怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

日本に帰りたくなるとき

2008年08月27日 | ここの生活
私は街中と村中の2ヶ所の図書館の貸し出しカードを持っている。
どちらも公立で、身分証明書を提示すれば(連絡先が必要だから、旅行者は難しいかも)カードを作ることができる。

街中図書館は年会費20ユーロ(約3000円)。
村中図書館は無料。

図書館が有料なんて、日本の感覚から言わせれば
「税金でやっているくせに、また金を取るのかよ~」
だが、ここはドイツ。
ドイツにはドイツのやり方があるのだから、仕方ない。
おまけに、土曜の午後と日曜日は休館だ。
今でもここはキリスト教会の影響力は強く、商店などの日曜日の営業は禁じられている。
が、図書館も休館とは何事か・・・
キリスト教は日曜に本を読むことさえ嫌うのか・・・
ああ~ここはドイツ。ここにはここのやり方・・・ああ~


思えば、わたしの通っていた実家付近の図書館はたいへんそうだった。
ページを切られた本、雑誌。
職員に難癖つけるおじさん。
ひたすら「すみません、ごめんなさい」と謝罪を続ける職員に1時間以上もなにやらおじさんは不満を言い続けていた。
しかも、わたしが来館するたびにいた・・・おじさん毎日来る?
いつもいっぱいの来館者。
休日などは読書席を取るために学生が開館前から並んでいたものだ。
いっそのこと、ドイツと同様、有料にしたらもう少し、快適になるのかもしれない。
雑誌に「図書館は無料貸し本屋か?!」とタイトルのついた記事を読んだことがある。
日本の図書館、疲れているのかもしれない。(おじさんも・・・?)

さて、今日の村中図書館。
貸し出し期限を過ぎてしまった私に、職員は8ユーロ(約1300円)を請求した。
期限を過ぎると1冊あたり1ユーロの罰金を支払わなくてはならない。
ここで本を借りるようになって8ヶ月、注意をしているのだが、どうしても忘れてしまうこともあり、今まで数回払っていた。
今回は5冊分5ユーロとなにやらわからない説明のプラス3ユーロ。
村中図書館は年会費は無いが、罰金はちゃんと取る。
信じられない。
利用者が無返却や紛失を繰り返してきたからこのような制度を取り入れたのだろう。
でも!
日本の感覚で、ここに来ている私には腹立たしくて仕方ない。

夫に「日本に帰りたい」と思わずもらしてしまった。

特別な読書好きでもないし、ましてやドイツ語をすらすら操れるわけでもない私がここの図書館を利用すること自体が無理があるのだけど!


図書館でのトラブルくらいで「日本に帰りたい」と夫に泣きついていたら、先が思いやられる。
ああ~
でもね~
会費制、罰金制の図書館、馴染めない!!!






幸いなことに、お天気は最高!

きれいな風景を撮影することができ、気分転換はらくらく終了した。