怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

C子ちゃんのケーキ

2008年08月12日 | お菓子
来年3月から日本に1年間留学する16歳のC子ちゃんとは、毎週1度会っている。
C子ちゃんについての記事はこちら留学生C子ちゃん

私は何も言っていないのだが(もしかして、目が語ってしまったのかもしれない)、彼女、髪の色を変えた。
金髪から黒髪へ~
前髪はむらさきぃ~
ま、いいか。金髪より落ち着いて見えるぞ。
「本当の髪の色は何色ですか?」
と尋ねると、
「茶色」と、答えた。
彼女の瞳の色は、ものすごくきれいな青だ。
もしかしてカラーコンタクト?、とちらと思ったが、それは聞かないことにしておこう~
黒髪に深い青い瞳、かなりいい感じだし。
前髪のむらさき、ま、いいか。

口数の少ないC子ちゃんを相手に、めちゃくちゃなドイツ語で日本語を教える私。
あまりに意味不明なドイツ語のためか、C子ちゃん、反応無し・・・
彼女が教える番になっても、おとなしさで盛り上がりに欠け、はっきり言って、最初の数週間はまるで面白くなかった。

2週くらい前から、どうやら私に慣れてきたらしく、ぽつぽつと語るようになってきた。
(もしかして、私、怖かった?!)

そして、今日、彼女は私のために手作りケーキを持ってきてくれた。

じゃぁ~ん!!



パン屋でもよく見るスタイルのケーキだ。
それらと全く同じ雰囲気に、上手に作られている。
この一切れを測ると・・・・
縦12センチ、横8センチ、高さ4センチだ。
でかい。
C子ちゃん、私より小さいのに、ケーキはでかい。
からだの大きさに比例せず、その土地の文化に、ケーキの大きさの標準の常識が育て上げられることを知った瞬間だった。

C子ちゃん、日本で小ぶりのケーキに泣くだろうな~
かわいそうに~
1年後にはもっと小さくなって、ドイツに戻ってきたら、どうしよう~

または~
金色、ピンク、青などに髪を染めた日本人クラスメートをホームステイ先きの家に招き、このサイズのケーキをC子ちゃんは披露する。
「なにこれぇ~、Cちゃん、ドイツで毎日こんなでっかいケーキ食べてんのぉ~?太るよぉ~、はっはっはぁ~」
と笑われているシーンを想像してしまったぁ~

または~
日本の、サイズは足りないが、味の繊細なケーキにC子ちゃんは感動し、熱心に日本風ケーキの技術習得に励む。
で、帰国後は学校卒業後、ケーキ屋を始め、大繁盛~!
(わたしも、買うぞぉぉぉ!)
の、将来を想像してしまった。

さて、お味のほうはまだ見ていない。
夫に見せてから、試そうっと。