飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

ネームプレートの活用

2023年12月20日 08時22分26秒 | 授業論
どこの教室にもあるものそれはネームプレート。
このネームプレートを教師はどのように活用しているだろうか。
提出物のチェックや班替え、行事のグループ編成等のときに使う。
それも一つの方法だが、本来は授業の中での活用が望まれる。
ではどんな使い方があるのか。
少し整理してみる。

1 立場を示す……自分の立場や考え方を明確に示す
2 選択する ……いくつかの資料や参考データを提示して、どれを自分は選択をするかを明確にする
3 動かす  ……自分や友達の考えの変容が視覚的にわかる
4 子どもの発言を位置づける……今自分の思考段階はどこにあるのか、また、どのような経過をたどって現在に至っているのかを明確にする
5 友達の考えと結びつける……矢印やカテゴリー分けをすることにより類型化したり、関連付けたりすることができる
6 どこが大切だったのか示す……最終的に自分の考えはどの時点に落ち着いたのか、討論によってどの立場を支持することになったのかを示す
7 自分の意見を大切にする……自分の考えを黒板に書き、名前を明示することにより個々の意見が尊重される

最近はICT活用の影響や画面共有の機能を活用できるようになったため、ネームプレートの活用が見られなくなったが、現在においてもネームプレートは有効な教具になりえると思う。

saitani


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