怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

昼食あれこれ

2011年07月05日 | ドイツバイエルン家庭料理
夏場には庭に葉物野菜が出来るので、そうした材料で妙な料理が作られる。
下は小松菜と白菜の中間のような野菜の煮物。

見かけは普通だが、恐ろしい味。炒めてクミンシード、酢、砂糖を混ぜ、仕上げにとろみをつける。


私は米飯、義両親はジャガイモを添える。野菜だけでは物足りないのでソーセージも。
フライパンにあるソーセージは一人当たり2本の計算だが、でかい上に油分塩分も強く、日本人成人女性が2本平らげるのは大変である。

私の皿。
皿の半分は米飯。こうして気をつけないと、油分の摂取しすぎで胃をやられる私。


この日は怠惰昼食。冷凍もののジャガイモパンケーキ。
たっぷりの油で揚げるように焼く。
自家製りんごコンポート。
これをジャガイモパンケーキに添えて食べる。私はもちろん、こんな食事は食事とみなさないので、米飯にこのポテトパンケーキをおかずにしていただいた。
案の定、このパンケーキ、塩気が強く、じゅうぶんおかずになったぞ。恐ろしい。
が、醤油をかけたらなぜかこのパンケーキ、激ウマになった!義両親はご飯とパンケーキと醤油の組み合わせに機嫌を悪くしていたけど。

順序が逆になってしまったが、上のメインディッシュの前にスープ。
毎日生産されるズッキーニ。ウチでは主にスープになってしまう。もったいない・・・
そのスープは圧力鍋で作るのだが、思いついて、こおやとうふを入れてみた。
少々水で湿らして、スープの材料とともに圧力鍋に入れる。沸騰して蒸気が上がったら火を止め、しばらくしてからふたを開けると・・・・
なんと~、とろとろにおいしく仕上がった。義両親はもちろんこのような外国の食材を嫌うので、わたしだけ堪能したぞ。



西洋料理に意見したりす

2011年07月05日 | 食べ物
さくらんぼの時期のもうひとつの恐怖はこの料理だ。
すでに何度も書いているさくらんぼ入り餃子、ピローギ、あるいはピローゲン(複数形か?)。
作り方の過去記事はこちら、「ピローゲンという名の餃子」

今年は私の意見を取り入れてくれた。
毎年、その餃子の皮が固くてねぇ、まずいんだ、これが。もしかしたら生地に卵を入れなければ変わるのでは、と提案したのだ。
すでに数度にわたり、ここドイツで本場中国からの中国人に直伝の餃子の皮の作り方を学んでいる私だ。
自信を持って「私はうまくやれる」と義両親の前で宣言したのだ。
義母は古いレシピ本をめくりながら「卵抜きの生地はどこにもないのだけどねぇ~」と不安そうだった。
お互いの意見の真ん中を取り、1キロの小麦粉の半分は卵入り、もう一方は卵抜きで、合意に至った。


左は卵入り、右は卵抜き。こね終わって休めているところ。

さて、料理中の詳細は、今回は私が大活躍でカメラを持つ暇がなく公開不能。
りす主導の西洋餃子のお味は・・・・
やった~、卵無しの皮のほうが柔らかくおいしく仕上がったのだ!


以下は次の日に焼き餃子となった昼食。

いつものように、ホイップクリームを添えて食べる。
うううう・・・・

いくら皮が柔らかくなっていくらかおいしくなったところで、やっぱり、この甘いものを昼食にたくさん食べるのは、私にはムリだ!
食べているうちに不機嫌になる私を義両親は理解できないらしい。
「おいしくできたのに、どうしてそれだけしか食べないの?」
だってさぁ~

ああ、泣けてくる・・・・