怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ヴィラ、邸宅、屋敷

2008年08月08日 | 近隣の人たち
ここの周辺は、決して、お金持ちの集まりではない。
市街地からかなり離れているので、土地は安く手に入るのだろう。
加えて、一般的にヨーロッパ人は東洋人より、郊外に住むことを好む傾向にあるようだ。

うちの場合は、たまたま義母の親がここに土地を所有していたそうだ。
家を建てている頃の写真を見て、びっくり。
周囲には一軒も家はない。
農地だったのか・・・

昨日、飼い犬とともにやってきたヨラさんの家は、うちの屋根裏部屋のトイレから見える。



あ、これはトイレの写真
浴室工事中なもので、普段は使わない屋根裏部屋のトイレ。物置兼用。
シャワーは地下の洗濯室に臨時に作られたやつ・・・・暗くて気持ち悪い・・・
右上には屋根の傾斜が見える。



その、トイレの窓から撮影したヨラさんの家。
真ん中にある家。

昨日、義父母はヨラさんの家を「ヴィラ」と呼んでいた。
辞書を引くと「屋敷」・・・・!

いや~うちだって、広さだけ見えれば、充分屋敷の類ではないか~、とも思うものだ。
そういえば、何度か見学に行っているヨラさんの家、中身はド・ハデだった。

玄関を入ると、壁一面に絵画の数々。
見るからに高そうな家具。
でかいテレビ。(うちのテレビ、何年使っているのぉ~?)
そして・・・
室内から通じている車庫の上方を見ると・・・
お船が釣り下がっている・・・・!?
クルージングにでも行くのだろうか、かなりの大きさのヨットがぶら下がっているのだ。
その、吊り下げて置いておく、という発想がたまげたのなんの。
ヨットの下にはさすがに吊り下げられない、BMW。

普通の家は、地下室は一階だけしかないが、この家は地下二階まで存在するそう。
まだ、見たことないのだが、義父が言うには、
「テニスコートがある」そうな。

極めつけは、ピアノ。
さまざまな装飾品とともに広い居間に置かれたアップライト型。
木目の美しい、古いピアノなのだが、蓋を開けてびっくり。
鍵盤がないのだ!
どういういきさつで、このピアノが鍵盤を失ったかわからないが、それを承知で家に置き続けている、その贅沢加減は日本の平均住宅の常識から発想することが難しい神業だぁぁあ~!!!

昨日、来た犬、ポルディは、お屋敷住まいなのだ。
バカ犬になって、ヨラさんちに住んでみたいものだ!


そういえば、隣の家にはプールがある。



夫が言うにはプールを作るのはそんなに巨額の費用がかからないのだそう。
でも、ドイツって水道代高いみたいだし、第一、1年のうちどのくらいの期間この屋外プールで泳げるのか疑問に思う。
中には温水にしている家もあるらしいが、そうなると当然燃料代も発生するだろうから、やはり、高額で贅沢な設備だ。

ドイツはその人口規模に対して、公営・市営を含め、日本よりたくさんプールが存在すると思う。
ちょっと、車を走らせればプールがあるのに、わざわざ自宅に作る感覚は、わたしにはわからない。

お隣さんも、お金持ちなのかなぁ~

そうすると、周辺住民の中で、平均所得を下げているのは我が家なのだ。

せめてもの救いが、ご近所のおかげで、なんとなく高級住宅街に住んでいる感覚になるところ