飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

電話対応

2023年11月11日 09時53分58秒 | 仕事術
職員室にいて以前から気になることがある。
自分も若い頃、先輩教師に注意されて、それ以来気にして実行していることだが。
それは、教師が電話での対応や面談のときに「うん。」と相づちをうつこと。
特に毎日学校にかかってくる電話対応が気になる。

様々な学校に勤務して、多くの先生方の電話対応を聞いてきて、半分以上の先生方は「うん。」と相づちをうっていた。
そうなると、自分の感性の方が常識外れなのかと考えてしますこともある。
学校外の生活の中で、一般的に社会人と言われる方々と当然ながら接する機会が多くある。
スーパーマーケットの店員、コンビニのレジ、大型商業施設の各店舗、レストラン、カフェ等。
そこで相手が、私の問いかけに対して「うん」と返事をすることはまずない。
となると、やはり、相手に「うん」と相づちをうつことは非常識なのだろう。

教師は様々な人に対応する。
教師と保護者、教師同士、教員と教育委員会、教員と出入りの業者等。
この関係は社会における大人の関係にあることは間違いない。
私は、教師がよく言われる、世間知らずとか、非常識だという意見には否定的だ。
むしろ、教師ほど様々な能力を必要とする職業はないし、これだけの高学歴集団も他にはないと思っている。
しかし、この「うん」だけは非常識だと感じてしまう。

ついやってしまいがちなNG対応がある。
①「もしもし」
家族や仲の良い知り合いに使う言葉。
電話にでたら「はい。〇〇学校です。」と言う。

②あいづちの「うんうん」
相手は友達ではない。
「はい」に直す。
親しみは大切だが、それは別なところでつくっていくべき。

③上から目線
「~してあげました。~にしましょう。」
「これはわかりますよね。」
など偉そうにされるとどんなに正しいことでも素直に受け入れられないもの。

④過度な下手
「大変申し訳ございません。私の不行き届きで~」
下手に出過ぎると過度な要求をされてしまうことにつながることもある。
謝罪すべき事は誠意をもって伝える。

⑤電話後にすぐに離席
留守電や不在着信を残したときは可能なら10~15分程度は待つ。
すぐに折り返したのに不在では、あまり良い気はしない。
離席する場合は、事務室や関係の教員に折り返し電話がある可能性を伝えておく。

⑥同僚に「先生」をつける
「先生」は敬称。
同僚に敬称は不要。
「佐藤は席を外しております。」
これは失礼ではない。
たとえ年上でも。

⑦あいまいな返答
「大丈夫だと思います」
など曖昧な返答に気をつける。
けがの連絡の時は特に注意が必要。
勝手に判断をしない。

⑧長い保留
1分を過ぎそうであればかけ直す。
長くなればなるほど相手はイライラし、電話代もかかる。

saitani


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