのように添えていっしょにいただく。

すでに数回以上こちらの生活で食べたので、だんだん慣れてきてはいる。
が、できれば避けたいこの料理。

ウチはあまり牛肉を食べないのだが、このスープには好んで使っている。
たまにはいいのだけど、なんだかね、この牛肉、不味いし。義母、どこでこの不味い肉を買ってくるのか?
不味い肉はそれなりの調理をすれば食べられると思うのだけど、このスープはそういう技術を使わない様子。

このスープの日は、これだけ。
普通、スープの後にはメイン料理が来るものだが、ジャガイモが入っていることですでにこれはメイン料理。
ひたすらこれを食らうのみ。
私は耐えられず、ご飯を投入したら、義両親が一気に不機嫌になった。







昼食あれこれ

2011年07月05日 | ドイツバイエルン家庭料理
夏場には庭に葉物野菜が出来るので、そうした材料で妙な料理が作られる。
下は小松菜と白菜の中間のような野菜の煮物。

見かけは普通だが、恐ろしい味。炒めてクミンシード、酢、砂糖を混ぜ、仕上げにとろみをつける。


私は米飯、義両親はジャガイモを添える。野菜だけでは物足りないのでソーセージも。
フライパンにあるソーセージは一人当たり2本の計算だが、でかい上に油分塩分も強く、日本人成人女性が2本平らげるのは大変である。

私の皿。
皿の半分は米飯。こうして気をつけないと、油分の摂取しすぎで胃をやられる私。


この日は怠惰昼食。冷凍もののジャガイモパンケーキ。
たっぷりの油で揚げるように焼く。
自家製りんごコンポート。
これをジャガイモパンケーキに添えて食べる。私はもちろん、こんな食事は食事とみなさないので、米飯にこのポテトパンケーキをおかずにしていただいた。
案の定、このパンケーキ、塩気が強く、じゅうぶんおかずになったぞ。恐ろしい。
が、醤油をかけたらなぜかこのパンケーキ、激ウマになった!義両親はご飯とパンケーキと醤油の組み合わせに機嫌を悪くしていたけど。

順序が逆になってしまったが、上のメインディッシュの前にスープ。
毎日生産されるズッキーニ。ウチでは主にスープになってしまう。もったいない・・・
そのスープは圧力鍋で作るのだが、思いついて、こおやとうふを入れてみた。
少々水で湿らして、スープの材料とともに圧力鍋に入れる。沸騰して蒸気が上がったら火を止め、しばらくしてからふたを開けると・・・・
なんと~、とろとろにおいしく仕上がった。義両親はもちろんこのような外国の食材を嫌うので、わたしだけ堪能したぞ。



サバ報告

2011年04月23日 | ドイツバイエルン家庭料理
きのうの昼食の報告。
サバの塩焼き。

異様にやせているようにも見えるサバだが、油たっぷり(ついでに塩分たっぷり)でおいしかった~
ビールとパンを添えるのだが、もちろん私には米飯も!!


これが買ってきたときの状態。それぞれ紙にくるまれている。1,2,3・・・あれ?一尾たりないぞ?
義母は魚料理が大嫌い。
彼女は前日の残りの青菜スープを食べていたが、大嫌いな魚を目の前に食事をするのがイヤで、別室で一人で食べていた。
夫は、とりあえず、魚好きを公言しているが、後で私に言った。
「今日の昼食は不味かった。あの、魚の頭と、骨がテーブルある光景は怖かった」
とかなんとか、日本人には信じがたい感想を述べたのにたまげさせられた。

義父は船員をしていたせいで、魚料理に慣れている、また、好きでもある。
船の上では自分で魚をさばいていたこともあるそうだ。
で、この日の食卓、嬉々としていたのは二人だけ~
来年は食べられるかどうか、疑問である。


今年は仮病にならない復活祭

2011年04月22日 | ドイツバイエルン家庭料理

4月21日は「聖木曜日」だった。
教会付属の本屋で買ったこの日めくりカレンダーはキリスト教行事の情報満載である。(りす理解不能)
真ん中の赤い字で書かれてあるのが『聖木曜日』なのだが、直訳すると「緑の木曜日」である。


名前のとおり、この日には緑の野菜をスープにする習慣があるそうな。
昼食のこのスープの青菜はウチで栽培されたもの。今年の収穫物の2番目のものかな。一番目は浅葱だった。

ところで、復活祭は毎年3~4月頃をうろうろ日にちを変えるものである。3月初旬の寒い頃など、青菜の収穫が難しいときはどうしたのだろう?
義母が言うには、子供の頃は畑にないと野原に採取に行ったそうな。
「いまじゃあ、スーパーに行けばなんでもそろっているからなぁ~」と義父。
青菜をあまり食べないここの生活、おいしいスープだった、ああ、毎日青菜を食べたいぞ。


ところが、スープのあとはこれ。牛乳メシ。
私の大嫌いなメニューの一つ。義父には贅沢なメニューの一つ。
義父の出身国ポーランドもここも、米の栽培ができない寒冷地。暖かい南の国の産物である米を食べるのは贅沢、なのだそう。
まあ、日本だって、平民が腹いっぱい100パーセントの白米を日常的に食べられるようになった歴史は短いのだから義父母を笑えない。
けど、牛乳メシはわたしにとっては異端メシなんで、即行拒否さ。
わたしだけきのうの残り物をたべたぞ。

そういえば、スペイン語圏にはこの牛乳メシを讃える子供の歌がある。

「牛乳メシ、結婚したいな、サンニコラスの女の子と。縫い物と刺繍ができて・・・」とかいう歌詞の内容。
この動画の53秒頃の鍋の様子が義母が牛乳メシを作る様子と酷似しているのが恐ろしい~
(セルバンテスさん、ご協力をありがとうございます)

今週末は復活祭。降誕祭に並ぶキリスト教における重要な行事である。
行事といえば行事食。行事食といえば伝統的、伝統的といえば不味い、である。
去年は確か、わたしはこの行事食を食べたくないがために仮病になったものである。

10日ほど前、ウチにこんなチラシが入ってきた。

私は一番下の魚の絵に注意が集中。なんだなんだぁ~
義父が尋ねた。「りすは魚を食べたいかい?」
復活祭直前の金曜日は魚を食べるのか?
いいや、そんな習慣云々は重要ではない。ここのお祭りで売られているサバ一尾丸焼きは高くて食べられなかった。ドイツでの永遠の憧れの魚料理だ~
なぜか今年は私のためにこのサバ料理が注文された!

うほほほほほほ~
二年連続の仮病は回避された。



オートミール粥

2011年04月13日 | ドイツバイエルン家庭料理
先週胃の調子が悪かったときに義母が作ってくれた粥。


オートミール(カラス麦)粥。
大匙一杯程度のオートミールを200ccのお湯で少々煮込んでスープの素で味を付けた簡単なもの。
日本でもオートミールを手に入れることができるが、調理方法に「牛乳で煮込む」とあるのが間違いかも。
スープの素のほうがおいしいぞ。


味噌汁椀に入れていただいた。
けっこう旨かった、義母料理にしては。

ううう・・・
オートミール粥が私のお気に入りのドイツ料理(ドイツだけじゃあないが)の一品なんて・・・

しくしく。