飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

チームワークを阻む最大の障害

2008年01月04日 23時33分48秒 | 教育論
以前買った本で最近読み返している本がある。
これは「ウエスト・ポイント流最強の指導力」という本である。
これはサブタイトルに「ウエスト・ポイントはリーダーシップをどう教えているか」とあるようにリーダー哲学を教え、実践の場面で部下をどのように導くかが書かれている。

その中に、本当の意味で高い能力をもったチームワークを阻む最大の障害は、普通はリーダー自身の心の中にある。
リーダーが陥りやすい典型的な落とし穴には四つあるという。

1 自立型シンドローム
リーダーの多くは自分一人ですべてを解決し、すべての質問に答えなければならないと信じている。

2 偏執性シンドローム
リーダーの多くは管理データを自分で厳密に管理しすぎ、情報を部下に流すことをしない。

3 弱い者いじめシンドローム
管理者の中には、部下に任務を遂行させるためには言葉や感情に訴え、手荒く扱わなければダメだと信じている者がいる。

4 「一人が、自分のために」シンドローム
リーダーは、部下の一人一人がただ自分の仕事さえやってくれれば、すべてうまくいくと単純に考えている。

チームに期待するものは、シナジー効果である。
教育とは違った分野でのリーダー論ではあるが、学ぶべきは多くある。

saitani
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