飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

補欠一覧

2022年10月21日 18時44分30秒 | 仕事術
学校というところは、経験と勘で動いている。
その場しのぎの場当たり的な対応で日々なんとか乗り切っている。

先生方は、当然仕事人としてだけで生活しているわけではない。
家庭の用事もあるだろう、体調を崩すことだってある。
学校をお休みしたり、年休をとったりすることは日常的なことで当たり前のことだ。
しかし、教室は子どもたちがいる。
何もしないということはありえない。
そこで補欠の教員を配置することになる。
地域によって呼び名は変わる。
補教という方がいっぱんてきなのだろうか。

要するに学級に担任が不在となったときだれがその学級にいくのかということだ。
多くの学校は、お休みがわかった時点で教務主任や主幹教諭が補欠表をもって、ひとりひとりの先生方に、空き時間を確認して行ってもらえるかどうかを確認してまわる。
実に、非効率的なことだ。

学校は時間割で動いている。
毎時間の教師の動きは決まっている。
したがって、月曜日の1時間目には、誰が、補欠可能かは、決まってくる。
それを1週間分、表にしておけばいいい。

もし、補欠が複数いる時間帯には、第1補欠、第2補欠、第3補欠というように決めておく。
補欠は、お互い様の助け合いで成り立っている。
空きに時間には、ノートを見たり、教材研究をしたりしたい気持ちはわかる。
しかし、自分がお休みしたときには、それはせずに学級の補欠にいってくれている教員がいるから休めるのである。
自分も教務主任のときにこの補欠の調整は結構苦労をした。
気持ちよく行ってくれる先生とあからさまに嫌な顔をする先生とにはっきりとわかれる。
それでいて、チーム○○と言ったり、教員間の支え合いがないなどと自ら言ったりする。

補欠にいった数はしっかりと記録をして、公表をする。
そして、年度末には不公平がないようにするのである。

親切で思いやりのある先生が忙しくなり、わがままを言う教師が楽をする仕事現場はプロとは言えないだろう。

saitani
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